ほんと、どうしようもない。
みんな、俺が悪いんだね、きっと。
間が抜けているっていうか、天然ボケっていうか・・・ほんともう嫌んなる。
まず、大事な大事な、ローリング・ストーンズの「GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962―2012」デラックス・エディション。
毎日、愛しむように聴いていたアルバムである。15,000円で買った、大切な大切なアルバムである。
それが・・・。
昨日のことだ。
とにかく嵩張るほど大きいボックスなので、そーっと開いて4枚のCDを一枚ずつ丁寧に取り出しては毎日聴いていた。
ところが、困ったことにこのCDが差し込んである場所、厚紙の一部に切れ込みがあって、そこにCDをそれぞれ挟むように作られている。
つまり、よくある透明なCDケースにカチンと入れ込むような仕立てにはなっていなくて、物凄く簡単に、厚手の紙質にポケットが付いていてそこにCDの半分だけを差し込む仕組みなのだ。
バカでかいボックスなので、CDケースなんて特に設(しつら)えていないのだろう。
昨日の夜も雪が降る中、急ぎ足で家へと戻り、滅茶苦茶疲れていた躯体を休ませ、おもむろに「GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962―2012」デラックス・エディションを開け、CDを取り出した。
4枚入っているCDの「1」と「2」と「3」は、これまでのアルバムからのセレクトだから別に問題はない。ここまでは、単なるベスト・アルバムである。
「4」も、これまでのストーンズのアルバムからピックアップした楽曲で占められてはいるのだが、この「4」には本邦初公開の新曲が最後に2曲入っていて、このためだけにこの高価なボックスを買ったといっても過言ではない。
そして、ここから悲劇が始まる・・・。
「4」を聴こうと、CD入れとして作られている厚紙の、そのカンガルーの袋のような場所からCDを取り出そうとしたその時のことである。
CDの形と厚み分、ちょうどきっちり嵌め込まれるように作られているので、取り出すのがとても面倒で、いつも難儀していた。
今回もまた、爪を切ったばかりだったこともあってか、中々CDの先が引っ掛からない。
カンガルーの袋を少し押したり引いたりしながら、やっとのおもいで取り出したのだが、な、なんと、CDの裏に接着剤がこびり付いてるじゃないか!
なんじゃこりゃ?!
厚紙で、それも俄か仕立てで作られたCD入れなのだろう、紙と紙を接着している部分にCDが押し込まれ、そのCDに接着剤がくっ付いてしまったのだ。
急いで何度も拭き取り、ターン・テーブルに乗せてそーっと聴いてみた。
なんでもなかったぁ。よかったぁ。
聴いてゆくうち、最後から2曲目に突入。
ここからがこのCD「4」のキモなのである。ラストの2曲は、貴重な貴重な、ストーンズのほっかほかの新曲なのだ。
すると突然、ミック・ジャガーがおんなじフレーズを何度も歌い出し、「きゅるきゅる」という悲しい音がして、いきなり止まってしまった・・・。
まだ、接着剤がちゃんと取れてなかったのだ・・・まいった、どうしよう。
目の前が真っ暗になる。
本当に、サーっと血の気が引いた。
結局、真夜中まで、少しずつ丁寧に傷をつけないように拭き、またターン・テーブルに乗せてみる。
19曲目・・・またまた「きゅるきゅる」。20曲目も「きゅるきゅる」。きゅるきゅる、きゅるきゅる・・・。
今度はお湯を沸かし、マグカップにそれを注ぎ、そこにそーっとCDをかざし、湯気で、こびり付いた忌々しい接着剤の残滓を時間を掛けて取っていった。
・・・やっと何とか聴けるように。
ほっ。
そして土曜日。
「APPLE」の「iPod Wi―Fiモデル」を買いに郊外部にある、家電量販店に寄ったついでにパソコンのマウスも買うことに。
帰ってパソコンを点け、古くなったマウスを外し、コードレスのマウスを操作したのだが、画面上のポインタがなんかおかしい。
マウスを動かしても、まったく反対の方向に画面の中のポインタが移動してしまうのだ。
なんなんだ?
なんで、逆らうわけ?
俺、なんかマウスに悪いことした?
トントンとマウスを叩き、また画面に目を凝らし、マウスを動かして画面上の目的の箇所へと右手を機敏に揺らすのだけれど、何度やっても変な方向へポインタが動いてしまうのである。
まるで、わざと逆らうように、予想もしないような逆方向にポインタのカーソルは暴走してゆく。
俺って、呪われているのだろうか?
悪い事ばっかするから、神様の天罰が下ったのかも?!
ヘトヘトに疲れて、天を仰ぐ。
人生さえ呪った。
昨日からまったくツイてない。っていうか、ずーっとだけどさ・・・。
疲れ果てて、ふて腐れたまま、何気なくマウスをじーっと眺めてみた・・・。
あれっ?
あれれっ?
