おかんのネタ帳

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ちまき祭り

2014-06-16 10:24:53 | 湖国日記
梅雨の狭間に、前から行ってみたかった、市内の湖岸に近い集落、
幸津川(さづがわ)の、下新川神社の祭礼、ちまき祭りに行ってきました。



下新川神社といえば、国の無形民俗文化財に選択されている「すし切り祭り」が有名。
毎年、5月5日に行われる神事ですが、このちまき祭りも、この神社の祭りなんですね。

子ども会の会長さんにいただいた由来書によると、
詳細は不明ながら、江戸時代から始まった祭りで、旧暦の端午の節句に、
男の子の祭りとして、このちまき祭りが行われるようになったとか。
男節句とも呼ばれ、男の子の成長を願う祭りやったようです。

女子も参加できるようになったのは、20年ほど前から。
子どもの数が少なくなったためですね。
そして、学校のこともあって、6月の第三日曜日に決められたようです。

お昼過ぎ、法被を着た子どもたちや父母たちがお宮さんに集まり始めました。



拝殿の前に、かわいい御輿が2つと太鼓が並びます。
手前の一番小さな御輿は低学年が担当するらしい。

なんと言っても、ちまき祭りの特徴は、ちまき。
ヨシの葉でまいて、蒸し上げているちまきです。
子どもたちが腰にぶら下げているビニール袋には、このちまきが入っています。



6年生の女の子3人に、ちまきを見せてもらいました。
各家で、お母さん、おばあちゃんが作るようです。
笹の葉ではなくヨシが使われているのは、琵琶湖に近いこの地域だから、
ヨシが手に入りやすかったからですね。

「ヨシは、おじいちゃんが取りにいってくれはった」 らしいです~

「お米の粉に砂糖をいれて、お湯で練って、ヨシでくるんで蒸したん」です~

女の子は、しっかりしてますね、ほんまに。

ちなみに、7年ほど前、このちまきを作ったことがあります。
よし笛を吹いてることで、ヨシを使ったちまきのことを知り、
幸津川の健康推進委員さんに教えてもらい、仲間と一緒に作ったんですよ。



「ヨシを3枚使って、ほんまは5枚ぐらい使うといいねんけど、
 ヨシがたくさんいるから、3枚でくるんで、ヒモでぐるぐるっと・・」

女の子が教えてくれました~
このヒモは、わらを使ってるとこやら、スゲを使ってるとこやら、
白いビニールひもを使ってる家もあるみたいですよ~



笹に、このちまきをぶら下げています。
軽トラにこの笹を3本乗せていました。
どうやら、休憩所となる、地元企業と、中洲小学校、中洲公民館に、
笹ごとプレゼントするそうです。



下新川神社の本殿。
時間が来て、子ども会の会長さんから子どもたちに挨拶があり、
いよいよ、神事が行われます。



神主さんの祝詞のあと、子ども会の会長、副会長が保護者代表で榊の奉納と、
祭りの安全、子どもたちの成長をお祈りします。



次に、子どもたちの代表が、榊の奉納・・・



かわいいね~~



頭を下げる子どもたちに、神主さんが鈴を振って、お祓い。
最後に、子どもたちに話しかけてました。

「みなさんの腰にぶら下がっているちまきは、朝早くから、
 お母さんや家族が、みなさんのことを思って手作りしたちまきです。
 家族に感謝して、道中、お腹がすいたときにお食べください・・・」



いよいよ、出発です~


長くなったので、続きは、次回・・・





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