次から次へ、二世タレントが誕生する。
大筋は俳優で、ミュージッシャンも多い。
ある有名な歌手・俳優の息子は慶応高校を成績不良で退学になり、アメリカに渡り、ミュージッシャンになり、歌の世界で頑張ったが大きく花を咲かせなかった。親の20光でも大成は無理だった。
テレビで活躍した夫婦の息子は高校卒業で俳優を目指したが、使い物にならなかった。私が関係する俳優塾にお情けで入学したが、ろくに勉強しない。直ぐにここからも消えて行った。親の7+7の14光で少しは売れそうだが、あの石井プロデュウサーも相手にしなかった。
私の教室で一時預かった10代の二世タレントは、何時も同じ事務所の年上の生徒の影に隠れて、独り立ちしない。まるで「お兄さん」に甘えに来ているようだった。
自分で考え、行動する癖をつけないと俳優はやれない。もう直ぐ18才というのに、まるで幼稚園生のようだった。外国人の母親に溺愛されたようで、何度、一人で立てと叱っても、泣きそうな顔をして年上の生徒の後ろに隠れる。結局、私の教室から外れていただいた。それから3年ぐらい親の3光ぐらいで、細々と映画の脇役をやっていたが、完全に消えた。
毎年、多くの二世が誕生するが、直ぐに消える。
佐藤浩市さんは活躍しておられる。但し父親の三国連太郎さんとは幼くして別れていた。殆ど親の「光」を受けていない。恩恵を受けたのは遺伝子だけか。
企業でもそうだが創業者は頑張る。二代目は親の業績の上に胡坐をかき、チンタラ大甘の仕事をする。大体三代目で破綻する。
かわいい子には旅をさせろと言うが。他人に預けて「厳しさ」を身につけさせるのだ。私はこの点ではかなりお役に立ちそうだ。
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