うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

国家と国民

2022年03月01日 | 社会・経済
本当はタイトルを「くに」にして、前回の「たこ」と合わせるつもりだったが、気が変わった。。

ところで写真は昨日のおひる。長崎ちゃんぽんリンガーハットですが、ちゃんぽんも久しぶりです。
昔よく西荻の「長崎亭」に行ってて、あの頃は月に二回はちゃんぽん食べてた気がするな。。


昨日は敵性音楽とかふざけたことを書いていたが、今ロシア人アーチストが所属団体を解雇されたり、公演が中止になったりしているらしい。

うかつにもこんなになっているとは知らなかった。

ゲルギエフはウィーンフィルを率いて日本にも来ているし、割と人気のある指揮者だ。正直さいきんのロシアの指揮者は詳しくないのだが、スターの少ない最近のクラシック奏者のなかでは、けっこう目立つ存在なんじゃないかな。。

ウィキを見るとこうある。
コンサートなどを通じて国際平和を訴えたり、発言を行う機会も多い。
2004年9月、幼少から青年時に過ごした北オセチアの小学校で起こったテロ事件直後の演奏会では、チャイコフスキーの『悲愴』を涙を流しながら指揮したという。

プーチン大統領とは数十年来の親しい間柄で、選挙で応援も行っていたらしい。

ソ連時代、海外公演を行う機会の多いクラシック演奏家は、公演先でしばしば亡命をした。アシュケナージなどがそうだが、逆にリヒテルなどは海外公演をなかなか許されず、西側にその存在を知られるのが遅くなったりした。

それも昔話、今音楽に国境はなくなった。

とはいえ、政権に比較的近いともなれば、色々な事情はあるのだろう。
どう思うか、と聞かれても、素直に本音を語れないという面もあるのではないか。。



金融制裁や資産凍結などの話にのせて、サッカーその他の試合を中止する等の表明も相次いでいる。

なんとなくニュースを聞き流していたが、サッカーの選手も音楽家もふつうの市民であって、直接戦争に加担しているわけではない。
こんなことで良いのだろうか。。

ロシア国内で反戦を訴えて拘束されたり、科学者が会合で謝罪した、というニュースもあるが、大多数の国民は自由に意思を表明できない環境なのだろう。

経済制裁は国民を苦しめるが、せめて文化やスポーツなどはお互いの交流を続けた方が良くないかな。。

国家のやることと、そこの国民の意思は同じではない。
民主主義が成熟していない国ではなおさらだ。

コロナの頃からそういう面はあったが、世の中全体がちょっと狂ってきていないか。月並みないい方だけど。


コメント
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