うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

よいお年を

2015年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

さいごはドタバタの状態で年を越しそうです。

アルは減量に課題を残す。後半体重が減らなかったのは、ペレットの味を覚えてしまったかららしい。今まで食べようとしなかったので、予備として別の皿に入れておいたのを、いつの間にか食べるようになっていたのだ。

ココちゃんは換羽中。

ちょっと栄養を与えないといけないな。

それでは。

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今年の我が家のカメラとデジタルガジェットなど 2015 

2015年12月31日 | カメラ、写真

今年後半は外出する機会も減り、写真も前よりは撮らなくなった。

ただ、少しばかり買い物はした。ので、今年はカメラ以外のガジェットを含めて・。

カメラではないが、9月に買ったGalaxy S6 edgeは、カメラ機能も充実している。今まで持っていた携帯/スマホは、とりあえずその場しのぎで撮影するくらいにしか使えないものだったが、今回初めて、使えるカメラ機能を持ったスマホに出会った感じがする。

世間の人たちはずっと昔からそうだったのでしょうね。。

僕はそういうことに保守的で、携帯は携帯、写真はカメラで、という意識がつよいのだけど。

音楽もオーディオ・セットで聞きたい。今年は、耳の関係でウォークマンを持ち歩くのをやめたが、時々はGalaxyにイアホンを付けて聞くことがある。まあ、通話もイアホンでしたりする。

そのGalaxyは初期故障に泣いた。持ち帰ったその日に使えなくなったのだ。

ほぼ同時に購入した、ASUS ZenPad7.0(Z370C)は、当初順調だったが、つい先日、アップデート途中で動かなくなり、あえなく入院。メーカー送りで戻りは来年1月末か2月初めごろとか・・。タイミング悪いですよね。正月休み挟みますから。

今年はデジ物の故障が相次いだ。正月1日に前のスマホ(200SH)の電池を壊し(これは自分の過失)、9月にはGalaxy、そしてZenPadと。二度あることは三度ある。

さらに言えば、写真左のNEXUS7(2012)も、アンドロイドアップデートで動作が非常に遅くなってしまった。それで新しいタブレットを買ったのだけど。一応まだ動作はしているので、アプリをそぎ落とした状態で一月ちょっと、頑張るつもりです。

さて、今年買ったカメラボディは2台です。

1月、Lumix G3の更新としてG6を導入。鉄道写真と、鳥さんたち(野鳥じゃなくてアルとココね)の撮影が中心。

連写のストレスがなくなった(スペック上は7コマ/秒)ほか、画質も向上している。高感度が良くなった。

鉄道のときはこちらを望遠ズーム(45-200mm)、G3に標準ズームを装着してコンビで使った。

また、既存レンズの動作も向上しているようで、20mm F1.7が使いやすくなったように感じる。AF性能が上がったからかな。

20mm F1.7は、ケージ越しに鳥を撮るのに適している。ケージがうまい具合に消えてくれるし、最短撮影距離も短いからだ。45mm F1.8は最短撮影距離が長くてだめ。

ズームレンズはF値が大きくて、ケージが消えてくれない。

GH4は重いし、使わない機能も多いので、将来はG7を追加して、G6+G7の体制にするかもしれない。G3は引退することになるだろうが、財政事情のほか、撮影回数の減少でなかなかそうはいかないかも。。

 

もう一つのコンビは、E-P3とQ10の組み合わせ。E-P3は小旅行に活用する機会が多いが、MFTの適当な望遠ズームを持っていないので、Q10に06 Telephoto zoomを組み合わせてよく使った。ちょっと変わった組み合わせですけどね。MFTの14mm F2.5や、Qの魚眼レンズも携行しても大した荷物にはならない(全然余裕!)。

この経験から、交換レンズを持ち歩くときは、ついでにボディも付けて持って行けばよいという発想がうまれて。。

暮れに買ったQ-S1。 同時に08 wide zoomも買って、超広角方面の担当として任命した。

レンズキットなので、標準域もこなせる。というか、Qマウントのレンズどれを付けてもいいのだが、ほかのボディと一緒に持って行こうかと。

このほか、コンパクトカメラとしてはIXY31Sがまだ健在。eye--fiが入っていて、室内の物撮りなどに活躍。デジタルテレコンで近接撮影も重宝している。これも、しばらくは変える必要ないかな・・

ニコンの交換レンズはどんどん下取りに持って行かれて、今は18-70mm, 70-300mm, 60mmマクロだけになってしまった。 もし新しいボディを買っても、レンズを1から買いなおさないとならないだろう。 

5年前、初めてミラーレスのE-PL1を買った頃は、MFTはサブとしてあまり深入りせず、それよりD7000かなにか、新しい一眼レフを何とかしなければ、と考えていたのだが。ミラーレスがこれほど発展するとは思わなかった。うちのばあいはどんどん軽薄短小(死語)になってきて、MFTもQシリーズに脅かされ、さらにスマホが。。という状態。

Qを使っていて、すっかりペンタックスびいきになってきたので、来年はK3ⅡとKマウントレンズをそろえようかしら。いや、K1なんですか・・・。

 

 

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Pentax Q-S1

2015年12月30日 | Q10

まだあわただしくて、年賀状も書いていない始末でして。今日もこの後午後に仕事です。

ちょっと上の写真、余白がおおくて失敗かな。後で差し替えようかしら。

(すみません、以下写真も文章も長めです)

 

さて、閑話休題。

そういうわけで、またおもちゃを買ってしまったのでした。

夏ごろから、ここでも何度か書いたことがあるが、よく持ち歩いているPentax Q10シリーズ、使っている時はとても面白いのですが、出てくる画を見ると、なかなか厳しいものがあるな、と感じることが多くなりました。ツボにはまればいいのですが、イージーには撮らせてくれないんです.

