自民党の各派閥が存在意義を問われている。所属議員が大量落選したうえ、領袖クラスが小選挙区で敗れて、求心力を失ったのだ。カネとポストを握り、戦後政治史を彩った派閥が、溶解寸前の危機に陥った。
119人が当選したなか、町村派は61人から23人に激減(衆参計50人)。このほか、津島派は3分の1以下の14人(37人)、古賀派25人(34人)、山崎派16人(19人)、伊吹派9人(15人)、麻生派8人(12人)、高村派5人(7人)となった。二階派に至っては、会長の二階俊博経産相1人しか当選できず、全員で3人になった。
派閥会長では、津島派の津島雄二元厚相が不出馬で、山崎派の山崎拓前副総裁が落選。町村信孝前官房長官、伊吹文明元幹事長が小選挙区で敗れ、比例復活したが発言力は大幅に低下した。
かつて、派閥の求心力の源泉は「カネとポスト」といわれた。だが、小選挙区制度になり、資金面ではすでに党の力が強まっている。今回、野党に転落することで、大臣ポストは配れない。それだけに党内からは「派閥はなくなり、党中心の運営になる」(古賀派幹部)との悲鳴も。
「大同団結だ。(党の衆院議員)100人程度で派閥なんて言ってられない」(閣僚経験者)という声がある一方、「かつての宏池会の流れをくむ古賀派と麻生派が組んで大宏池会になったり、石原伸晃幹事長代理らを中心に世代交代を目指す政策集団ができることもあり得る。なんでもありだろう」(自民党関係者)と、派閥の再編もささやかれている。
そもそも政権与党として常に過半数前後の議席を維持して来たからこそ存在し得た派閥であった。それが僅か3分の1にも満たない119議席を割って何が出来るというのか??
郵政の風が収まると共に小泉チルドレン達もほぼ一掃された。後藤田や河野といった自民の有望な若手ホープ達が堅調に再選を果たせたのは、風に流されることなく彼等の言動を見失わなかった有権者達の良識だろう。一方で所謂派閥の領袖やベテラン議員が小選挙区で落選したにもかかわらず比例で復活を果たし引き続き議員に留まるという実態については如何なものか・・・その辺、小選挙区で敗れたら即落選という公明党の方が潔いといえるか、党としてはどうしても好きになれないのだが。。自民のベテランや閣僚経験者達は黒子に徹し、いまこそ若手主導による世代交代を果たすラストチャンスである。それを果たせなければ、それぞれの政権与党復帰への思惑を胸に統制が取れなくなり、遂には党が瓦解してしまうかも知れない
(>_<)民主が過半数以上を取った以上、切り崩しなど到底無理、志を同じくする者は逆に取り込まれてしまうかも知れないからだ。
民主の政権与党としての健闘と共に、野党から這い上がって来る自民の再生にも今後期待したい。
119人が当選したなか、町村派は61人から23人に激減(衆参計50人)。このほか、津島派は3分の1以下の14人(37人)、古賀派25人(34人)、山崎派16人(19人)、伊吹派9人(15人)、麻生派8人(12人)、高村派5人(7人)となった。二階派に至っては、会長の二階俊博経産相1人しか当選できず、全員で3人になった。
派閥会長では、津島派の津島雄二元厚相が不出馬で、山崎派の山崎拓前副総裁が落選。町村信孝前官房長官、伊吹文明元幹事長が小選挙区で敗れ、比例復活したが発言力は大幅に低下した。
かつて、派閥の求心力の源泉は「カネとポスト」といわれた。だが、小選挙区制度になり、資金面ではすでに党の力が強まっている。今回、野党に転落することで、大臣ポストは配れない。それだけに党内からは「派閥はなくなり、党中心の運営になる」(古賀派幹部)との悲鳴も。
「大同団結だ。(党の衆院議員)100人程度で派閥なんて言ってられない」(閣僚経験者)という声がある一方、「かつての宏池会の流れをくむ古賀派と麻生派が組んで大宏池会になったり、石原伸晃幹事長代理らを中心に世代交代を目指す政策集団ができることもあり得る。なんでもありだろう」(自民党関係者)と、派閥の再編もささやかれている。
そもそも政権与党として常に過半数前後の議席を維持して来たからこそ存在し得た派閥であった。それが僅か3分の1にも満たない119議席を割って何が出来るというのか??
郵政の風が収まると共に小泉チルドレン達もほぼ一掃された。後藤田や河野といった自民の有望な若手ホープ達が堅調に再選を果たせたのは、風に流されることなく彼等の言動を見失わなかった有権者達の良識だろう。一方で所謂派閥の領袖やベテラン議員が小選挙区で落選したにもかかわらず比例で復活を果たし引き続き議員に留まるという実態については如何なものか・・・その辺、小選挙区で敗れたら即落選という公明党の方が潔いといえるか、党としてはどうしても好きになれないのだが。。自民のベテランや閣僚経験者達は黒子に徹し、いまこそ若手主導による世代交代を果たすラストチャンスである。それを果たせなければ、それぞれの政権与党復帰への思惑を胸に統制が取れなくなり、遂には党が瓦解してしまうかも知れない
(>_<)民主が過半数以上を取った以上、切り崩しなど到底無理、志を同じくする者は逆に取り込まれてしまうかも知れないからだ。
民主の政権与党としての健闘と共に、野党から這い上がって来る自民の再生にも今後期待したい。