昨日の続きです~
知恩院は浄土宗の総本山。
東山の山麓に大きな伽藍のあるお寺です。
御影堂は、開祖の法然上人の御影が安置してあるところやけど、
江戸時代のはじめに徳川家康によって拡張、整備されたのだとか。
でも、その後、寛永10年に火災にあい、現在の多くの建物が、
その後、家光の頃に再建されたものらしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/3a/f88c8985907342de5242319a9a4ef732.jpg)
本当に大きな建物ですね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9c/32738e904e8441477ca5bf911e871a11.jpg)
軒先に見える丸太は桔木(ハネギ)というもので、てこの原理で、
深い軒先を支えているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/96/a9a96d7a51d31485f46407da1fcbe519.jpg)
過去には、元禄15年(1702年)と、明治43年(1910年)の2回、
大きな修理が行われていることが判明してるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/67/b347ec1e5dac587ceb40fda1f84a7b14.jpg)
江戸時代には和釘が使われているようやけど、明治には、
西洋建築の様式である、洋釘と、ボルトがたくさん使われているとか。
お寺にボルトって、へぇ~、意外やね~
文化財なので、可能な限り材料は再使用するのが基本。
なので、解体も丁寧に、文化財としての調査をしながら、
再生できる材料なのかも調べつつ、時間をかけておこなわれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/20/9bd18a10cfbb6c3da3039752a7eac950.jpg)
野地板に番号?が書いて貼ってありますね。
解体したときに行方不明にならないためかなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/7d/60eca9e986bb78281c9de70ca723104a.jpg)
どこにどんな材料が使われるか、図面もおこします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/38/4bcfecb563492640e4a24018d77bc67e.jpg)
拡大してみると・・・何が書いてあるんだか???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/90/17f40fd8699ef9b1c5dec8738b95cf2f.jpg)
虫に食われてたり、雨漏りで腐っていたりしてても、
その部分だけを切り取って、そこに同じ材質の木を埋める(埋め木)、
あるいは、継ぎ木、はぎ木、などを施して使うようにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c3/536feab37fcb7b067e88111a6c320845.jpg)
実際に切ってはりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/84/0754c91c7816e0be4f42497b276a4254.jpg)
継ぎ木というのは、通し柱でも、大きな建物では、
継ぎ木して、使うようです。
そらそうやね。そんな大きな木って、なかなかないし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/18/3153ae6e00cb0b5009ff6dee144cfecd.jpg)
継ぎ木のしくみ・・・昔の人ってえらいね~
うまく組み合わせて抜けないようになるんやね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ec/734d2b6b993f24820770a3d8d1065ed3.jpg)
実際に、ばらして組み立てる作業もさせてもらえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c8/cf9ceed8fb327e4d0eb3f687b81299f2.jpg)
これは、うぐいす貼りの仕組みの模型。
実際に造った床を歩いてみることもできます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e6/9ca0895753838c08f99f47c33a466bb4.jpg)
この穴は、どういうふうに使う穴なんでしょうね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9d/1b103a93208d1f555bf1f02314c1edea.jpg)
大きな鬼瓦。
大棟に取り付けられてたもので、建立当時のものやとか。
9つのパーツに分かれてるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/85/4b88d879b05db33da680352a8face3c1.jpg)
明治の修復工事で付け替えられた鬼瓦もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6d/51398f2e61d0b754ae3ceb514802ad9b.jpg)
大屋根は本瓦葺きと言われる葺き方で、平瓦を拭いて、間に丸瓦を乗せる葺き方。
瓦の約8割が、建立当時のもので、平瓦は重さ 約8kg、丸瓦は6kgもあります。
瓦葺きには、平瓦の下に土を使わない工法が用いられ、
瓦を葺くために桟木が打たれています。
土を使わないって、耐震、ですかね~?
耐震といえば、明治の修復の時には、筋交いがいくつか入れられてるみたい。
昔の建物は、重い屋根で支えるとか、三重の塔のように、
免震構造の建物が多いけど、耐震となると軽い屋根の方が理にかなっています。
阪神淡路大震災以降、一般住宅もほとんど土を使わない、
軽い屋根材が、現代の主流になっていますよね~
いろんな匠が、様々な技術を披露してました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/64/708dc734a28427d94e949d5d0c2ddd5f.jpg)
金具類。
ふすまや扉に使う金具とか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/bc4d53e62983cb2fba728ec1863a9d2f.jpg)
朱塗り、ベンガラなども紹介してました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f9/436981ac8b536b6bb320dc0caefc0d53.jpg)
檜皮、こけらの平板。こけら落としは、これから来た言葉ね!
