Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

ブレブレ

2009-06-30 23:27:39 | コメント
衆院解散の判断をめぐって迷走を続ける麻生太郎首相が29日、参院決算委員会で、「9月(10日)の任期満了まで、さまざまなことを勘案する」と述べた。25日の講演では「そう遠くないうちに」と早期解散をにおわせてみたが、党内の反発が強まったこともあり、再び後退。検討した役員人事も、正式に見送りを表明した。煮え切らない麻生氏に対し、この日「麻生おろし」の動きは一気に拡大した。自力解散を危ぶむ声も出始めている。

 委員会冒頭、麻生氏に解散時期をズバリ問う質問が出た。木俣佳丈議員が「総理の言葉にこの1週間、翻弄(ほんろう)されている。ある時は『そう遠くない』、ある時は『早期にとは言ってない』。(7月8日開幕の)サミット前は無理と思うが、サミット後の解散か」と指摘した。

 25日に「そう遠くない時期」と発言以降、「7・2」などの日程が浮上。しかし、麻生氏は「9月の任期満了まで、さまざまなことを勘案する。それ以上でもそれ以下でもない」とはぐらかし、「任期満了」への“後退”を印象づけた。「記者の前では言いながら、国会で言えないのはおかしい」と指摘されたが、それ以上踏み込まなかった。

 そもそも麻生氏は昨年9月の就任直後とみられた解散を先送りし、今も熟慮中。自分で解散権を行使したいためだが、側近の進言や国会情勢、反麻生勢力の動きが気になり、タイミングを逃し続けてきた。今回も同じ流れになりかねない。

 麻生氏自身は早期解散を希望し、「7・2」「7・6」が浮上しているが、「やけくそ選挙」を阻止したい反麻生の動きは強く、今週2日の解散は厳しい状況だ。接戦が伝えられる来月5日の静岡県知事選で勝っても、6日は主要国首脳会議(サミット)でイタリアに出発予定。7月上旬の解散を見送れば、早くても、天皇皇后両陛下の外国訪問(3~17日)後、18日が浮上するが、苦戦が伝えられる東京都議選(12日投開票)で民主党に負ければ、万事休す。「麻生おろし」はピークに達し、解散権を行使できないまま退陣に追い込まれる恐れもある。

 麻生氏は29日夕、早期解散の布石とみられた党役員人事や内閣改造について「現時点では考えてません」と、見送る意向を示した。深夜には急きょ、公邸に河村建夫官房長官が入り、約1時間半会談したが、具体的な結論は出なかったようだ。「決断できない」といわれ続けて9カ月。確実に自力解散が可能なのは「7・2」しかない。麻生氏は本当に解散できるのか。

とはいえ・・・またまた周囲にあれこれ言われて「無理」じゃないんですかぁ?

劇場終幕

2009-06-29 23:25:59 | コメント
「小泉劇場」よもやの結末。任期満了に伴う神奈川県横須賀市長選は28日投開票され、元市議、吉田雄人氏(33)=無新=が、再選を目指した蒲谷亮一氏(64)=無現=と弁護士呉東正彦氏(49)=無新=を破り初当選した。投票率は45.22%で、前回を5.03ポイント上回った。
地元の小泉純一郎元首相(67)が全面支援した現職の敗北だけに小泉氏の次男、進次郎氏(28)が立候補表明している次期衆院選にも影響を与えそうだ。

 全国市長会によると、吉田氏は、千葉市の熊谷俊人市長(31)、三重県松阪市の山中光茂市長(33)に次ぎ全国で3番目に若い現職市長となる。

 無党派を掲げた吉田氏は、旧自治省出身の蒲谷氏を相手に「脱官僚」を訴え、市政刷新を期待する支持を集め、民主党支持層の大半を押さえ、自民党支持層にも浸透した。原子力空母ジョージ・ワシントンを横須賀基地に配備した米海軍に情報公開を求める方針で、対応が注目される。

 蒲谷氏は自民、民主、公明各党の地元議員や有力企業の支援を受け組織戦を展開したが、及ばなかった。

 吉田氏は横須賀市出身。IT関連会社から早大大学院を経て2003年と07年の2回の横須賀市議選でいずれもトップ当選した。

この結果は、閉塞している政治や経済の状況に活路を見出すため市民が新しい力を必要とした選択であるととれる。来るべき総選挙に当り、国民がこのようなスタンスで臨めば旧態依然とした勢力は世襲云々を論じる前に排斥されることだろう。

小泉元首相も、自らが口を開けば事態が裏目に出ることが多くなったこともあり、最近では随分大人しくなったように感じられるのは気のせいだろうか。

いよいよ??

