おかんのネタ帳

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浮き世を描いたもの

2017-11-20 13:10:36 | 日々のつれづれ
寒いですね~~
先週の水曜日、買い物に出かけようとしたら、

♪ゆきやこんこ、あられやこんこ

このメロディがなり出しまして、
そうです、そうです、灯油の販売車のテーマソング。
毎年、11月か12月から翌年の3月ぐらいまで、
このへんは、毎週水曜日に回ってはるんですね。
あわてて、ポリ缶を持って出ていきました。

このへんは、今年初めて来たとのこと。
だいたいお昼頃に来るのですが、この日は15時をまわってます。
たまたま家にいたからええけど・・と言うてたら、
チケットを買うと、ポリ缶に貼って出しておけば、
留守でも、入れて玄関に置いておいてくれるって。

早速チケットを5缶分購入。

近くにあったガソリンスタンドがなくなって ← 最近多いね~(汗)
車で買いに行くのもめんどうやしね。助かります。
が、この日2缶入れてもらって、チケット5缶・・・1万円札が~~~(涙)
絶対に必要不可欠やし、しゃあないけど。

実はこの日、佐川美術館まで行ってました。
お天気良かったですよ。寒かったけど。



知り合いから、チケットをいただいてたんですね。

「百花繚乱 浮世絵十人絵師展」

「浮世絵」は、日本が世界に誇る芸術作品。

ゴッホやモネといった名立たる画家たちに影響を与えたというし、
現代でも、国内外で高く評価されていますね。



鈴木春信、鳥居清長、東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、
歌川広重、歌川豊国、歌川国貞、歌川国芳、渓斎英泉 の10人。

知ってる人の方がはるかに少ないけど(苦笑)
浮世絵は、江戸時代の人々の生活、風習を描いているのが多くて、
それがおもしろいなぁと思いますね。

鈴木春信は、錦絵創始期の第一人者で、
ロマンチックな女性像で知られるとか。

「錦絵」というのは本格的な多色摺の木版画のこと。
古典文学を当時の江戸の風俗に置き換える=見立ての手法で、
美人画を描いたようです。なるほど~

鳥居清長は清楚な八頭身美人像を描いた人で、
八頭身のプロポーションを持つ「江戸のヴィーナス」が有名らしい。
確かに、春信とは違って、女性の背が高くて顔が小さいかも~

東洲斎写楽は、ぱっと出てきて、
あっという間に姿を消した謎多き浮世絵師。
・・・阿波徳島藩のお抱え能楽師とする説が有力とか?
人物の上半身や顔を強調して描く「大首絵」が有名。
・・・そういや、高校の体育祭で、応援バックに描いたよね~

三大美人画家の一人、喜多川歌麿。
遊女など当時の女性の内面までを見事に表現したと言われます。

葛飾北斎は、赤富士や波富士で新たな風景画を確立。
生涯にわたり3万点以上の作品を描いたらしい。
代表作「冨嶽三十六景」の展示も、佐川美術館で観たような。
作品が海外へ輸出され、ゴッホやモネなど影響を与えたようです。
最近、よく取りあげられてますよね~

歌川豊国は、歌川派の創始者・歌川豊春の元で学び、
役者絵における人気絵師の地位を確立した人。
歌川派の総帥で一門の隆盛に生涯をかけ、
写楽とともに、浮世絵の人気を牽引したようです。

歌川豊国の門人で3代豊国を襲名した歌川国貞。
役者絵や美人画に長けていたとか。

同じ豊国門下の歌川国芳は、
パワー溢れる武者絵やユニークな妖怪画で大衆を魅了。
幕末社会の閉塞感を打ち破ったといわれています。
なるほど!

武士でありながら遊女の情念を追及し、
妖艶な美人画を描いた溪斎英泉。

そして、歌川広重。
風景画における庶民の人気を北斎と二分した浮世絵の大家。
北斎より37歳若いとか。
東海道五十三次の浮世絵がよく知られているけど、
「広重ブルー」と賞賛されるほど鮮やかな青の色使いが、
多くの人々を魅了していますね。

「東海道五拾三次」シリーズの初摺と後摺を比較展示してあって、
それがおもしろかったですね。

版画ではあるけど、明るさとかがちゃんと変えられるようで。
すごい技術ですよね~

広重の作品では肉筆の絵も展示されていて、それも貴重やなと。

浮世とは「憂き世」、現実の世界という意味。
現実世界にあるものを描いた絵、ってことですね。

26日まで、展示しています~



ほんまに、気持ちの良い日でした~~





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