ごめん。
マウスを、単に、逆に持って操作してただけなのね・・・。
みんな、俺が悪いんだね、きっと。
間が抜けているっていうか、天然ボケっていうか・・・ほんともう嫌んなる。
まず、大事な大事な、ローリング・ストーンズの「GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962―2012」デラックス・エディション。
毎日、愛しむように聴いていたアルバムである。15,000円で買った、大切な大切なアルバムである。
それが・・・。
昨日のことだ。
とにかく嵩張るほど大きいボックスなので、そーっと開いて4枚のCDを一枚ずつ丁寧に取り出しては毎日聴いていた。
ところが、困ったことにこのCDが差し込んである場所、厚紙の一部に切れ込みがあって、そこにCDをそれぞれ挟むように作られている。
つまり、よくある透明なCDケースにカチンと入れ込むような仕立てにはなっていなくて、物凄く簡単に、厚手の紙質にポケットが付いていてそこにCDの半分だけを差し込む仕組みなのだ。
バカでかいボックスなので、CDケースなんて特に設(しつら)えていないのだろう。
昨日の夜も雪が降る中、急ぎ足で家へと戻り、滅茶苦茶疲れていた躯体を休ませ、おもむろに「GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962―2012」デラックス・エディションを開け、CDを取り出した。
4枚入っているCDの「1」と「2」と「3」は、これまでのアルバムからのセレクトだから別に問題はない。ここまでは、単なるベスト・アルバムである。
「4」も、これまでのストーンズのアルバムからピックアップした楽曲で占められてはいるのだが、この「4」には本邦初公開の新曲が最後に2曲入っていて、このためだけにこの高価なボックスを買ったといっても過言ではない。
そして、ここから悲劇が始まる・・・。
「4」を聴こうと、CD入れとして作られている厚紙の、そのカンガルーの袋のような場所からCDを取り出そうとしたその時のことである。
CDの形と厚み分、ちょうどきっちり嵌め込まれるように作られているので、取り出すのがとても面倒で、いつも難儀していた。
今回もまた、爪を切ったばかりだったこともあってか、中々CDの先が引っ掛からない。
カンガルーの袋を少し押したり引いたりしながら、やっとのおもいで取り出したのだが、な、なんと、CDの裏に接着剤がこびり付いてるじゃないか!
なんじゃこりゃ?!
厚紙で、それも俄か仕立てで作られたCD入れなのだろう、紙と紙を接着している部分にCDが押し込まれ、そのCDに接着剤がくっ付いてしまったのだ。
急いで何度も拭き取り、ターン・テーブルに乗せてそーっと聴いてみた。
なんでもなかったぁ。よかったぁ。
聴いてゆくうち、最後から2曲目に突入。
ここからがこのCD「4」のキモなのである。ラストの2曲は、貴重な貴重な、ストーンズのほっかほかの新曲なのだ。
すると突然、ミック・ジャガーがおんなじフレーズを何度も歌い出し、「きゅるきゅる」という悲しい音がして、いきなり止まってしまった・・・。
まだ、接着剤がちゃんと取れてなかったのだ・・・まいった、どうしよう。
目の前が真っ暗になる。
本当に、サーっと血の気が引いた。
結局、真夜中まで、少しずつ丁寧に傷をつけないように拭き、またターン・テーブルに乗せてみる。
19曲目・・・またまた「きゅるきゅる」。20曲目も「きゅるきゅる」。きゅるきゅる、きゅるきゅる・・・。
今度はお湯を沸かし、マグカップにそれを注ぎ、そこにそーっとCDをかざし、湯気で、こびり付いた忌々しい接着剤の残滓を時間を掛けて取っていった。
・・・やっと何とか聴けるように。
ほっ。
そして土曜日。
「APPLE」の「iPod Wi―Fiモデル」を買いに郊外部にある、家電量販店に寄ったついでにパソコンのマウスも買うことに。
帰ってパソコンを点け、古くなったマウスを外し、コードレスのマウスを操作したのだが、画面上のポインタがなんかおかしい。
マウスを動かしても、まったく反対の方向に画面の中のポインタが移動してしまうのだ。
なんなんだ?
なんで、逆らうわけ?
俺、なんかマウスに悪いことした?
トントンとマウスを叩き、また画面に目を凝らし、マウスを動かして画面上の目的の箇所へと右手を機敏に揺らすのだけれど、何度やっても変な方向へポインタが動いてしまうのである。
まるで、わざと逆らうように、予想もしないような逆方向にポインタのカーソルは暴走してゆく。
俺って、呪われているのだろうか?
悪い事ばっかするから、神様の天罰が下ったのかも?!
ヘトヘトに疲れて、天を仰ぐ。
人生さえ呪った。
昨日からまったくツイてない。っていうか、ずーっとだけどさ・・・。
疲れ果てて、ふて腐れたまま、何気なくマウスをじーっと眺めてみた・・・。
あれっ?
あれれっ?
ごめん。
マウスを、単に、逆に持って操作してただけなのね・・・。