2009-06-28 23:06:23 | コメント
沖縄気象台は28日、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より5日、昨年より11日遅い。入梅は5月18日で、梅雨は41日間だった。

 同気象台によると、この間の降水量は、那覇で同期間の平年値(320・6ミリ)の約1・8倍に当たる582・5ミリに達するなど、沖縄地方のほぼ全域で平年を上回った。4月下旬以降は少雨傾向が続き、県内のダム貯水率は一時、約45%まで落ち込んだが、6月下旬には約70%にまで回復し、恵みの雨となった。

ここ数日、気絶しそうなホドの猛暑に見舞われており、梅雨明けなどと改めて言われなくても夏を早くも実感していたところだった。そうですか、ようやく梅雨明けですか(^o^;


この期に及んで?!

2009-06-27 22:16:55 | コメント
麻生太郎首相(68)は26日、自民党役員人事の検討を開始した。早ければ7月2日にも実施する。人事刷新による支持率回復や衆院選に向けた態勢強化が狙いだ。

 焦点は細田博之幹事長(65)、笹川堯総務会長(73)、保利耕輔政調会長(74)の3役交代。新たな候補として、麻生首相に近い菅義偉選対副委員長(60)や人気の高い舛添要一厚生労働相(60)、論客の石破茂農水相(52)らの名前が取りざたされている。

 宮崎県の東国原英夫知事(51)に衆院選出馬を要請した古賀誠選対委員長(68)が留任するかどうかも注目だ。

人気の高い舛添さんと石破さん・・・何てことはない、自らの職務を信念をもって誠実に努めている面々ではないか。それだけ他の閣僚はまともな仕事も手に付かず政争に躍起になっているということか。

そういう亡国の党はとっとと下野して一から出直した方がいいのではないか。次回の総選挙の結果が本当に楽しみだ。

双子の赤ちゃん

2009-06-26 23:49:25 | コメント
札幌市円山動物園で5月2日に生まれたユキヒョウの双子の赤ちゃんが26日、報道関係者に公開された。一般公開は7月2日を予定している。

 双子は雄雌1頭ずつで、体重は雄が約2・7キロ、雌が約3・4キロ。しっぽを除いた体長はいずれも約40センチ。

 白地に黒い斑点模様の体毛に包まれた2頭は「ミャーミャー」と甲高い声で鳴きながら、柵につかまったり、芝生に寝そべったりと愛らしい姿を見せた。名前は今後、公募する。

 円山動物園では、昨年12月に生まれたホッキョクグマの双子が「円山ツインズ」と呼ばれ人気を呼んでいる。

 酒井裕司園長は「新たな“白いツインズ”として、2頭のじゃれ合う姿や成長の過程を見てほしい」と期待を寄せた。


凄く関心あるのだが、札幌ではさすがに遠くて行けないな。。せめて上野動物園辺りで、こういう慶事がないかなぁ(^_^;

銀行合併

2009-06-25 23:36:58 | コメント
経営統合に向け交渉中だった新生銀行とあおぞら銀行が、来年中に合併することで基本合意したことが25日、明らかになった。7月初旬にも正式発表する。業績不振が続き、単独での財務基盤強化や収益力向上には限界があるため、合併で生き残りを目指す。合併後の総資産は18兆円を超え、中央三井トラスト・ホールディングスを抜いて国内6位の大手銀行グループが誕生する。

 両行は当初、来年夏にも共同持ち株会社を設立して両行が傘下に入る形で経営統合し、その後合併する方式を検討していたが、経営統合の効果を早期に出すため、一気に合併する形に切り替えたとみられる。合併比率は「1対1」を軸に調整している。

