goo blog サービス終了のお知らせ 

おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

ゴールボール

2016-07-23 20:08:34 | お仕事メモ
ゴールボールって、知ってます?
うっすら聞いたことがあるかなという、感じやったんですが、
パラリンピックの正式競技らしいです。

先日、日本ゴールボール協会の役員をされてる方と、
お話しすることがあって、この競技で、日本の選手が
今年のパラリンピックに出場することを知りました。

ゴールボールは、第二次世界大戦で視覚に傷害を受けた、
傷痍軍人のリハビリのために考案されたプログラムの一つだったとか。

1972年のドイツのパラリンピックでで公開競技、
1976年に正式種目となり、世界的に広まっていったようです。

日本では、1992年に本格的にゴールボール競技が紹介され、
競技の普及と選手の育成に力を入れるようになったんですね。

東京と京都で、最初にゴールボール教室が開催され、
1995年のパラリンピックには、選手を派遣したそうです。
2004年のアテネ大会で、女子チームが出場し、銅メダルを獲得。
以後、女子は予選を勝ち抜いて、毎回出場してるようです。
今年も、9月のリオで活躍してくれるかも!

競技は、いたってシンプルです。
アイシェードという「目隠し」をして、
1チーム3名、コート内で鈴入りボールを転がすように投球して、
相手ゴールにボールを入れて得点します。
相手がボールを投げる時は、入れられないように阻止します。



ボールは、バスケットほどの大きさですが、
わりと堅くて、中の鈴の音が聴きやすいように穴が空いてます。
アイシェードは、ゴーグルのようなもので、
着けると、真っ暗でまったく見えません。

パラリンピックなどでは、ズルをしないように、
ガーゼを目の上に貼ってからアイシェードをするようですよ。

見えないので、ボールの鈴、相手の足音、気配・・・
それを感じて、ゴールを守らないといけないんですね。
ゴールの幅はコートの幅と同じなので、
守る時は3人全員で、寝転がったりしてボールを止めます。

投げるスタイルもいろいろで、ボールの回転によっては、
相手の身体に当たっても、身体を乗り越えて得点できたりします。

Youtubeで、映像を見たんですけど、試合中は
すっごく静かなんですね。 →  こちら
得点した時に、観客の歓声がおこるんですけど、
音を頼りに動くので、逆に、余計な音?を出すことが作戦になったり。
シンプルなスポーツなのに、なかなか、深いです

でも、試合は視覚障害者だけではできません。
レフリーや、タイムキーパーなど、見える人でないと判断できません。
オフィシャルと呼ばれる、10人の競技役員が必要だそうです。

なので、オフィシャルも育てていかないといけないので、
一般の健常者の人にも、この競技に親しんでもらおうと、
ゴールボール協会では、普及活動に力をいれているそうです。

ちなみに、守山市では、10月に全日本女子の試合があるので、
9月に、オフィシャルの講座が開かれるようですよ~

アイシェードをすれば、誰でも参加できるスポーツ。
障害者と一緒に競技を楽しむ人が増えるといいですね。