冗談じゃねえぞ。
この暑さ、ちょっと異常過ぎないか?
あまりにも暑いので、「イトーヨーカ堂」の中にある「コメダ珈琲」に行って「かき氷」を食べようと思って行ったら、なんと12組待ち。
とにかく行列に並んだりするのが大嫌いなのでそのまま帰ろうとしたけれど、順番待ちの椅子に座っちゃった以上、途中で戻れなくなってそのまま数十分苛々しながら席に呼ばれるのを待つ。
ところが店内、冷房が効きすぎていて、寒いったらありゃしない。
結局、身体が冷え切って「かき氷」を食べる意欲がすっかりなくなってしまい、店内に通されてすぐさま「熱い珈琲!」とウエイターさんにリクエスト。
わざわざ、車を飛ばしてまで来ることなかったじゃんか!
でも、すっかり冷え切った身体を熱い珈琲で温めたまではよかったけれど、また外に出たら凄まじい日差しでクラクラしてしまった。
車に乗って外の気温を見てみたら、37度! 青森で37度って・・・。
家に戻って部屋に入り、クーラーを点けてゆっくり映画を観ることにした。
映画「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」。
実はこの映画、春先「シネマ・ディクト」で上映していたのだけれど、時間が合わなくて見逃してしまった韓国映画の中の一本だった。ずっと観たかった。
ワケありの荷物を届ける特殊配送会社「特送」で天才的ドライブ・テクニックを持つウナという女性がこの映画の主人公だ。
彼女は北朝鮮からの脱北者で、その悲惨な状況から抜け出し、今は韓国で危険な配送業に従事している。
そんなある日、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーとその息子を脱出する港まで運ぶことを依頼されるのだが、思わぬ展開から悪徳警官や冷酷な殺し屋たちから追われる立場になってしまう・・・。
主人公のウナという女性が、ツンデレだけど優しさを持ち、正義感溢れるドライバーでとにかくカッコいい。助け出す男の子も可愛い。
物語も二転三転し、カー・アクションも半端ない。あっという間にラストを迎え、最後まで安心して観ていられる。
こういう肩の凝らないアクション映画が、こんな猛暑の夏には最適だ。
映画「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」、傑作とまでは呼べないけれど、飽きずに愉しく観られる一本です。