 新生、あおぞら両行は国内の脆弱(ぜいじゃく)な営業基盤を補うため、海外のリスクの高い証券化商品などへの投資を積極的に進めてきたが、世界的な金融危機の影響を受け、業績が悪化。今後は国内の法人や個人向けの銀行業務に回帰し、経営再建を進める方針。

 新生銀には米投資ファンドのJCフラワーズが発行済み株式の33%を出資。あおぞら銀には米サーベラスが議決権ベースで50%超を出資し、子会社化している。当初は合併後の主導権をどちらが握るかなどで対立もあったが、最終的に両ファンドとも合併に合意したもようだ。

 新生銀には約2200億円、あおぞら銀には約1800億円の公的資金が残っているが、両行は財務の健全性を高めるため、追加申請も検討している。あおぞら銀は2009年3月期連結決算で2425億円の純損失、新生銀は1430億円の純損失を計上。両行とも金融庁から業務改善命令を受ける可能性が高い。

 09年3月末の総資産は、新生銀が11兆9491億円、あおぞら銀は6兆773億円。

バブルの頃ならいざ知らず、この空前の不況時に合併を図るとは意外だった。まぁそれはいいとして、まずそれぞれの公的資金を返済してから行うべきではないか?増してや追加申請というのは。。今後の両行の動向が注目される。

唐津城

2009-06-24 23:45:11 | コメント
佐賀県唐津市教育委員会は23日、豊臣秀吉との深い関連をうかがわせる金箔(きんぱく)瓦1点が、同市の唐津城跡から出土したと発表した。同県内では、秀吉が16世紀末の朝鮮出兵の拠点とした名護屋城跡(同市)に次いで2例目。

 秀吉は京都から名護屋城への西進ルート上の城郭に金箔瓦を使っていることから、市教委は「唐津城築城(1608年)以前の唐津を、秀吉が名護屋城の後方拠点にしていた可能性が強まった」とみている。

 秀吉は高槻城(大阪)、岡山城、広島城、厳島神社や小倉城などを金箔瓦で装飾し、朝鮮や明からの使者に対し威信を示したと考えられている。

 唐津城跡の金箔瓦は、唐津市教委が石垣再整備のため進めていた石垣解体と発掘調査に伴い、城の東側石垣から出土。シャチ瓦のひれの部分とみられるという。

 市教委によると、金箔瓦は織田信長が安土城に初めて使用。秀吉は信長の後継者として存在を誇示するため、大坂城に初めて使用した。

 一方、唐津城跡の調査では金箔瓦とは別に、名護屋城と同じタイプの瓦千点以上も出土。市教委は「江戸初期の唐津城築城の際、名護屋城の瓦が再利用されたという伝承が補強された」としている。

”金箔の 瓦太閤 夢の跡” こんな感じであろうか。

そのまんま要請

2009-06-23 23:39:31 | コメント
自民党の古賀誠選対委員長は23日、宮崎県庁に東国原英夫知事を訪ね、次期衆院選への自民党からの立候補を要請した。ただ東国原氏は出馬の条件として「党総裁の候補にする」ことなどを提示したため、結論は得られなかった。会談後、両氏が記者団に明らかにした。

 麻生内閣の支持率が急落する中、知名度が高い東国原氏を担ぎ出すことで、無党派層の支持を獲得したいとの自民党側の狙いがあるとみられる。小選挙区か比例代表かは明らかにしていないが、自民党幹部は「立候補する場合は比例代表になるのではないか」としている。

 東国原氏をめぐっては昨年10月に中山成彬前国土交通相(宮崎1区)が衆院選不出馬を表明した直後、自民党が出馬を打診したものの、東国原氏が不出馬を表明した経緯がある。

 自民党は橋下徹大阪府知事や森田健作千葉県知事ら全国的に知名度がある知事にも衆院選での選挙支援を要請したい考えだ。

 かつて政権与党に復帰するために党としての主義主張の違う社会党と連立を組み党首の村山を首相に担いだ自民党である。さすがに現状でこの要求を受ける可能性は低いが、次の総選挙で政権から追われるような事態に陥ったら恥も外聞も棄てて「東国原担ぎ」を進んで行うかも知れない。

