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これまでの人生で、「あの選択は間違っていた」というような悔いの残る決断が幾つかある。今でも時々ふと思い出しては、「あのとき、あんな行動をしたのは本当に間違いだった」とか、「なんであんな馬鹿なことをしてしまったんだろう?」と、髪の毛を掻き毟りたくほどの後悔に苛まれることだって、2度や3度じゃない。
何日も何日も考え、シミュレーションを繰り返し、熟考に熟考を重ねたうえでの意思決定であったとしても、結局、間違え、人生に大きな汚点を残してしまったことだって、数知れないほどにある。
そう思うと、これまで生きてきて、なんて「コスパ」の悪い人生だったんだと自己嫌悪に陥ってしまう・・・。
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確か、以前にもここで紹介したことがあったと思う、橘玲氏の「人生は攻略できる」を、いまもう一度読み返している。
人生は本当に攻略なんて出来るんだろうか? この問いに対して、橘玲氏は「できる」と断言しているからだ。
ただこの新書、若い人向けに書かれた自己啓発本で、もう人生の後半戦を酸欠状態でふらふら走っている人間にとっては、「もっと早く言って欲しかった」と思うような内容でもあった。
それでも、気になるワードはてんこ盛りで、【あなたの「不幸」は気がかりから生まれている】とか、【会社はただの道具である】とか、【幸福は、モノでは長く続かず、コトにこそある】(モノとはお金とかブランドとかを指し、コトとは出来事という意味)とか、中々示唆に富んだ説教?が並んでいて、それなりに納得できるし、タメになる。
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拙い個人的経験から言うと、【誰かを叩けば必ずそれは回り回っていずれ自分が叩かれる】ということで、【愉しいことのあとには必ず辛いことがやってきて、辛いことのあとには必ず愉しいことが待っている】ということだ。これを、『法則』と置き換えたっていい。
他人を罵倒したり罠を仕掛けて陥れたり騙したり悪口を吹聴したりすると、必ずそれはブーメランみたいに自分自身へと帰って来る。絶対、何倍にもなって向かって来る。それがいつかは知らない。でも必ずしっぺ返しを喰らうことだけは確かだ。
そういう場面をこれまで数限りないくらいに見て来たから、断言できる。
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そしてまた、愉しいことのあとには嫌なことや辛いことが訪れる。これまた『真理』である。まるで登り坂と下り坂が、何度も何度も交互にやってくる険しい路のように・・・。
こうして人生は続いてゆく。
果たして人生は攻略できる、のか?
攻略は出来ないと思う。攻略したと思っていても、あなたの敵はあとからあとから現れるから。
ただ、痛手を最小限に食い止める、回避する、その方法論だけはあると思う。
それを短い言葉だけで語るなんてそりゃあここでは無理だけど、学んだ「経験値」を活かせさえしたなら、それは可能だろう。
そう信じて生きてゆくしかないじゃないか・・・。