ステロイド注射で一時抑えは出来る。
しかし3回ぐらいが限度だ。
数多く注射をうつと、腱が切れる事がある。
腱が切れると指が動か動かなくなる。
足のアキレス腱の小型だ。
この状態になると入院治療となり、治りも遅い。リハビリも大変だ。
腱は4つの鞘の中を動いている。
4つに分かれているのも、指の動きがあるからだ。
その一番目を切り開き、鞘の役目をさせないのが腱鞘炎手術だ。
残りの3つの鞘で充分役目を果す。
切り開いた鞘は放っておくと、切り開いた傷口が癒着して元に近い鞘になり二度手術をとなる
だから手術した翌日から痛みを堪えて動かすわけだ。
さてここまでたどり着くのに医療はどれだけの試行錯誤をしたのだろうか。
キーパンチャーと言う職業が昔あった。多くの作業者が腱鞘炎にかかった。
今のように直ぐに職場復帰が出来たのだろうか。
多くは職業をやめたようだ。
医療の成功は数多くの失敗と試行錯誤の上にあるのだろう。