木を縦に裂くようにして作るのが「こけら」です。
いろんなものを作る匠がいるんやね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/3a/34c2641d314bdd861b838fff185571bb.jpg)
火災報知システムなんていうのもありました~
知恩院の御影堂。
完成は5年後。
それまでにまた、見学会するかもね~
知恩院は浄土宗の総本山。
東山の山麓に大きな伽藍のあるお寺です。
御影堂は、開祖の法然上人の御影が安置してあるところやけど、
江戸時代のはじめに徳川家康によって拡張、整備されたのだとか。
でも、その後、寛永10年に火災にあい、現在の多くの建物が、
その後、家光の頃に再建されたものらしいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/3a/f88c8985907342de5242319a9a4ef732.jpg)
本当に大きな建物ですね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9c/32738e904e8441477ca5bf911e871a11.jpg)
軒先に見える丸太は桔木(ハネギ)というもので、てこの原理で、
深い軒先を支えているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/96/a9a96d7a51d31485f46407da1fcbe519.jpg)
過去には、元禄15年(1702年)と、明治43年(1910年)の2回、
大きな修理が行われていることが判明してるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/67/b347ec1e5dac587ceb40fda1f84a7b14.jpg)
江戸時代には和釘が使われているようやけど、明治には、
西洋建築の様式である、洋釘と、ボルトがたくさん使われているとか。
お寺にボルトって、へぇ~、意外やね~
文化財なので、可能な限り材料は再使用するのが基本。
なので、解体も丁寧に、文化財としての調査をしながら、
再生できる材料なのかも調べつつ、時間をかけておこなわれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/20/9bd18a10cfbb6c3da3039752a7eac950.jpg)
野地板に番号?が書いて貼ってありますね。
解体したときに行方不明にならないためかなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/7d/60eca9e986bb78281c9de70ca723104a.jpg)
どこにどんな材料が使われるか、図面もおこします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/38/4bcfecb563492640e4a24018d77bc67e.jpg)
拡大してみると・・・何が書いてあるんだか???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/90/17f40fd8699ef9b1c5dec8738b95cf2f.jpg)
虫に食われてたり、雨漏りで腐っていたりしてても、
その部分だけを切り取って、そこに同じ材質の木を埋める(埋め木)、
あるいは、継ぎ木、はぎ木、などを施して使うようにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c3/536feab37fcb7b067e88111a6c320845.jpg)
実際に切ってはりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/84/0754c91c7816e0be4f42497b276a4254.jpg)
継ぎ木というのは、通し柱でも、大きな建物では、
継ぎ木して、使うようです。
そらそうやね。そんな大きな木って、なかなかないし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/18/3153ae6e00cb0b5009ff6dee144cfecd.jpg)
継ぎ木のしくみ・・・昔の人ってえらいね~
うまく組み合わせて抜けないようになるんやね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ec/734d2b6b993f24820770a3d8d1065ed3.jpg)
実際に、ばらして組み立てる作業もさせてもらえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c8/cf9ceed8fb327e4d0eb3f687b81299f2.jpg)
これは、うぐいす貼りの仕組みの模型。
実際に造った床を歩いてみることもできます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e6/9ca0895753838c08f99f47c33a466bb4.jpg)
この穴は、どういうふうに使う穴なんでしょうね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9d/1b103a93208d1f555bf1f02314c1edea.jpg)
大きな鬼瓦。
大棟に取り付けられてたもので、建立当時のものやとか。
9つのパーツに分かれてるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/85/4b88d879b05db33da680352a8face3c1.jpg)
明治の修復工事で付け替えられた鬼瓦もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6d/51398f2e61d0b754ae3ceb514802ad9b.jpg)
大屋根は本瓦葺きと言われる葺き方で、平瓦を拭いて、間に丸瓦を乗せる葺き方。
瓦の約8割が、建立当時のもので、平瓦は重さ 約8kg、丸瓦は6kgもあります。
瓦葺きには、平瓦の下に土を使わない工法が用いられ、
瓦を葺くために桟木が打たれています。
土を使わないって、耐震、ですかね~?
耐震といえば、明治の修復の時には、筋交いがいくつか入れられてるみたい。
昔の建物は、重い屋根で支えるとか、三重の塔のように、
免震構造の建物が多いけど、耐震となると軽い屋根の方が理にかなっています。
阪神淡路大震災以降、一般住宅もほとんど土を使わない、
軽い屋根材が、現代の主流になっていますよね~
いろんな匠が、様々な技術を披露してました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/64/708dc734a28427d94e949d5d0c2ddd5f.jpg)
金具類。
ふすまや扉に使う金具とか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/bc4d53e62983cb2fba728ec1863a9d2f.jpg)
朱塗り、ベンガラなども紹介してました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f9/436981ac8b536b6bb320dc0caefc0d53.jpg)
檜皮、こけらの平板。こけら落としは、これから来た言葉ね!
木を縦に裂くようにして作るのが「こけら」です。
いろんなものを作る匠がいるんやね~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/3a/34c2641d314bdd861b838fff185571bb.jpg)
火災報知システムなんていうのもありました~
知恩院の御影堂。
完成は5年後。
それまでにまた、見学会するかもね~
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