おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

大人の常識は

2016-06-30 00:10:03 | 日々のつれづれ
時間が経つのは本当に早い。
というか、ニュースの鮮度の劣化が早いというべき?
今年、不倫騒ぎで始まった芸能界のニュースも、
次々に新しい事件?があるから、ベッキーさんのことも、
なんか、ずいぶん前のことのように思えてくるわ~

と言うわけで、写メを撮りながら、今頃って感じやけど、
このニュースにも、ビックリしましたね。



京都新聞に載ってた記事です。

京都の府立高校で、妊娠した3年生の女子生徒に、
卒業したいなら体育の実技を受けなさいと指導、
両親と女子生徒の意向も聞かず、休学届けの用紙を送り、
出産か学業か、二者択一を迫ってたらしい。

文部科学省は、妊娠と学業は両立できるのだから、
本人が学業継続を望むのであれば、受け止めるべき、
という見解をしめしている・・・という記事。

妊婦に体育の実技を要求するのは言語道断やし、
おそらく、学校側は、休学をさせたいために要求したんやろね。

産科医の見解として、このように書かれてた。
「学業は生徒の人生がかかっている・・見学やレポート提出など、
軽減措置はとれないのか、教諭には第二の親になってもらいたい」

何がビックリしたって、今どきは、
女子生徒が妊娠しても高校生活を堂々と送れるのね・・・
我々の頃は、そうなったら学校を辞めてたと思う。
恥ずかしくて、行けなかったと思う。

確かにね。16歳で女子は結婚できるし、妊娠もできる。
高校生やから、あかんということはないやろうけど、
高校生やから、恋愛してもあんなことはしてはいけない、
なんて、言えるような時代でもないやろうけどね。

避妊の方法を知っていても、万が一はあるわけやから、
できちゃったなら、しゃあないやろうけど・・・

昔、「奥様は18歳」っていうドラマがあったけどね。
「金八先生」では、中学生の出産もあったけどね。



同じ日の京都新聞の1面にあったコラム。
この女子高生のことが書かれてました。
パートナーと話しあって産むことに決めたこと。
友だちが、一緒に卒業しようと言ってくれたこと。
「堕ろすなら早いうちに・・」という養護教諭の言葉、
「妊娠したら子育てに専念すべきで卒業したいというのは甘い」
などと言った、副校長の言葉・・・
娘の意志を尊重してあげたいと思う母・・・

ドラマのような話が書かれてるけど、
学校側の、どうしても卒業したいなら、体育は1、補修は実技、
という脅しのような言い分には、ほんま、怒りを感じます。
ましてや、「子育てに専念すべき」とかマタハラ発言かと。

でも、私がその母親なら、どうしてたかな。
やっぱり、娘を説得して休学させるかなぁ。

結局、この女子生徒は、かたくなな学校側と折り合えず、
休学したみたいです・・・

このあと、これがyahoo!ニュースにも出て、
この高校に批判が殺到し、学校側が対応を改めることになった、
という記事が、京都新聞に出てましたね。

批判されて改めるって、ねぇ。

16歳で成人、18歳で選挙権、
大人の都合で、子ども扱いしたり、大人扱いしたり。

古い考えでは、あかんのよね。