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淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

ジェニファー・ロペスの製作・主演SF映画「アトラス」を観る。期待しないで観てみたら結構面白い映画に仕上がっていたので少し驚いてしまった。321

2024年05月30日 | Weblog
 現在、もう映画そのものの上映方法自体が昔とは大きく様変わりしてしまっていて、映画を「映画館」で観る、映画を「映画館」まで時間を掛けて観に行くという行為に変化の兆しすら見え始めている。
 たとえば「ネツトフリックス」などのサブスクの登場で、自らが映画製作に乗り出し、それをオリジナル映画として速やかに配信するということが頻繁に行われ始めてから、映画館での上映をせずに(あえて短期間での限定上映を映画館で行って、その後、速やかに自らの媒体で配信することもある)、オリジナル作品としての映画を、課金しているサブスク会員にのみ提供することも多くなってきた。
 もちろん、映画は映画館で観たい。それが基本中の基本ではある。
 それが「ビデオレンタル」の登場で、映画館で上映された作品を数か月のタイムラグで気軽に自宅での視聴が可能となり、そこから今度はサブスクで、「ビデオレンタル」屋さんまでわざわざ行かなくても、自宅でいつでも何度でも、提供している作品の視聴が出来、加えて、そこだけでしか観ることの出来ないオリジナルの作品も観られるようにまてなったのだ。
 そして作品に投入する制作予算も半端ないから、それなりに見応えのある映画がたくさん誕生し、今ではアカデミー賞の候補にさえなったりしている。



 昨日の夜(5月29日水曜日)、何気なく「ネットフリックス」にアクセスして「なんか新作ないかなあ」と見ていたら、ジェニファー・ロペスが製作・主演している、「ランペイジ 巨獣大乱闘」を撮ったブラッド・ペイトン監督がメガホンをとるSFアドベンチャーアクション映画があった。5月24日から配信されている、「ネットフリックス」制作の新作オリジナル映画である。
 ちょっと観てみようとかと思い立ち、気軽な気持ちでスタートボタンを押してみた。
 物語は、AI(人工知能)が社会に欠かせない存在となった近未来が舞台。
 過去に起こしたある理由から、人間もAIも信用していない分析官のアトラス(ジェニファー・ロペス)は、彼女と因縁がありながらも人類に反旗を翻しているAIの「ハーラン」を捕らえるための極秘ミッションに参加するのだが、敵の突然の不意打ちを喰らって味方をすべて失い、敵側の惑星でひとり孤立状態に陥ってしまう・・・。



 上映時間は約2時間。
 映画の冒頭で、人間と、敵対するAIとの関係をサクサク語り、あとは一切の無駄を省いて、分析官アトラス(ジェニファー・ロペス)と人類に反旗を翻しているAIの「ハーラン」との過去の因縁や、惑星での闘いにだけ焦点を絞って描いてゆく。
 スピーディな小気味いい展開だ。
 主人公と、彼女が操る味方AI戦闘ロボとの会話も面白く、途中も飽きさせない。
 ただ、ラストの激闘だけはちょっと予定調和な展開で、特段の新味や斬新なアクションにまで昇華されているとはいえないけれど、まあ、こんなもんでしょ。贅沢を言わなければ。

 それにしても、映画「アトラス」、結構予算をつぎ込んでいるように見えるし、レベルとして普通に映画館で上映しても何ら遜色のない、そんな出来映えである。
 恐るべし、「ネツトフリックス」。







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