joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

ジョージ・マイケル

2005年03月08日 | Music
気分の落ち込みが続いています。やっぱり疲れている。どうしてだろう?

昼食を摂り、借りていたCDを返しにレンタル店へ行きました。ついでに大倉海岸の海を見ます。なんとなく今日の水はうるうるしていて、また太陽の光が反射して、宝石みたいにつぶつぶがキラキラしていました。

帰ってから、いらない本やCDをアマゾンや楽天の中古販売に出す手続きをしました。売れてくれるといいのだけど。

最近は、ジョージ・マイケルのCDをよく聴きます。15年以上も前に買った“Listen Without Prejudice, Vol. 1”や最近借りていた“Songs From the Last Century”など。

ジョージ・マイケルという人は巨大な才能をもちながら、なんとなくコンプレックスというか垢抜けなさが残っていて、逆にそういうところが僕は共感をもっています。

本人は単純にソウル・ミュージックを中心に音楽が好きで、自分の好きな音楽をやりたいだけなのだろうな。

彼がプリンスのライブを観に行って、途中で会場から出ると、プリンスが「ジョージ・マイケルが出て行ったぞ」と大声で叫んだそうです。多分、プリンスにしてみれば、ジョージ・マイケルのやっていることは自分たち「ブラック文化」の模倣だから、からかいたくなったんだと思います(プリンスには、そうやって他の大物アーティストを笑いものにすることが時々あった)。可愛そうなことするなぁ、と僕は勝手に同情していました。

僕の行きつけのレンタル店には、ジョン・レノンのCDはなぜかたくさんあるのに、ジョージ・マイケルのCDは4枚ほどしかない。残念。

ともかく、“Songs From the Last Century”はとてもいいですよ。


最近は、“Songs From the Last Century”のようなジャズ・ナンバーをインターネット・ラジオで聴くことがあって、自然に馴染んでいけます。以前はぜんぜん分からなかったのに。


涼風


ゆううつ

2005年03月08日 | 日記
なんだか憂鬱な気分が続いています。外の天気はとてもいいのに。

憂鬱の種は色々あります。言いやすいものから言いにくいものまで。

先月から網野義彦さんの『日本中世の非農業民と天皇』を読んでいます。天皇制について知って行きたいと思って図書館で借りたのだけど、読んでいてつらくなることがあります。僕から見ればかなり細かい地域の歴史的事実を資料を基に追っているので、それが全体的状況とどうかかわるのか見えにくいから、読んでいて苦しくなる。

そういう点は、僕の歴史に対する弱さかな、と思います。そんな全体とのかかわりとか考えずに細かいことに嬉々とした喜びを見出せるの子供のような純粋さを備えるのが、本物の歴史家なのかもしれない。

それに対して、自分は知識が好きなのかどうなのか、分からなくなるときがあります。本当に知識が好きなのか、たんに自分の空白を生めるために知識を利用しているだけなのか。

この憂鬱に拍車をかけたのがテリー伊藤さんの『お笑い大蔵省極秘情報』。旧大蔵省の役人が本音を語ったといわれて話題になった本ですね。もう10年近くも前の本です。僕は噂だけ聞いていたけど、図書館で借りてみました。

内容は、まあ、大蔵省のキャリアがどれだけ優れたロボットなのかを自画自賛している内容です。あとそれに、適当に役人の破廉恥な厚遇を自分たちで暴露しています。

彼らが一様に、どれだけ自分たちの情報処理能力が高いか、つまり東大法学部の中のトップにいる人間がどれだけ他の人と違うのかを強調している姿には辟易すると同時に、たしかにある種の能力が彼らにはあるのだろうとも思います。

もっとも、彼らが大蔵省以外の人間は日本の財政の中身について分かっていないと馬鹿にするのはナンセンスだけど。だって、最も情報源に近くいて、しかもそれを秘密的に独占できるのだから、外部の人間が彼らより知識が劣るのは当たり前なのだから。そのことは彼らを優秀とする根拠にはならないのだけど。

ともかく、知識を処理する自分の遅さを省みて、ちょっとうんざりしました。ドイツ事情のブログとかしてみても、ちょっと気分的に疲れてくる。

なんだかさえないのでした。


涼風