9月以降は、スマホGalaxyで撮ることがずっと増えてしまい・・。手軽に撮れるミニカメラであるはずのQシリーズの存在が脅かされるようになってきました。

ただ、現行のQ-S1は2014年8月の発売で、Qシリーズは毎年夏から秋にかけてモデルチェンジしていたので、タイミングを見計らっていました。

ところが、オーダーカラーが終了した9月を過ぎても、一向に新製品が出る気配はない。そして、1年間更新されることのなかったカタログが、9月になって(オーダーカラーなしの記述で)新しく配布されるようになった。ということは、当面新製品はなし、シリーズに新たな展開もなさそう(新レンズとか)という観測が考えられる状況になった。

さらに言えば、このまま現行製品をしばらく続けて、やがてフェードアウトしていくのかしら、と。

Q-S1自体、前作のQ7と機能は同じまま、外装を変えたようなモデルですし、今RICOHは初のフルサイズ一眼レフの開発で大変でしょうから、この先あまり期待できないのかなあ、という気が。

ペンタックス・ファンの方々は、とても心の温かい方が多いらしくて(さる名門メーカーのユーザーさんたちとはえらい違い)、いくつか定期的に拝見しているブログでも、そういう記述は見ないですけどね(唯一某評論家の方が、ちょっと書いていたのを見たな)。

しかも、ここへきてQ-S1の価格は大きく下がってきた。一応レンズ交換式ミラーレスなので、結構いい値段がついていたのですが(MFTのLumixやNikon1シリーズとおなじくらい。センサーサイズとかはちがっていても、コストはそう変わらないんでしょうね)、これなら「買い増し」してもいいかな、と。

Q10は自分で選んだ色も気に入っているし、結構かわいいのでまだ使っていたい。その辺も悩みどころでしたが、シリーズでまだ買っていなかった、08 wide zoom を一緒に買うことで、Q-S1は広角側を主に担当させるという名目にして自分を納得させることに。

そういうわけで買いだしにいったのでした。

レンズはマニアさんたちのいうところの『地図』で、ボディはおなじく『ヨド』で買いました。ヨドはまあ普通の人もいうか。

『地図』さんは、さいきん東証一部に市場替えをしましたが、大手のカメラ専門店(ほかに時計、筆記具など)です。同じような専門店として、マニアの方々がいうところの『ペコちゃん』がありますが、この二つのお店は雰囲気が全然違いますね。今回は全然使わなくなったニコンのレンズを下取りに出したのですが、『ペコちゃん』なら、カウンターで店員さんに来意を告げると、その場で待っていれば交換品を同じ店員さんが持ってきてくれます。

『地図』では、別のフロア「買い取りセンター」に行って整理券を取って待つことしばし、スマートなスーツ姿のお嬢さんが応対してくれます。手続き完了まで1時間余り、携帯で連絡を受けて金券を受け取り、別棟の店舗に行って商品と交換します(今回は新品だったので、下取り時に商品を取り置き扱い)。銀行のカウンターとまでは言わないまでも、店員さんの雰囲気もちょっと普通のカメラやさんとは違う感じ。

それにしてもここでも中国人の方々が結構いらしている。ここ数年、本当に変わったねえ。

さて、無駄に話が長くなりつつありますが。

色はガンメタルボディ+カーマインレッドの張り革。

ほかにブラック+ブラック、ホワイト+クリーム、ゴールド+クリームがある。いずれも悪くない気がしたし、赤は派手かな、と迷ったけど。

うちにあるQは黒、Q10はミント(青系)なので、やはりこれかと。

これが08 wide zoom。 Q-S1では換算17.5mm - 27mmの超広角ズームです。

昔持っていたTokina AT-X124 (ニコンDXフォーマット)が、フィルター径77mm, 重量がたしか570gぐらいだったのに対し、これはフィルター径49mm、重量はたったの75gという軽さ。さすがに今流行りの高倍率一体型デジカメでもこれだけ広角なものはないかな(詳しくないのでわかりませんが)。

ボディのほうは下取り査定中に『ヨド』で買ったのですが、最初はボディだけのつもりでした。

しかし、Pentaxの店員さんによると、ボディキットは注文販売制で、受け付けると1週間ぐらいかかります、とのこと。全店舗共通だそう。

正月が挟まるので、よけいかかることになりそう。

価格差があるので迷ったけど、結局レンズキット(02標準ズーム付き)を買うことにした。多少お値段は見てもらった。

02はすでにQ10を買ったとき一緒についてきているので、二重になってしまうが、店員さんはこれに付属のレンズはブラック仕様で、これは単体では買えないものです、という。

たしかに、手にしてみると、手持ちの02レンズとは雰囲気が全然違う。金属仕上げでブラックなので、精密感がある。それとなぜか、ズームリングの重さがしっとりとしていて抵抗感がある。ので、まあいいか。

ガンメタルグレイの塗装は、ざらっとした仕上げで、悪くない。モックアップを見てるときはちょっと安っぽいかな、と思ったが杞憂だった。

ダイヤルはアルミ削り出しだそう。

上がまったいらなので、広く見えます。実際多少大きいのかな。

初代Qが一番コンパクトです。

Q7はQ10とほぼ同型なので、これで一応シリーズの全型がそろう形ですね。

まだ設定も何もしていないのですが、性能はQ10とそう大きくは変わらないかな。。

暗所ノイズも、これはISO3200ですが、無造作に使う感度ではないかもしれない。

AFその他の速さは実感できましたが、ここまで撮り歩いてすでに何枚か失敗を出しています。

超広角というのは、そんなに使う機会はないのだけど、なぜか持っているとうれしくなってしまう。

狭い室内などで活躍する機会は多いと思う。

だいぶ長くなってしまいました。

年賀状が・・。

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Asus ZenPad 7.0が壊れた

2015年12月29日 | デジタル・インターネット

終日勤務するのは今日が今年最後だ。

ランチを取りに、いつものとおりスタバに行き、タブレットをとりだす。

画面でアップデートのインストールを促すメッセージが出ている。何気なくスタートボタンを押した。

何か作業をしているらしい画面に変わったので、タブレットはわきに置いて本を読み始める。

やがて再起動がはじまる。作業中を示す、丸い和がぐるぐる回るアイコンが出ている。

それが、結構時間がかかるようだったので、そのままの状態でポーチに入れて、オフィスに持ち帰った。

オフィスで出してみるが、起動状態から全然変わっていない。ありゃりゃ。

どうしようもないのでいったん長押し。再度試みるが、だめ。

あえなく、購入後4か月で故障。

ひょっとしたら、電池がやや少なかったのかな、とも思うが、原因は不明だ。電池は昨日、8割程度入っているのを見たのが最後だが。。結構減りが速いようなのだ。

帰宅して保証書が残っていることを確認。明日、修理持ち込み決定。

やれやれ・。

先週までにぎわっていた通りも、さっぱりとしてしまった。

今朝は電車もがらがら。ただし、都心に近づくと大きなカバンを持った旅行者が目立った。

今日はストロベリー・スコーンにしました。

スタバは結構にぎわっています。

毎年年末に見る、このポスター、今年はたすき模様。

 

