太陽と月の同居

久しぶりのブックレビュー

宇木聡史さんの
「ルームシェアストーリー」

第５回ラブストーリー大賞受賞作です
歴代の受賞作の中には
映像化されたものもあり
これも映像化されたらいいと
思える作品です

ヒロインが一目ぼれした
部屋の内装を具現化されるだけでも
見る価値を感じます

相手の浮気により
何度も男性と別れながらも
強く元気に生きている
斉藤未央

不思議な魅力をもち
未央の愚痴や悩みを受け止め
温かく包んでくれる
月島陸

まるで太陽と月のような女と男の
５年に及ぶ同居生活の
一部を描いた作品

５年も生活しているということは
恋人同士
と思われるでしょうが
二人に恋愛関係はありません
（少なくとも感じられません）

普通ならありえないでしょう
そんなこととつっこみたくなる気持ちと
どんなに年を経ても
永遠に不思議な同居人でいて欲しい気持ちが
半々です

そして結末は……
内緒
こんな結末なの？
と思ってしまいました

昭和は遠くなりにけり

中村草田男さんの俳句
「降る雪や　明治は遠くなりにけり」
明治１００年にあたる
昭和４０年代に詠まれたものですが
平成２４年ともなると昭和も遠くなりにけり

その昭和の懐かしい風景を
見に行きました

安部朱美　創作人形展
昭和の家族

馬とびや駄菓子屋　雷おやじなど
今の日本ではなかなか見られない
温まる風景がありました

無表情の人形なのに
実に表情豊かでした
館内撮影禁止のため
作品は紹介できません
興味のあるかたは会場へ

ながの東急５階で６月１３日まで開催中

今日は安部さんご本人がいらしていました
還暦を迎えお孫さんもおられるとは
思えないくらい若々しい方でした



芸術鑑賞のあとは
気分だけ北海道旅行

初夏の北海道物産展は６日まで

ちなみに今日でブログ７年目です
最近はペースダウンですが
よくぞ続いたものです