Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

取り止め

2009-07-26 23:01:54 | コメント
麻生太郎首相は26日午後に予定していた山口県防府市の豪雨被災地の視察を「現地が悪天候で二次被害の恐れがある」として、急きょ取りやめた。

 首相は羽田空港で記者団に「山口県で強い雨が降っており、さらに強く降り続く予報となっている。二次災害発生も懸念され、地元の状況を考慮し現地調査は中止することにした」と説明。「二次災害の防止と復旧・復興に万全を期す。亡くなられた方々にお悔やみを申し上げる」と述べた。

 同時に「国道262号が寸断されているため、迂回路として機能している高速道路の無料化の要望が二井関成山口県知事から電話であった。西日本高速道路に速やかに無料にするよう要請したい」と指摘した。

 当初、首相は7人の死者・行方不明者が出た特別養護老人ホームの視察や二井知事らと復旧支援などをめぐり協議するため、羽田空港から航空自衛隊のU4多用途支援機とヘリコプターを乗り継いで防府市入りする予定だった。

先日、僕がこちらに書くまでもなく首相の被災地への現地入りは官邸にて検討されていたということだ。
それにしても・・・この「決断」を知り、首相や自民党には悉く運がないなぁと感じた。被災地へ現地入りし激励する!これが駆け引きなく出来るのはいち国会議員や党の代表、そして閣僚ではない。誰あろう国のトップたる内閣総理大臣の専権事項であると言っても過言ではない。首相は、先日の会見で「国民を守る」と断言した。今回の災害は、その発言を体現し実行出来る千載一遇のチャンスだった。別に豪雨の中、国民の目前に立って直接声をかけろというのではない、自らの足で現地入りし、自らの言葉で痛みを分かち合い、国民へ「魂のメッセージ」を発信することこそが肝要なのだ。危険を顧みず「我が身はいつでも国民と共に在る」の姿勢を示せば現在自民党に吹いている逆風は一瞬にして向きを反転させることだろう。
そこは腐っても内閣総理大臣、そのひと言はそれだけの影響力をもつのだから。

やはり「運がない」というのは、こんなものかも知れない。