 

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いろいろ買う

2015年12月28日 | 通販・買い物

近くのおお掃除を手伝い、家の片づけを始めるが、どこから手を付けていいかわからないまま、時間ばかりが過ぎていく気が・・。

夕方、古都ムサシノはしんじゅくのまちに買い出しに行く。

玄関の呼び鈴が壊れてしまった。

前回宅配便の人が来たとき「鳴らない」といっていたので、電池かと思って交換したのだが(単2マンガン電池4つ)、試しに押してみたらやはり鳴らない。

この状態が1週間以上続いてしまった。この間に、宅配の人が何回か来ているのだが、一度不在と思われてしまっている。

明日も宅配の人が来る予定だ。

この際インターホンにするという手もあるが、どうせたいして人はこないので、無線式のドアチャイムにした。

これと同じ方式のものをオフィスでも使っているのだ。

室内側の電池は一緒に買ったが、家に帰って開封してみると、送信機側にも電池が必要(当然でしょうね)、しかも小さなCR2032とかで、買い置きがない。

仕方がないから、真夜中にコンビニに行って買ってきた。

とりあえず、針金で門柱にくくりつけて、これを押してくれ、と紙に書いておいた。

しかし、宅配の人はそれを押すことはせず、これからお宅の前に行くから、と電話をしてきた。

年賀状をまだ書いてないのです。年賀はがきもまだ買ってなかった。

しんじゅくであちこち買い物した帰り、郵便局の前を歩いたら外で販売していた。

局員の人は実にお疲れさまだと思うが、もう営利企業として上場もしているのだからな。正直、そういう竹槍戦法が理に適っているかどうか、考えたほうがいいんじゃないかしら。よけいなお世話ですけど。

インクはいつもセット買いするのに、せこく足りない分だけ。まあ、せこくはないか。

ほかの買い物としては;

こういうのもありますが、長くなるのでまた今度。

通販で買ったこんなものも届きました。

買い物ではないが、今月初めに、親から家庭菜園の小松菜をもらった。アル、ココにということで、とりあえず余り物の鉢に植えておいた。

ところが、アルたちにあげる前から少しずつ減っていく。???、虫でもいるの?

きのう、このままでは全部なくなりそうなので、葉を積んでみたら、案の定、芋虫さんがいた。

洗い流そうと水をかけたが、とれない。ので、あきらめてその葉っぱは芋虫に譲ってあげた。

というわけで、アル君ごめん。そうすねないで。。

 

 

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折りたたみ傘を買う

2015年12月27日 | 通販・買い物

4年間使っていた折り畳みの傘が壊れてしまった。

世間の人がどのくらいひとつの傘を使い続けるのか、しらないけど・・。とにかくうちの場合、関節のあたりが擦れて穴が空いてきたが、気にせずに使っていた。

しかし今年の3月、原宿から表参道に向かって歩いている途中で、突風と雹のような雪に見舞われ、関節が曲がってしまった・・。

別にどこで壊れたかなんて、書かなくてもいいようなものだが、僕が原宿とか表参道を歩く機会なんて、めったにないので、つい書きたくなってしまった・。

とにかく、原宿から表参道に向かって細い道を歩いていたら、急に突風と雹のような雪が降ってきて、傘を差したら、傘がお猪口になってしまった。。

まがっていても開閉にはそう影響はなく、何とか使っていたが、さすがに格好悪いので、代わりを買おうと思った。

のが、さっき書いたように今年の春ごろだ。

以来、雨の多かった晩春頃、梅雨入りしたころ、夏を迎え、急な豪雨が心配になるころ、そして秋に入り、例年より暖かいが雨も多かったころと、傘を持ちだすたびに、買わなきゃ、と思い続けて幾年月・・。

ぜんぜん決心がつかず、先送りにし続けていた。

年末に入り、さすがに今年のことは今年のうちに、って、そんな大げさなことではないのですが、重い腰をあげて買うことに。

ブラウザを開けると、アマゾンで傘を検索した記録がトラッキングされていて、「AmazonならXX円」みたいな傘の広告がしつこくでてくる。

ただ、いざ選ぶとなるとこれというものが見つからない。こういうのはやはり、実店舗で買ったほうがいいのかもしれない。もうたぶんないと思うが、昔は吉祥寺伊勢丹の1階にあった傘屋さんが好きで、長いことそこで買っていたのだが。伊勢丹のコーナーではなくて、独立した店だったが、たぶんデパートの撤退でいっしょになくなったんじゃないかな。。

以前はAssistOnでTotesの製品を買ったのだが、今はブラックしか在庫がないらしい(製品紹介ページのチェック模様など、素敵なのだが)。

それで、やはりアマゾンで探すことにして、Parachaseというブランドの製品を買ってみた。

左のがあたらしいやつです。

思ったより大きかった。。

傘の直径が121cmあるそうで、かなり大きくて重い。開閉自動仕様だが、戻すときの力もかなり重い。

こりゃ、別動隊としてもうちょっと軽い傘も必要かな。

ただ、ものとしてはしっかりしていて、長く使えそうな気がします。

色は、この10年近くずっと紺色を統一カラーとして使ってきたが、さすがに飽きてきたのでちょっと珍しいグレイにしてみた。

 

というわけでした。

さて、今は冬晴れが続いています。雨じゃないけど、(たぶん)生まれて初めて、自動洗車を経験してみました。

車内にいて洗ってくれる奴ですね。

でした。

ありがとうございました。

 

