セレブな人たちって確実にこの世界に存在する。
そんな人たちに遭遇すると、その華やかさとその大胆な振る舞いに唖然としてしまうことがよくある。
これは先日、市内でギャラリーを経営している某友人女性から直接聞いた話だ。
ある女性アーティストの個展を開いていた際、当然、それぞれの作品には買取値段が小さく張り付けられていて、気に入った作品があったらそれを買い求める観客もあったりするわけで、値段についてもピンキリらしい。
ある日のこと、そのギャラリー経営者が展示室で待機していると、いきなりタクシーで乗り付けた2人の男女カップルが中へと入って来て、さーっと展示されている作品らを眺め、「これと、あれと、それを」と指を指し、カードを差し出して、それぞれの作品の値段も見ないで次々買い求め、「さっき、新青森駅に着いてそのままタクシーに乗ってここまで来たんですけど、また直ぐに帰らなければならないの」と、すぐさま風のように去っていったのだとか。
身に着けていたのはすべて高級ブランド品。買い取り総額はもの凄い額にのぼっていたという。
2人とも品があって颯爽としていたけれど、それでもまだ若かったらしい・・・。
セレブな人たちって余裕に満ち溢れている。怒ったり深刻ぶることも一切ない。あくせくなんてしないし、いきがることも全くない。
だってセレブだもん。
ネットフリックスの韓国ドラマ「セレブリティ」を全話、一気に観た。これがまた「沼落ち」必至の面白さなのである。なんでこうも韓国ドラマって面白いんだろとまたまた思ってしまう。
予算の掛け方も違うし、脚本も練りに練っている。力を抜くということがないのだ。
韓国ドラマ「セレブリティ」は、ふとした切っ掛けで、一夜にしてソーシャルメディアのスターとなってしまった一人の女性が、名声や権力や富に溺れる華やかなセレブたちの嫉妬や裏切りに遭うことで奈落の底へと突き落とされるも、そこから壮絶な復讐へと反撃を企てる物語だ。
お決まりのすべての伏線回収と、ラストの「あっと驚くどんでん返し」も当然に組み込まれていて、これまた一気見確定である。
なんなんだ? 韓国ドラマって。