おかんのネタ帳

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勧請縄

2021-01-23 15:10:54 | 湖国日記
新型コロナウィルスの猛威、いつまで続くでしょうか。
ここへきての第三波、少し収まっていた夏に国会も開かれず、
やることが後手後手の政府にもうんざりですね。

先日、久しぶりにお会いする人がいて、

「人には言われへんのですけど、毎月のようにGo Toで旅行してたんですよ」とのこと。

子どもさんが独立、敷地内同居の親も元気。
夫婦二人での旅行が楽しみのようで、月一ぐらいで行ってたようです。

行けるならええやないですか~

わが家は・・・一昨年の夏、信州へ行ってからどこにもいってないですね。
昨年は、娘の出産&里帰りもあって、Go Toが始まった時はまだわが家にいたし、
自宅に帰ったころから、第三波が押し寄せてきましたし~

なんとなく、小忙しい生活ですしね。
(ダンナはヒマそうですが~~苦笑)

先日、市内の湖岸近くにある神社で発見しました。



鳥居の向こうにつるされている「勧請縄」です。



注連縄(しめなわ)に、白い紙を竹に刺した御幣(ごへい)が付けられ、
八咫鏡(やたかがみ=三種の神器のひとつ、大神宮のご神体)に形どったものがつるされています。

「ふるさと守山めぐり」(市立教育研究所発行)によれば、年明けに、
「勧請吊り」という行事があって、地域の50歳以上の男子が集まって、
町内に二つある神社に、注連縄を一本ずつ作り、参道の柱と柱に掛け渡して、
悪疫や災厄が村に入らないようにする神事があるんやそうです。
朝からそれを作って、お昼には出来上がるので、
その後、その年に50歳になる人の家で、かやくご飯とサバの煮つけををいただく、らしい。
メニューまで決まってるって、面白いですね。
神社へ運ぶときは、「伊勢音頭」を歌うらしいです~

・・・50歳以上のおっちゃんはともかく?ちょっと見てみたい~(笑)



竹で組んだ円形のカゴの中に杉の葉が入れてあります。



反対側から見たところ。

ウィキペディアによると、
「勧請縄」は、村境(地域・地区の域内・外のさかい)に、呪物を付した注連縄を張る習慣。道切りとも呼ばれる。
日本全国の農村地域では、疫病などの災厄が域内に入るのを防いだり、災厄を賦与して域内から追い出す意味合いで、藁や草で作った縄、人形、わらじなどを村境に祀る例が残る。
福井県若狭地方、滋賀県湖東・湖南地方、三重県伊賀地方、奈良県東部山間部、京都府南山城地域などにまとまって分布している、とあります。

以前にも地元で、勧請縄を作ってる人たちを取材したことがありますが、
こちらは「華勧請」と呼ばれるもので、「山の神まつり」の流れを汲み、
山にある樒(しきみ)を使った華勧請をつるして、五穀豊穣や子孫繁栄を願ったものでした → こちら

「良い年になって欲しい」と、毎年、旧暦の年初めに行うんですね。

地元でも、知らないことはいろいろあります。

今年は特に、「悪疫退散!」の願いは強いですね。
村の入り口というより、家の入口?

ほんとに、なんとかして欲しいと願うばかりです。




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