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東京ミチテラス2015

2015年12月26日 | まち歩き

毎年恒例のイベントです。昨年はこちら

以下、少し写真が多いです。

オフィスで急に、ケーキとビールで軽いパーティをやるなんて言うものだから、それに少し時間をとられた。

外はすでにすごい人出である。

メインのイベントは東京駅駅舎のライトアップということになる。すでに、仲通りのイルミネーションや、出店などは今月初めごろからやっている。

ライトアップは午後5時ごろから8時半ぐらいまで。タイミングを逃すと終わってしまう。

例によって、丸ビルのテラスから撮影。

行幸通りから正面を見るコースは人でごった返しているが、ここは平和。見晴らしもよい。ただし、アングルは限られるが。

まだ年賀状をかってないです。。

今日は満月で、空も晴れていてきれいだったのですが、撮影には失敗しました・・。ここからは見えないんですね。

スケート場は今日までと聞いたな。

改めて、行幸通り正面を目指します。

その前に新丸ビルのディスプレイを見に行く。これはどういう意匠なのでしょうね。昔はこういう荷車で、ツリーを運んだのかな。

新丸ビルから行幸通りを見る。

仲通り。例年に比べると少し人出が少ない気がする。

ここのディスプレイは昔に比べると簡素。

・・というか、2年前の凝った車輪のディスプレイの時にも、今年はあっさりしている、と僕はコメントしている・。

こうして写真に撮ったほうがきれいに見える。

歩きながら撮影するので、すぐぶれるんですね。このイベントにQ10を持ちだすのは今年が3回目。

別にE-P3やG6でもいいのですが。

で、真正面で人だかりの中撮影したのがこれ。PAとか警備員とか、たくさんいて、撮影するのは大変だし、たいしてきれいにとれない。

もうあきらめて、あまりやる気がないせいもあるが。

仲通りを歩きながら、有楽町ビックカメラを目指す。昼間見に行ったら、Q-S1がさらに安くなっていたので、あれを買って帰ろう。

と、思っていたのですが、こうやってQ10が頑張ってくれると、なんとなく買う気がそびれてくるんですね。

Q10はイージーな撮影を許さない。だからとっさの時にはきれいに撮れないんですが。

設定を変えていくと、それがちゃんと出るのが面白い。

ただ、絶対的な画質には限界があるけど。

というわけで、今日はこのまま帰ろうか。

やはり、08 wide zoomが使いたい。また近いうちに。

おさるのツリーが、正月飾りになっていた。

 

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December George Winston

2015年12月24日 | 音楽

CDのリリースは2010年。

ちょっと音楽系の話がつづいていしまいましたが・・。

これを買ったのは去年の4月ごろのことだ。ちょうどウォークマンを買って、PCの故障でダメになってしまった音楽データを再構築していたころだ。

よく聞いていたウィンダム・ヒル系の曲を、CDを買ってライブラリ再構成しようと思ってタワレコに行った。しかしウィンダム・ヒルのCDは(イージーリスニングとか、癒し系みたいなコーナーによく置かれている)、数も少なく、値段も結構高かった。

高いといっても2500円ぐらいだが。

とにかく、そんなわけで、ライブラリ再構築はあまりできなかった。おりしも春から初夏の時期で、季節感は合わなかったが、いずれ聞くだろうと思って、棚に並んでいたものをとりあえず買ったのだ。

家に帰ってもすぐに開封せずにほおっておいたが、いつの間にか2014年の12月は過ぎてしまい、また春が来て夏が来て・・。

またこの時期を逃すと、1年間開封しなくなりそうなので、慌てて聞いてみた。

きれいな紙ジャケに入っていて、輸入盤にしては珍しくちゃんと解説もついている。

アルバム全体の説明としては「"DECEMBER"は初冬という季節に着想を得たもので、ジョージ・ウィンストンのソロ・ピアノである”AUTUMN","WINTER INTO SPRING"などをフォローしたものです」みたいなことが書いてある。キャロルなど、伝統的なクリスマスの曲なども入っているし、オリジナル曲もある。

AUTUMNのジョージ・ウィンストンはかなり個性的だったが、それに比べると、これはムードミュージック的な構成だ。正直言って。初期のウィンストンはなんというか、切れ味が違っていたような気がするな。

とはいえ、このアルバムも楽しめないということではない。文字通りイージーに聞いていればいいのだと思う。

24日、イブですね、今日は。普段より人どおりは多い。

以前なら、IXYか、Q10をかばんに忍ばせていたのだが、気がついたら今日はカメラを持ってきていない。最近はスマホで十分写真が撮れるので、カメラを持ち歩かなくなってきた。

ただ、気分の問題として、やはりカメラがあったほうがいいな。

何をしているのか、はっきりわからなかったが、これはどうも充電しているらしい。

それで、その車が持っている電力で、音楽を鳴らそうという企画なのだろうか?

なんとこのスピーカーは、ヤマハの名器NS-1000(でしたっけ?)である。モニタースピーカーとして、超ロングセラーだッた、あれです。

真空管アンプと、ラックス?のプリアンプで鳴らしている。

すごいんですけど、雨が降ったら大変じゃないでしょうか。。。

たくさんLPが並んでいる。変わった企画ですね。。

 

 

 

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Carpentaers Superstar

2015年12月23日 | 音楽

 この曲はもともとデラニー&ボニーが1969年に発表したシングルだったが、1971年にカーペンターズがカバーしてヒット曲となった。

もとのタイトルはGroupie(Superstar)だったが、カーペンターズ版のほうはSuperstarに改題されている(ように思える)。のちに色々な人がカバーしているが、Superstarとすることが多いようだ。 以上はウィキペディアの記事による。

 

 むかしむかし、バブル華やかなりし時代の、ちょうど今頃、車で岡山かどこか、とにかく中国地方の山の中を走りながら、この曲を聞いたことがあった。

川は谷あいをゆったりと流れ、道は川に沿って左右にくねりながらいつまでも続いていた。

2車線の、その地域では基幹となるなる道だった。道幅もそこそこ広い。

 

 ウィンドシールド越しに見える近景は、葉を落としたクヌギか何かの林、わずかな平地に作られた畑、その反対側には切通しと黒っぽい針葉樹。

少し先を見え隠れする川の流れは穏やかで、深く見えるところは美しい青鈍色をしていた。

車の数は少なかったが、何台かがつかず離れずのまま走っていた。 分岐する道や交差点もほとんどなかったのだ。

少し先に、たしかタンクローリーがいた。大きな車にしてはペースは遅くはなかった。 自然その車に合わせて走るようになった。

それほどきつくはないが、ところによって多少の上り勾配があり、そこだけはすこし速度が落ちるみたいだった。

やがて道は比較的平坦になり、見通しの悪いカーブも減ってきた。流れは多少はやくなる。

が、それでもこちらは全長3.8m足らずのボディに、当時の測定法で130馬力のエンジンを積んでいたから、いささか退屈な伴走だった。

ギアを5速に入れた。回転計は1500rpmを少し上回るぐらいで上下している。

この区間の燃費は20km/lを上回るだろう。平均燃費もかなりいい数字が出そうだ。

 

