joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

もう業界はいらない?

2005年03月04日 | Music
2005年3月4日に書いたエントリーですが、そのときに思った音楽配信に関することが『たけくまメモ』の最新エントリー「【著作権】平沢進インタビューが面白い」でも論じられていました。やっぱり「レコード会社」という組織はこれからなくなり、ネット時代では音楽に限らず“アーティスト”と消費者の垣根はどんどん低くなっていくのかもしれないし、なってほしいです。

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今日は、時間をかけてせっせせっせとパソコンのリカバリ(再セットアップ)を行いました。Yahoo BB!のモデムの電源を入れた後にパソコンを起動させると、最近は以上に時間がかかっていた。3、4分は時間がかかっていた。ほかの事に問い合わせた際にその異常に気づいた東芝のサポートの人が、「ゴミが溜まっているのでリカバリしたほうがいいです」とアドバイスしてくれたので、それに従いました。

再セットアップ自体は、今のパソコンはとても簡単ですねぇ。僕が初めてパソコンを買ったときなんかは(1997年)、セットアップなんて怖くて詳しい人に全部お任せという感じだったのに。

作業が終わり、もう一度起動すると、すっかり元通りになっていました。余計なファイルもないし、なんだかこっちの胸の中もすっきり。一年に一回ぐらいはリカバリするのがいいのかも。2年前に買ったDynabookが新品になって帰ってきたような感じです。

作業が終わり、夕食を食べ終わるころ、NTTコミュニケーションズのOCN関連の人から、ADSLとIP電話の勧誘の電話がかかってきました。いつもならすぐに断るけど、今日はちょっと話を聞いてみると、2月からの新しいサーヴィスだと月額3100円になり、IP電話も県外が一分8円、さらに同じ関連会社の電話だとタダになるという。これはYahooBB!と同額かそれより下になるのかもしれない。ついにYahooBB!の牙城を崩そうとする試みが現れたんですねぇ。

これは考慮の余地ありかもと少し思う。最初の2ヶ月はタダなのです。2か月分といえば6000円なので、僕にとっては大きな金額。

実際にどのくらい面倒なことが起きるのかはわからないけど、気分的にちょっと面倒だなぁとは思います。でも、総合的に考えたら乗り換えるのも悪くないかも。

とか考えて思ったんですが、プロバイダって新規申込者に対してはどこも2、3ヶ月は無料にしていますよね。ということは、しょっちゅう色々なプロバイダに乗り換えて頻繁に無料のサーヴィスを利用するという、そういうセコイことをしている人も世の中にはいるのかな?頻繁にとはいわなくても、1年に1回変えるだけで、毎年6-8千円が浮くわけです。なんだかセコい話だし、会社に対して失礼のような気もするけど、実際に行動に移している人もいるのかもしれない。


そういえば、そのYahooBB!で音楽の配信サーヴィスが始まるというニュースが来ました。今のところ、アルバム一枚ではなくて、一曲2-300円とかみたい。

もう音楽もCDではなくて配信サービスが中心になるのでしょう。僕は技術の進歩にはシンクロしていないタイプなので詳しくないけど、実はもう主流になりつつあるのかもしれない。

でも、思うのだけど、音楽をインターネットでダウンロード購入しても、今日の僕みたいにパソコンを再セットアップしたくなったら、それをどこかに保存しなくちゃならない。それはどうするのだろう?やっぱりCD-R?

だとしたら、それは実質的にはレンタルCDと変わらなくなりますよね。

そうすると、ダウンロード購入するよりも、レンタルCDの方が安いのだから、ますますレンタルの方に人が流れ込まないのだろうか?

レンタルではなくてCDを買うことのメリットは、歌詞カードがあったりジャケットがあること。でもダウンロードだとそういうものはない。もちろんその分コストは削減されるけど、でもさすがにレンタル料金にはかなわないでしょう。最近はレンタルもデフレが激しくて、僕の近くのチェーン店は、週に一度半額デーを設けているから、CDもDVDもビデオも1週間で旧作は150円、新作でも200円だったりする。もっと安いところもあるのかもしれない。

このあたりの事情は、全体的にはどういう流れになっているのだろう?

ただ、僕の印象だと、最近のレンタル店は、とくにCDに関してはとても品揃えが悪い。大抵どこも同じ店舗でDVD・ビデオも置いているので、あまりCDを置けないのでしょう。

僕が中学生のころは、レコード・CD専門のレンタル店があったけど、品揃えはとてもよかったと思う。TSUTAYAぐらいの大きな店じゃないと、あまり置いていないですよね。でも僕の家の近くにはTSUTAYAはないし。

レコードからCDへ。CDからネット配信へ。どれだけ「常識」が移ろいやすいかということですね。

そうだ。ネット配信が主流になると、もうメジャーとインディーズに垣根もなくなる。というより、素人とプロの垣根もなくなる。もうアーティストたちは、レコード会社のプロデューサーに振り回されずに、自分の作りたいものを作ってそれを配信すればいい。ここのアーティストがサイトを作っても見向きもされないかもしれないけど、こういう分野にはたぶん良心的な人も多いだろうから、メジャーと契約していないアーティストを一手に引き受けて曲を配信するサイトを作る人も絶対出てくるでしょうし、すでにそういうサイトがあるのかもしれない。

広告費はメジャーの足元には及ばないだろうけど、これからのネットの拡がりを考えれば、優良なインディーズサイトはとても有名になるだろう(orなっているだろう)。インディーズ会社や個人で配信サービスをする人たちも、元手はそんなにかからないはず。だってCDやジャケットを作って全国のお店に配送するというコストがいらないのだから。

つまり、ヘンな業界人(?)の思惑に左右されずに音楽を作りたい人が自由に音楽を消費者に届けることがより簡単になるわけですよね。もう有名になるために、レコード会社と契約できるかどうかということを考えなくていいのだから。

これってすごい時代かも。


涼風

参考:『新佃島・映画ジャーナル』 2005.2.24「もうCDなんていらない」

   「【著作権】平沢進インタビューが面白い」『たけくまメモ』

   


Being A Leader

2005年03月04日 | reflexion
「罪悪感は傲慢です。なぜなら、神よりも自分たちのほうが自分についてよく知っていると言っているからです」(『チャック・スペザーノ博士の癒し大全』p.111)。


わたしが罪悪感をもつとき、それは往々にして後悔のかたちをとります。その後悔は一種の自己正当化の試みです。「これほど悪いことをしたことをわたしはちゃんと認識しています。あなたに言われなくても、自分を十分に罰しています」。そう私は他人に言いたがっています。そうすることで、自分以外の存在に認めてもらおうと計算しています。

その罪悪感を手放すとは、開き直ることではないし、また縮こまることでもないのでしょう。むしろ、他人からの助けや許しを得ようとやっきになるのではなく、自分が助ける側に立つことを選ぶことなのでしょう。


涼風