うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

リバーサルフィルムの現像、デジタル化

2021年04月11日 | カメラ、写真
昨年6月の、緊急事態宣言が明けた頃、有楽町のビックカメラでフィルムを買った。
一昨年にフィルムカメラのPentax MZ-3を譲っていただき、以来ネガフィルムでは何本か撮影をしてきたが、ポジはまだ試したことがなかった。
せっかくの一眼レフなので、ポジで撮ってみたい。。

昔と違い、フィルムでなければ撮れないということはないし、というよりむしろ、フィルムで撮るのはよほど趣味的な撮影のときに限られる。

コロナ禍で外出もままならず、以来冷蔵庫にしまい込んで使う機会を逸していた。

お正月に七福神めぐりをしたとき、ようやく開封してカメラに装着した。
ベルビアシリーズの中では感度の高いISO100の方だが、それでも日が短い正月は撮影時間が限られる。全部撮りきらずに、カメラに入れたまましばらく時間が経過する。。

春、梅が咲くころになってまた撮影再開。更に桜の季節までかかって、ようやく36枚を撮影し終えた。

フィルムを巻き戻して、現像に出そうと通勤カバンに入れたが、色々あってなかなか現像依頼ができず、ようやく持ち込んだのが今月の初め。

昔のカメラ入門書とか、雑誌とか読んでる人だったらわかるだろうけど、もうむちゃくちゃ、やっちゃいけないことやりまくってますね・・。

現像は職場近くのビックカメラに頼んだ。
カメラコーナーのレジ近くに、『フィルム現像プリント なんと!中3日で仕上がり』と高らかにうたいあげている?Popが見える。

なんと!というのは、びっくりするほど早いということを言いたいのかも知れない。
もう、ほんの15年ほど前までは駅前のラボに頼むと30分で仕上げてくれたり、コンビニやスーパーでも受け付けしてくれたりしていたことを、覚えている人はいないんだろうな。。

受け付けてくれたのは20代ぐらいの若い店員だった。「プリントしますか?」というので、「これはポジだから現像だけ」と答えたが、たぶん意味はわかっていなかったと思う。「マウントとスリーブどちらにしますか?」と聞かれることは、初めから期待していなかった。もっとも、マウントサービスはたしか終了しちゃったんだよね。。

金曜日に引き取った(正確には1日に受付、8日15時に受取可)。
1,493円。たぶん昔からそう変わっていないように思う。仕上がりまでの時間も、ポジは現像所送りのところがほとんどだったから、まあ良いほうだろう。新品のフィルムカメラが入手不可になった今となっては、現像受付してくれるだけで立派なものだ。

これをどうやって見るかだけど、とりあえず部屋のすみっこを探したら、ハクバのフォトビュアー(5700)が出てきた。
ルーペはコニカのものがあった。

ケースは多少黄ばんでいるけど、電源を入れると一応均質な光が出ているようだ。
こういうのはイラストのトレース用にまだ製品が出ているのかもしれない。

ルーペで覗くととてもきれいなんです。
うちにはスライドプロジェクターはなかったので、こうやってルーペで見るぐらいしか観る方法はなかったのですが、なんかいいですよね。。

昔、学校の先生が海外の遺跡とかを撮影してきたときは、みんなでスライドを見たりしていました。
でも、もうその頃は特に写真の趣味のない家庭では、カラーネガでプリントしたものを見るのが普通でした。。ネガは昔、性能が悪く、コダクロームなどのポジカラーが先行したと聞きます。

時代が下ってデジタルの時代になると、再びプリントから画面(PCやスマホ)での鑑賞になってきたというのが、興味深いです。


とはいえ、やはり常時画面で見てみたい。

昔はフラットベッドスキャナにフィルムスキャン機能がついていて、15年ほど前には手持ちのフィルムを大量にスキャンしまくったことがあった。複合機を買ってからもしばらく持っていたが、PCを替えたらOS(win8.1)が対応しなくなってしまった。
フィルムスキャナも大手メーカーが色々出していたが、今はもうないかな。

スキャナといえば、ドキュメントスキャナが欲しいと思ってまだ入手していない。。フィルムスキャナを買うのはちょっと勿体ない気がする。

とりあえず、スライドコピーアダプタ(デジカメでフィルムを撮影するためのアクセサリー)を持っていたので、それを活用してみよう。

といっても、昔のニコンのCoolpixシリーズのアクセサリー(ES-E28)で、当時のクールピクス製品と組み合わせて使う仕様になっている。当時(2000年代の初め頃)はコンデジ全盛で、ニコンのシリーズは入門用から高級機までアクセサリーが共用できた(ほんの数年だったけど)。うちにあったのは家庭向けのE4300という製品だったが、アダプターをかませると使えた。


装着時の写真がなかなか見つからなかったのですが、ようやく見つけました。
当時デジカメは1台しかなかったので、これはフィルムカメラで撮ったんですね。。


撮影するとこんな感じになるので、周囲をトリミングして整えるんですね。
E4300は400万画素ですから、トリミングすると300万画素ぐらいになったかもしれません。


E4300は長く愛用していたが、15年ほど前に父に譲った。先日実家を探して見たが、もう残っていないようだ。

それなら、当時のCoolpixをオークションで探せば安く入手できるかもしれない、と余計なことを考えだして、色々探ってみた。

どうせなら昔欲しくて買えなかった、スイバル式のE4500が良いと思った。ふだんは平たい板状になっていて、使うときは真ん中をねじってレンズを前に向け、液晶は自分の側に向けて使う。デジカメ黎明期に一時期はやった形式だ。

ニコンでは初期のころからこの形でデジカメを作りはじめ、とりわけE950は当時のマニアには評価が高かった。E4500はシリーズ最終型で、以後はごく一部を除き普通の形のカメラになっていく。

で、探したけど、いいものはなかった。古いせいもあるし、そもそもE4500はシリーズの中ではあまり売れなかったのかもしれない。デザイン的には惹かれるものを感じるんですけどね。。

より古いE995とかでもいいのだが、いまいちデザインがピンとこない。結局、昔持ってて懐かしさを感じるE4300を落札してしまった。。
来週、届きます。



それはそうと、スライドコピーアダプタを、手持ちのカメラで使えないだろうか?接合部をなんとかすれば、新しいカメラのほうが画質がいいに決まってる。

と、思って、防湿ケースとか、いろいろ探して見たのだが、見つからない。。

う~~ん・・・もしかしたら、
転居のときに・捨てた・かもしれないな。。

ほとんど使ってなかったし、対応カメラも持ってないから不要と判断したかもしれない。

かなり、がっくりきました。。





というわけで、オクで入手予定のE4300はフィルムスキャンとはなんの関係もなくなってしまった。。ES-E28も探せばどこかで売っているかもしれないが、そんなものを探すんだったら専用のスキャナを買ったほうがずっと効率的だ。

ちなみにニコンには一眼レフ用のアクセサリーとしてES-1というスライドコピーアダプターが現行(だと思う)販売されている。50mm等倍マクロレンズがあれば、それを使う手がある(300円程度で買える)。うちのマクロは35mmと90mmなので、延長チューブとかで調整が必要。

なので、やはりこの際、安いフィルムスキャナでもポチってしまうか。。
しかしなあ、ポジフィルム1枚単価100円じゃそうそう撮りそうにないしねえ。。
これはGX200でフィルムを直撮りしたものです。
わざとパーフォレーションを写しこんでますが、まあこれでもいいんですけどね。。
コメント
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