 カセットにいれたカーペンターズは、たしか借りてきたベスト盤のCDを、ダビングしたものだ。

この旅の少し前の週末、クリスマス・パーティの帰りに、電車の中でウォークマンで聞いていたのと、同じテープだったと思う。

最寄りの駅に着く直前にかかっていたのは、ビートルズのカバー曲で"Help!"だった。

 若かった時には

 もっと若かったころには

 どんなことでも

 誰の助けも

 いりはしなかった

 

 それもしかし昔のこと

 自信も少しぐらついて

 様子が変わってきたことに

 気がついた

 ぼくは心の

 扉を開いたのだ

(訳は片岡義男訳「ビートルズ詩集」1973角川文庫による)

聞きながら、ああ、この歌詞よくわかる、身に染みるなあ、などと、ワインでぼやけた頭で考えていた。

今思うと、26でそんなこと考えるなんて、バカみたいだけど。いやむしろ、若いからそんなことを考えてたのかな。

 

 Superstarのほうは、もう少し歌詞が込み入っているし、当時はGroupieという初期の題名を知らなかった

だから、歌の意味はよくわかっていなかったはずだ。 なんだか物悲しい感じの歌い方だな、としか感じてなかったと思う。

ただ、ゆったりとした曲の調子が、窓越しに流れる風景にぴったり合っているな、という印象が強かった。

もしそのとき、歌詞の内容がわかっていたら、風景とリンクさせて心に焼き付くようなことは、あまりなかったかもしれない。

ラジオで「愛してるよ!」と歌っていたロックスターにあこがれる女の子の話だからね。

でもとにかく、僕はこの曲を聞くと、いつもゆったり流れる川と、冬枯れの風景を思い出す。

 

 ビデオはTVショウの録画らしい。歌はアテレコと思われる。カレンは、なぜか黄色のドレスを着て、ドラムをたたいている(カレンはドラマーだった。たしか庄野真代さんが、だからリズム感が抜群だったんですね、と昔言っていた)。

これを見ていると、アメリカ音楽界のビジュアルも、70年代の初めごろはそんなに洗練されてはいなかったのかなあ、とか思ってしまう。音楽自体は素晴らしいですけどね。

でも、ビデオのカレンはとても可愛いです・・。見ているだけで涙が出てくるのは、単に僕が年だからか。

カーペンターズそのものが、ピカピカのセレブリティという感じのデュオではなかったからね。しかし彼ら自身は、間違いなくスーパースターだった。

 

 もし、あの素晴らしい歌唱力とリズム感を与えられていなかったら、もし彼らの両親がカリフォルニアに移住することを決心しなかったら、もし、ハーブ・アルパートが彼らを見出さなかったら、もし、当時のアメリカの音楽業界が、彼らを過酷なツアーに駆り立てるようなことをしなかったら、そしてもし・・・、リチャードがもうすこしだけ、言葉に気を付けてくれていたら・・。

カレンはちょっと丸っこい姿で、今も聴衆に喝さいを浴びたり、あるいは、自宅で孫たちに囲まれて、大好きなアップルパイをほおばっていたかもしれない。

 

 神様は、スーパースターを与えてくださるが、誰に与えられるかはわからない。そして、運転の仕方までは教えてくれない。

車なら、400馬力のミドシップなんて選ばなければいい。僕も130馬力のCR-Xを買ったが、たまに飛ばすぐらいで、持て余すほどのことはなかった。

だいいち、道を走っていて、前をタンクローリーが走っていれば、おとなしく走るしかない(無理するとスピルバーグの「激突!」になっちゃいますよね)。

しかし、生まれてくる子供に、その才能を選ぶ権利はない。スーパースターに生まれたら、そうなるしかないのだ。

助けてくれる人もいない。

ゆったりした川の流れに沿って、のんびり走ることを教えてくれる人もいない。

 

なので、神様にはもうすこし生まれる環境にも配慮していただきたいと思うのですが・・。

それはむりです。じぶんでがんばるしかありません・・。

と、いわれるでしょうね。

 

いやあ、少し、長く書きすぎましたね。

 

 

 

 

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とうじ

2015年12月22日 | セキセイインコ

・・日が短くなりました。

毎朝、近所の大きな樹を眺めながら駅に向かっています。

野鳥たちは寒くても元気みたいです。

僕はどうもだめです。

いつの間にか、年末が近いのに部屋を片付ける気にもならず、時間ばかりがすぎていく。

 

などと、暗い出だしで始まってしまいましたが、久しぶりに登場するアルとココはとてもげんきです。

ケージを掃除してあげないとな、と思うのですが・・。

それが、ケージから餌箱をだそうとして、腰をかがめたら、何でもないところでいてててて・・。

幸い軽傷らしく、座った姿勢から起き上がるときにちょっと痛いくらいで、じっとしていれば大丈夫。

最初は階段上るときも痛くて、こいつは困ったと思ったけど、それはすぐ直った。

ごめん、アルとココ、年内には必ず掃除するから。

ところで、アル君のダイエットは、40g付近で停滞したままです。

困った。

湯治したいかも。

 

 

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吉田拓郎 『アジアの片隅で』

2015年12月20日 | 音楽

週末銀座に行ったのは、このCDを買うためだった。

去年もクリスマスのころに、ローリング30を、やはり銀座山野楽器で買っている

オリジナルのLPレコードは1980年秋の発売だった。

『ローリング30』もこの「アジアの片隅で」も、発売当時にFM放送で紹介された数曲を、エアチェックしてくりかえし聴いていた。

当時FM東京(いまの東京FM)で、夜10時台だったか、マクセルが提供する15分ぐらいの番組があった。タイトルは忘れたな・・。たしかアール・クルーの曲がテーマ音楽だった。新しくリリースされたアルバムを、1週間かけて紹介するという企画で、1日に1、2曲、曲中のナレーション、フェードアウトなしでかけてくれた。アルバム全曲がかかるということはなかったとは思うけど・。

