妻は現在、67才、多々系統萎縮症と言う難病だ。
50才ごろ発症して認定されたのは8年ぐらい前である。
体調が狂い始めても、幾つかの大病院も分からなかった。
8年前頃、表参道に住んでいたので、広尾の日赤病院本院で初めて難病と診断された。
初期の症状として自転車で転ぶ、自動車運転がおかしくなるであった。
小脳関係の異常で運動能力に変調をきたした。
そして、65才の年末に肺炎で入院して死の淵まで落ち込んだ。殆ど植物人間の一歩手前まで悪化した。
短期入院後、寝たきり老人専門の病院に移転する予定を私が強引に、自宅に戻した。
それ以後、通院して担当医師に診てもらっているが、毎回『良くなった』と言われている。
この日記の最終章は杖か歩行噐で自力で歩けることにある。
担当医は『信じられない』と大きな驚嘆をするであろう。