落書き

2009-06-22 23:37:51 | コメント
建物に多数の落書きが見つかった世界文化遺産の国宝・姫路城(兵庫県姫路市)で、城内の樹木にも人名や相合い傘を刻んだ「落書き」があることが22日、分かった。

 落書きが見つかったのは、世界遺産の指定区域に当たる三の丸広場のモチノキ。高さ約10メートルの木の樹皮に、鋭利な刃物のようなもので人名など20個以上が刻まれていた。コケが生え、かなりの時間が経過しているものもあった。

 管理事務所によると、落書き部分を削れば枯れる可能性もあり、特に修復などはしない。姫路城では天守閣周辺だけで1600本以上の樹木があるという。管理事務所は「今後は見回りの中で注意して点検していきたい」としている。

 姫路城の建物では約600個の落書きが見つかっている。

そういえばアンコールワット等の世界遺産でも日本人による落書きが発見され顰蹙を買っているという。ほんの一部の心無い人達による仕業ながら、こういうモラルの低さや認識の甘さについては今後改めていかねばならない。

7・2解散?

2009-06-21 23:02:43 | コメント
麻生太郎首相が20日、地元・衆院福岡8区の選挙事務所を福岡県飯塚市内に立ち上げた。事務所開きには姿を見せなかったが、次期衆院選に向けた準備を本格化させた格好。衆院解散・総選挙の日程をめぐって憶測が飛び交う中、「7月2日解散―8月2日投開票」との見方が強まった。

 開設したのは、首相が支部長を務めている自民党福岡8区支部の選挙事務所。式典には後援会幹部や県議ら約300人が参集。千賀子夫人は「自民党にとっても麻生にとっても厳しい選挙。勝ち抜くために地元の力をお願いしたい」と訴えた。直方市にも後援会の選対事務所が設置された。

 首相サイドは、地元での選挙準備が「解散準備と誤解されかねない」として、これまで開設を先延ばしにしてきた。衆院解散・総選挙の日程をめぐる憶測に影響を与えそうだが、事務所側は「衆院の任期満了まで残り2カ月半。準備入りは当然のことだ」と強調した。

 首相は昨年秋以降、「政局より政策」として解散を先延ばしにしてきたが、19日に政府・与党が終盤国会の重要法案と位置づける海賊対処法案などが成立。衆院選の前哨戦と位置づけられる7月の静岡県知事選(投開票5日)と東京都議選(同12日)で連敗すれば「麻生降ろし」が本格化しかねないため、天皇、皇后両陛下が外遊に出発する前の7月2日に解散するとの見方が浮上。8月2日投開票が有力とみられる。民主党の岡田克也幹事長は山形市などで講演し「7月2日に解散し、8月2日に総選挙を行う可能性も否定できない状況」と述べた。

 ただ、都議選に専念したい公明党が猛反発するのは必至。鳩山邦夫前総務相の更迭劇などで内閣支持率が急落し、与党内では早期解散に否定的な声もある。

 自民党内では総裁選前倒しの動きも表面化しており、内閣改造論もくすぶるが、野党が「選挙目当て」と厳しく批判するのは確実。首相が主導権を握れないまま衆院選が8月30日か9月6日まで先延ばしになる可能性もある。

まぁ、どちらにしても早く解散・選挙へと踏み込んでもらいたいモンだ。

中華的商標申請

2009-06-20 23:48:37 | コメント
歌手の浜崎あゆみや安室奈美恵、卓球選手の福原愛ら日本の有名人の名前が中国で商標申請され、一部がすでに登録されていることが20日、分かった。

 中国では、日本の「青森」「鹿児島」などの地名や「九谷焼」「美濃焼」などの特産品名が商標登録され問題となったことがある。申請された有名人は、中国でも知名度が高い人が多い。

 中国国家工商行政管理総局商標局の商標ネットによると、広東省の企業や湖南省の個人が、文具やフィットネスクラブの商標として「浜崎歩」を出願し、登録されている。ただ、これには異議が出されている。

 また湖北省の個人が、衣類の商標として「安室奈美恵」を登録。中国でも人気がある福原愛の名前も複数の人が登録している。このほか「高倉健」や「中島美嘉」についても申請が出された。