FM放送をエアチェックしてカセットで聞く、というのは、かなり普通のことだった。レコードも高かったし。

そんなわけで、このアジアの片隅でも、録音したテープを今でも確か持っているはず。

今更買うのもどうかな、とも思ったが、やっぱり持っておきたい、と思ったもので。

アルバムタイトルにもなった『アジアの片隅で』はライブ録音でかなり長く、メッセージ性の強い曲だ。ので、まとめて拓郎の曲を浴びるように聞くときは(そんなこともときどきするんですが)、「人間なんて」とか「準ちゃんが・・」とともに、いつも聞き飛ばしているのですが。まあ、でも高校生のころは結構わけのわからないなりに、かっこいいなと思いながら聞いていた曲です。

今こうして聞くと、「古いメロディ」なんていうのは、味わい深いですね。このCDを買って聞いていること自体、この曲のテーマそのものです。

古いメロディ 

こびりついて 離れないぜ

やりきれないね

・・・

確かに、若いころ聞いていた音楽を今改めてコレクションするのも、たまにはいいものです。

ただ、前回「ローリング30」から1年あけて、これを買ったのには理由があって、あまり昔を振り返ってばかりいるのもまたきついというか、ちょっと間を置きたかったのです。

これはずっと昔からそう感じていたのですが、懐古趣味というのは、若いころのほうが気兼ねなく浸れるようです。

30代のころに、子供のころ見たアニメなんかを肴に飲むのは楽しかった気がする。むしろ、世間的にそういう昔話が似合う年頃になってくると、なんだかなあ、という気にもなってくる。むしろ昔より新しがろうとしたりしてね。

それで、そうなるんじゃないかと、30代のころに想像していたのですが、近頃やっぱりそうなるのかな、という気がしています。

とか言いながら、今日はスマホにいれたドリカムの「決戦は金曜日」「晴れたらいいね」とか聞きながら、いいなあ、あの頃、懐かしいなあ、とかおもったりしていたので、これはどう考えたらいいのかな・・。

出先で、ものすごく久しぶりにマックに入った。近頃マスコミをにぎわしているようだが、どうなっているかな、と思って。

これはビッグマックセット。メニューの構成がよくわからないまま頼んだのだが(ああいうところの店頭で、慣れないものを注文するのはかなり難しい)、サブメニューにポテトが見つけられず、仕方ないので目に着いたミネストローネを選んだ。値段もどこに書いてあるのかわからないまま、最後に聞いたら740円だった。昔500円でおつりが来たことを思うと、確かに高く感じられるな。絶対的にはモスバーガーやバーガーキングなんかのほうが高いのだけど。

最寄りの駅のマックも先週閉店したようだし、二つ先の駅にあった店もなくなった。外野席から見ていても、なかなか厳しそうですな。この業界。

僕は当面、昼はコーヒーだけか、せいぜいドーナツ程度にしておきます。

 

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総員玉砕せよ!

2015年12月19日 | アニメ・コミック・ゲーム

水木しげる 講談社文庫

先月亡くなった水木しげる氏の、戦争をテーマとした長編。

ニュースが流れた直後に、アマゾンで注文しようとしたが人気第1位、一時的に売り切れの状態だったことは、以前書いた

ようやく今週半ばに届いたので、さっそく読んでみた。

御覧のように、「追悼 水木しげる先生」というたすきがかかっている。著者紹介の欄も、2015年11月逝去とある。ここにきて重版されたらしい。

 

内容については、ウェブで探せばいくらでも出てくるはずだから、ここであらすじを繰り返すことはしない。

水木氏の戦争体験に基づく自伝的漫画であり、あとがきでは『90パーセントは事実です』と本人自ら書かれている。

これに先立ち(本書が店頭で買えなかったので)水木氏の別の戦記物「白い旗」、「水木しげるのラバウル戦記」を読んだ。「白い旗」は、硫黄島や大和特攻などのエピソードを集めた短編。

『ラバウル戦記』は絵物語みたいな構成だが、『玉砕せよ!』より自伝に近い。

『玉砕せよ!』は、主人公丸山(水木氏の分身と思われる)が中心の物語だが、将校たちの視線からの描写もある。

 たとえば軍医は、玉砕命令に異を唱え、最後は自決する。中隊長達も、無駄な死に対して結構抗議をしている。玉砕戦について、兵士の心が統一されていないと、若い支隊長をいさめる場面もある。軍全体が、単に狂気一色に駆られていたのではなく、厳しい現実を目の前に、理性と狂気が錯綜しながら対処していたのだろうな・・、という感想を持った。

現実の世界はどこもそうなのだろう。本書でもたしかにめちゃくちゃな上官が初年兵をいびりまくるシーンが多く出てくるし、僕等はそれをステレオタイプの描写として片付けてしまいがちだ。しかし現実には、靴を無くした丸山に、自分の靴を与える軍曹もいる。

そんなことを考えるのは、今の自分には兵たちの辛さが、本当の実感として伝わってこないからだ。

彼らの境遇はあまりにも過酷だ。

女達も、兵も、上官達も。

だから無意識のうちに、自分とつながれる所を探そうとするのだろうと思う。

最初の「ピー屋」のシーンから最後の玉砕のシーンまで、通奏低音として流れる「女郎の歌」は

 わたしはくるわに散る花よ

 ひるはしおれて夜に咲く

 いやなお客もきらはれず

 鬼の主人のきげんとり

 わたしはなんで このような

 つらいつとめを せにゃならぬ

 これもぜひない 親のため

 

という、哀切きわまる歌詞。冒頭のシーンではこれを、「慰安婦」たちと兵たちが合唱する。

 

玉砕前、兵たちはこれを、

 いやな敵さんもきらはれず

 鬼の古兵のきげんとり・・

 これもぜひない 国のため 

と、言いかえてみんなでうたう。そして、

「女郎の方がなんぼかましだぜ」

「ほんとだ」

などと言葉を交わす。

こんな滅茶苦茶な世界を、実感できました、などと言える程、僕には想像力がない。

ただ、前回『ラバウル戦記』を読んだときもそうだったが、読後しばらくの間、兵たちのことが体の中に残っている。

彼らは僕に何かを訴えようとしているらしい・。言葉ではなく。

 

『ラバウル』と、『玉砕せよ』で水木氏が語っている言葉(解説を含む)をいくつか引用して、終わりにしよう。

「人間の生き死にほど不平等なものはない・・。人間は本来、“平等”が好きで、運のある人が不運になったりすると、みな安心したりする。・・どうも自然とか運命というやつは平等ではないようだ。どうしてそんなバカなことがあるのだろう、と五十年間考えてきたが、頭が悪いせいか、未だに結論が出ない。」

「私、戦後二十年くらいは他人に同情しなかったんですよ。戦争で死んだ人間がいちばんかわいそうだと思っていましたからね。ワハハ」

「ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。たぶん戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。」

このマンガを、銀座の旧三愛ビルのカフェで読んだ。

隣ではイタリア人らしい若い男二人が、延々と何かしゃべっている。よく話題が尽きないもんだと思うくらい、延々しゃべっている。

もうすぐ、戦後70年の年が終わってしまう。この機会になるべく、その頃の本を読もうとしていたけど、そろそろ。。

でもまあ、来年もまた色々と探して読むと思うけどね。

さて、ちょっと重い話題だったので、少し息抜きを・。

今日はSWの公開日でしたね。有楽町に出現したR2

なんかの宣伝らしいのだが、よくわからなかった。

 

 

 

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しわす

2015年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム

忘年会も楽しいものとそんなでもないものがあるが、まあとにかく、いろいろな方に支えられて今年も生きてこれたのだから、感謝しなければばちがあたる。

出会えることができた方が、目の前にいるうちにできるだけのことをして差し上げないと、後で後悔することになるだろう・・。

ピーちゃんは視線があっていないですね・・。

米国の利上げという大事な節目なのに、テレビ(ニュース)を見る気がしなくて、昔のドラマ(ザ・ホワイトハウス)を延々見ていたりする。

あまり良くない兆候です・・。昔いた職場とドラマを重ね合わせて、ノスタルジーを感じているというか、引きこもろうとしているというか。

DVDを音声日本語、字幕英語で見ていましたら、ちょっと引っかかった言葉がありました。

ドラマではハイチでクーデターが起きて、民主的に選ばれた大統領が車のトランクに隠れて逃げ出した、というニュースが流れています。

それを聞いた党歳入委員長(だったかな?)が、「車のトランクに隠れて逃げたって? 世も末だな・・」とつぶやくのですが、これの原文は;

I lived too long..

といっていたようなのです。こういうのはなかなか、Weblioとか英辞郎なんかをひいても、出てこないですよね。「ああ、長生きしすぎたな」という直訳になってしまう。雰囲気は伝わりますけど。

チーバ君もピーちゃんも、女の子を追っかけててこっちをみてくれない・・。

今日は秘書のランディングハムさんを事故で亡くした大統領が、彼女の亡霊と話しながら再出馬を決めるというシーン(そのエピソードについては4年前に書いています)を見ながら涙しておりました。

ランディングハムさんの亡霊は言います。

「貴方は今大変な状況ですね。でも同情はしません。なぜか。貴方より困っている人たちがたくさんいるからです・・。

大統領、出馬したくないのなら、それもいいでしょう。でも、苦戦を強いられるからとか、負けるからという理由で出ないなら、ジェド、あなたを心の底から軽蔑するわ。」

格好いいです。

一人で興奮しててもしょうがないですけど。

 

 

 

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1Q84

2015年12月13日 | 本と雑誌

村上春樹 ハードカバー版は2009年、2010年。

オリジナル版が出たのは2009年4月のことだ。書店に行くと発売前に、レジなどに告知が張られていた。

その1日前、偶々丸善の前を通ったら、入り口にワゴンが置かれて、店員二人が声をかけながら販売していた。ハードカバーで重そうだったが、その場で購入した。

book3はそのちょうど1年後に発売になった。このときも発売前の前宣伝が盛んだった記憶がある。

はっきり覚えているのは当日のNHK朝のニュースで、神保町の三省堂で生中継がされていたことだ。

その日のお昼、その三省堂で買った。発売日に世間的な話題になる、というのは、この後の「多崎つくる」でも、先日の随筆でも繰り返されている。

 

実は、1Q84については一度ここに感想文を書こうとしたことがある。その時は途中で中途半端に終わってしまった。

個人的見解ととしては、この本は村上度合いが高くて、なかなか評価が難しいのだ。

くりかえし読むとまた感想が違ってくるかな、とも思ったが、ハードカバーで買ったので持ち歩くのが面倒くさい。その後文庫版が出たが、6分冊になっていて全部買うと結構な値段になる。ので、しばらく読まずにいたが、今年半ばに意を決して?文庫本を買いそろえて読んでみた。

もっと気の利いたことを書ける人はたくさんいると思うが、ごく個人的な感想を言うと、やはり村上作品の中では難解な部類に属し、最高に好きな作品とは言えないな、と改めて思った。

 

僕はどうしても、青豆と天吾に感情移入できないのだ。特に青豆の感情の動きがどうもわかりにくい。book3まで進むとさらに顕著になる。

一応ネタバレに近い状態になることをあらかじめお断りしておくが、それまで客観的で冷静な判断ができていた青豆が、「受胎」した頃からだんだんとおかしくなっていく。

というか、本人は至って真面目なのだが、同士であり、青豆のよき理解者であるところのタマルの理解を超えた発言を繰り返すようになる。

タマルは物語の最後まで、クールさを保ち続ける。青豆に対する態度も、一貫して好意的だ。タマルはこの物語の中で、僕の一番気に入った登場人物の一人だ。彼は同性愛者だが、行動原理はあくまでも男性的だ(という言い方をしていいのかな)。

青豆に対し、僕が不可解さを感じるのは、もしかしたら僕が男性だからかもしれない。そう考えると、青豆の性格描写はむしろ、かなり成功しているのかな。

天吾はもともと、僕とは対極にあるというか、ちょっと違う世界にいる人だ。

幼い頃に苦労するが、セルフディシプリンが非常にしっかりしていて、数学や柔道、音楽に優れた才能を示す。女性に自然に愛される。男性女性を問わず、その才能を認める少数の人には強く支持される。大柄で、細かいところに気が利かず、マイペースだが、社会にそれなりの定位置を持つことができている。天吾ほどではないにせよ、こういう傾向の人はいるのだと思うけど、もし近くにこういう人がいたら、あまり親しくはなれないかもしれない・。なぜか、といわれてもよくわからない。

 

ふかえりはもともと不思議ちゃんみたいなキャラクターであり、性格を掘り下げるような描写はされていないから、これはこれでいいのだろう。小松氏、戎野先生、あゆみなども、それなりにわかりやすい書かれ方だと思う。 あゆみは切ない。