 中国の商標法によると、著名な外国の地名は商標登録できないとしているが、人名については明確に記されていない。

「コピー天国」と揶揄されるほど著作権等についての認識が低いお国柄のくせに、こういう所謂「固有名詞」を商標登録して権利を主張するなど、そもそもの発想自体がずれている。10億の民を有する巨大な市場とはいうものの、こういう部分の改善なくして経済大国としてのステイタスを得ることなど叶わないだろう。

エコポイント制度

2009-06-19 23:58:21 | コメント
二階俊博経済産業相は19日の閣議後の記者会見で、省エネ家電の購入支援策「エコポイント」制度で獲得したポイントと交換できる商品が271品目に上ることを明らかにした。具体的な交換商品は同日午後公表する。

 地域が発行する商品券や航空会社などの旅行券、大手カード会社や大手百貨店の商品券などが交換対象になるとみられる。

 エコポイントが付与されるのは、省エネ性能が高い冷蔵庫、エアコン、地上デジタル放送対応テレビで、今年5月15日から2010年3月31日までの購入分が対象。獲得したポイントの登録と商品交換の申請は7月1日からエコポイント事務局で受け付ける。

 経産相は同制度による経済効果について「最初考えていた以上に大きく発展している。成功の部類だ」と述べた。

。。こういうのを「自画自賛」っていうのか、政策の中身もろくに定めないうちに出しておいてよく言うわ、膨大な予算を投じるのだから先日の定額給付金同様一定の成果が出るのは当然で、要はそのかけた予算に対してどれほどの効果が上がるかということが重要なのではないか?こういうのって、まさに政権末期の「駆け込み政策」って感じがして感心しない。

臓器移植法改正案採決

2009-06-18 22:23:58 | コメント
衆院本会議は18日午後、議員立法4案が提出された臓器移植法改正案のうち「脳死は一般に人の死」と位置付け、本人が生前に拒否表明しなければ、家族の同意で臓器提供を可能にするA案(中山太郎元外相ら提出)を賛成多数で可決した。賛成263票、反対167票だった。同日中に参院に送付。最初に採決されたA案が可決されたため、残る3案は採決されず、廃案となる。

 現行法で15歳以上とされている年齢制限を撤廃し、子どもの臓器提供に道を開く。患者団体らは、脳死判定に至る条件が緩和されることから国内での提供者(ドナー)の大幅な増加につながると期待。ただ、衆院解散の時期によっては参院審議日程が厳しくなる上、法案修正や対案提出を模索する動きもあり、成立には曲折が予想される。

 中山元外相は可決後、国会内で記者団に「支援を待っている、待たざるを得ない人たちが救われる可能性が出てきた」と強調した。

 臓器移植法は1997年6月に成立。本人が生前に書面で意思表示し、家族が同意した場合に限って脳死を人の死とし、臓器摘出を認める。世界的に見ても条件が厳しく、これまで脳死下での臓器提供は81例にとどまる。このため大人、子どもを問わずに海外渡航して移植を受ける患者が後を絶たないのが実情だ。

 一方で国際移植学会が昨年、渡航移植禁止を求める宣言を発表。世界保健機関(WHO)も追認する方針で、渡航移植の道が閉ざされるとして法改正の機運が高まった。

 衆院厚生労働委員会は2回、計9時間審議し、本会議で中間報告を行い、委員会採決を省く異例の対応。共産党を除く各党は個人の死生観にかかわる問題だとして党議拘束を外し、投票行動を議員の判断に委ねた。共産党は「論議が不十分だ」として棄権した。

 採決されなかった3案は、年齢制限を15歳から12歳に引き下げるB案、脳死判定基準を厳格化するC案、大人は現行法を維持し臓器提供の年齢制限を撤廃するD案。

どの案に落ち着いてもそれぞれの問題は残すことだろう。それだけに、国会議員には真摯に取り組んで欲しかった。この本会議中に会議そっちのけで談笑していたり不謹慎にも居眠りしている議員は何を考えて会議に臨んでいるのか??そして、採決後のお決まりの拍手についても、今回の審議内容の重さを考えると余りに軽薄に感じられたのは果たして僕だけだったのだろうか?