もう一人、大事な登場人物として牛河がいるが、この苗字は「ねじまき鳥」に出てくる私設秘書と同じである。

ので、最初は手塚治虫のアセチレン・ランプみたいな、作品をまたがって登場する(スター・システム)「俳優」なのかと思ったが、そうでもないようだ。

"1Q84"の牛河は、生まれもそれほど悪くなく、弁護士になれるほどの頭脳を持ち、社会的には決して底辺にいたわけではなかった。

ただ、心と容貌に深い闇を背負っていることは間違いない。

「ねじまき鳥」の牛河は、けっこう強いキャラクターを持っていたので、それが頭の中で邪魔をして、"1Q84"の牛河のキャラクターを理解するのに時間がかかってしまった。今回改めて読んで、その評価が一番変わったのは牛河だ。もっと活躍する姿を見たかった気がする。率直に言って、「牛河」と名付けるのはよいアイデアだったのかな、という気がする。

 

前回読んだときは、まだ「アンダーグラウンド」を読んでいなかった。今年初めに読んだが、それから本書を読むと、ここでの主要なテーマになっている宗教団体の描写に対する感想がまた変わってくるように思う。

もっとも、天後の父親の描写を含め、これを書くことで、村上氏自身が「癒されて」いるんだろうな、という観念がどうしても浮かんできてしまう。その意味でちょっと、消化が足りないというか、わりとナマっぽい書かれ方だな、という感じがしないでもない。青豆と天吾の小学校時代も、村上氏なりの学校観みたいなものの表れなのかもしれない。

そういえば、天吾の父親も、今回強い印象を受けた。主にbook3に登場し、活躍の場面は多くはないが、僕にとってはとても重い登場人物に感じられた。

宗教団体、学校、父親、これらのテーマのうち、描写に一番成功していないのは宗教団体だと思う。book1,2だけだと、そちらの比重が非常に重かったのだが、book3で父親や牛河が活躍するようになる。このbook3によって、この作品は深みを増し、ある意味バランスが取れてきたように思う(ただし、天吾の父に取って、NHKと、集金人という仕事は、一種の信仰対象だったのかもしれない。青豆や天吾にとって、小学校は心を許すことのできない、一種の宗教的権威と映っていたのかもしれない。その意味ではこれらは独立したテーマではないかもしれない)。

この一月ほど、非常に忙しいというわけではなかったが、どうもしっくりこない日々が続き、めんたる疲れがとれなかった。

今日はこの時期にしてはやや暖かく、しっとりとした雨。先日のような嵐ではない。久しぶりに家でゆっくりと過ごした。

あちこちが散らかしっぱなしで、自分のここしばらくの状況が見えるようだ。

先日買ってきた、シベリウスのCDをゆっくりと聞いた。

机の上に置きっぱなしになっていた、書きかけの絵を仕上げてみる。

浴槽に使って手足を延ばすように、心がすうっとほどけてくるのがわかる。

部屋も片付けたいが、一日も終わりかけて、ちょっと間に合いそうにないな。

そして週末は終わる。

また肩をすぼめて歩きはじめることになるのだろう・・。

 

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Panasonic ラジオレコーダー RF-DR100

2015年12月12日 | 鉄道、車、のりもの

先日ラジオの語学講座を勉強しようと、ICレコーダーを探したと書いた

店頭ではよい製品を見つけることができなかったが、結局ネットでパナソニックの製品を探して注文した。

週末になってようやく開梱。

型番はRF-DR100といいます。4Gのメモリー+SDスロット付きのラジオレコーダーです。

発売は3年ほど前のことだったらしく、現在はカタログ落ちしている。

先日訪れた大手量販店のサイトで買ったが、店頭ではもう販売終了しているようだ。

色は白のほうが無難だと思うが、コーラルオレンジしか選べなかった。オレンジというより、サーモンピンクみたいな色だ。ただ、上品な色合いで悪くはない。

電池(単2x6個)でも使えるが、基本的にはデスクトップに据え置きして使うものだ。そのために本体はL字型をしていて、ボタンなどは下に並べてある。薄型で場所もとらないし、ボタン操作もしやすい。合理的なデザインだ。

かなり至れり尽くせりの設計で、曲のプリセットも、地域設定をすればAM/FMともにセットしてくれる。また音声ガイダンスがついていて、操作時に「タイマー設定をします」みたいな案内をしてくれる。ラジオ放送を含め、聞き取り音の速度を緩めてゆっくり聞くことができる。ボタンはすべて日本語で文字も大きい。おそらく年配層ユーザーに配慮したものだろう。

音量、選局ボタンがちゃんとダイヤル式になっているのが、、近頃珍しい。普通なら上下キーにしてしまうところだ。

放送中の録音もボタン一つでできる。音声データは本体の4ギガのメモリーか、SDカード(32ギガまで)も使える。外部入出力はLINE端子、USB。

アナログ音声マイク、ラインを入力でき、レベル調整、シンクロ録音も可能。パソコン接続のほうは今のところまだよくわからない。

FMのバーアンテナはかなり長い。AMは珍しくも本体上部にジャイロアンテナがついている。これは昔のナショナルのラジオ、クーガシリーズなどのオマージュらしい(僕はそれほど詳しくはないのだが)。今は背面にループアンテナを付けるのが一般的だが(本機でもオプションで付けられる)、ジャイロアンテナのほうがすっきりしているし、調節もしやすい。FMは90MHzまで。

内蔵スピーカーはデスクトップで聞くには必要十分な音質で再生してくれる。

さて、本機を買ったのはラジオ講座の録音なので、さっそくタイマー録音設定をした。

多少戸惑うこともあったが、マニュアルを見ながら設定完了。昔はMDラジカセで、本体の1行だけのディスプレイをリモコンで操作しながら時間設定したものが、それを思えばずっとわかりやすい。

いまのところ、いい感じだ。思ったよりずっと多機能だし、ユーザーフレンドリーで使っていて楽しい。唯一、内蔵メモリーとSDカードの切り替えが、メニュー階層の深いところで切り替えるようになっていて、ちょっと不便に感じた。

いろいろと遊べそうだけど、ちゃんと勉強もしないとな。最近めんたる疲れているので、そっちのほうが問題。

 

 

 

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