鳩の勝ち

2009-06-17 22:45:46 | コメント
与党では17日、麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表の党首討論について「鳩山氏に軍配が上がった。勢いの違いだろう」(自民党参院幹部)との受け止めが大勢を占めた。内閣支持率急落を受け、反転攻勢のきっかけとして期待していただけに、失望感が広がった。

 自民党の細田博之幹事長は首相を「事実に基づいて反論していた。百点だ」と評価してみせたが、公明党の北側一雄幹事長は「これからだ。もう少し首相から民主党政策を問いただす場面がある方がいい」と次回以降に期待を示し、首相が劣勢だったとの認識をにじませた。

 自民党の伊吹文明元幹事長は「鳩山氏に具体論がないことを際立たせようとして首相が細かな数字を言い過ぎた」と指摘。別の参院幹部は「最後に安全保障の話題を持ち出したのは唐突だった。このままでは負けだと思ったのではないか」と述べた。

 若手議員は「与党だと『首相の方が良かった』と言わなければならないのがつらい。見に来なければよかった」と本音を漏らした。

これでまた内閣支持率が下がるのだろうか・・・もう落ちるところまで堕ちているとも思えるのだが。。ここまで来るともう数字自体の意味合いは薄いだろうが気になるところではある(^_^;

オタク離れ

2009-06-16 23:40:36 | コメント
若者の間で「麻生離れ」が進んでいる。共同通信社が13、14両日に実施した全国電話世論調査で「どちらが首相にふさわしいか」という質問に、年代別で前回、唯一、民主党の鳩山由紀夫代表を上回っていた20代で、麻生太郎首相と答えた人は21・7ポイントも下落し、28・5%だった。鳩山氏の45・5%を大きく下回った。麻生首相が期待する基盤の弱体化は顕著で、衆院解散戦略に影響を与えるのは必至。麻生内閣の支持率は17・5%と5月の前回調査から8・7ポイント急落した。

 「どちらが首相にふさわしいか」への回答で、麻生首相は、前回、上回っていた20代で、28・5%対45・5%と、17ポイントもの差をつけられて鳩山氏に逆転された。結果、全体で麻生首相は21・5%と、鳩山氏の50・4%に大きく差をつけられた。内閣支持率も17・5%と5月の前回調査から8・7ポイント急落、不支持率は10・4ポイント増の70・6%。漫画好きの麻生首相が支持を期待するオタクたちも麻生首相を見放したのか?

 政党支持率を見ると、民主38・5%に対し、自民は19・8%と急落したが、自民党支持率を年代別にみると、最も低かったのは20代だった。わずか8・1%にとどまり、前回から21・2ポイントの大幅ダウンとなった。衆院選比例代表の投票先を「自民党」と答えたのも20代が8・3%と最も少ない結果となった。

 年代別、職業別の政党支持率で自民党が民主党を上回ったのは、70歳以上、農林漁業だけ。頼みの綱の若者に見放されている。一方、幅広い年代、職業で民主党支持が浸透している実態がうかがえる。麻生首相はこうした世論調査で内閣支持率が下落したことに「私の責任だ。政策をきっちり実行していく以外に方法はない」と述べた。

 一方、日本郵政の西川善文社長の進退に関しては「辞任すべき」が75・5%で、「社長を続けるべき」の17・2%を大幅に上回った。西川氏の再任に反対した鳩山邦夫前総務相を事実上更迭した麻生首相の対応を「評価する」は17・5%にとどまり、「評価しない」は74・8%だった。

 西松建設巨額献金事件をめぐる民主党の小沢一郎前代表の対応という「敵失」で回復していた支持率が、再下落した。若者層の支持が期待でき、「アニメの殿堂」と呼ばれる「国立メディア芸術総合センター」(仮称)に対し、同じ自民党内から関連予算の執行停止を求める声も上がっている。調査では、内閣不支持の理由のトップは「指導力がない」だった。今後、与党内で「麻生降ろし」が再燃する可能性もある。

それにしても・・・オタクを始めとする若者層の人気の高さを見込まれて組閣へと白羽の矢が立ったと言っても過言ではない彼だったが、長引く不況に無策で傲慢なキャラが見事にアンマッチしてここまで堕ちた。衆議院の任期満了まであと数か月となったが、カチカチ山の泥船が沈む日は一体何時となるのだろうか。