うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

夏の終わりに

2015年08月31日 | 音楽

8月も終わりなので。それにしても、今月は15日頃を境にお日様が見えなくなり、その上この1週間は秋のような季候になってしまって・・。めまぐるしすぎて、季節感を味わう暇もないほどだ。

夏のおわりと聞くと、つい頭に浮かんできてしまうのがサーカスの「Mr. サマータイム」・・う~ん、もう37年も前の曲なのですね。

ただ、冒頭からブラスがゆったりと入るというアレンジは、この曲の出た頃としてもやや大時代な印象があり、大人の音楽、という印象が強かった。元はフランスの曲らしいのだが、言われてみるとフレンチらしい感じがしないでもない。この時代の歌謡曲って、なぜかフランスの影響が見え隠れするのが、僕の長年の謎なんですよね。沢田研二も五輪真弓もフランスで録音したでしょう。日本好きのフランス歌手もたくさんいたようだし。

上のビデオは後年のアレンジされたものなので、ブラスが入ってなくて申し訳ないのですが、今原曲を聞くと、実に洗練されたアレンジメントで全然古さを感じさせない。コーラスの入り方もとても上品だし。これより数年前ぐらいの歌謡曲だと、妙にガチャガチャした編曲が入っていて、ちょっと時代を感じてしまったりするものだが。

ちょっと変な連想だけど、車で言えば重厚な感じのするフォーマルセダンというかんじ。決して乗る人の気持ちは逆なでするような素振りは見せないが、Tシャツと短パンでは乗れなくて、近所に乗るにもつい着替えたくなるような。ホテルで言えば、モダンなシティホテルよりも、格式のある古めのホテル。

そういえば、ホテルオークラが今日で休業なんですよね。

昔オフィスがすぐ近くにあって、時々・・時・・・々くらいですけど、カフェでお昼とか食べてましたね。

その頃の上司と、骨董品店のあるながい廊下を歩いていて、上司が「私この辺歩いているといつもディプレスするのよね・・」と言っていたのを思い出す。「ねじまき鳥」のホテルが、こんなイメージなのかも知れない・・。

でも、時代の重みが醸し出す品の良さというのがあって、落ち着いたいいところでしたよね。

もう11年も前の写真ですが、今も変わらないかな。こんな風に、なんというか床の間みたいな感じで、遠くの方に見えていた様な気がします。

あの頃、この辺歩いていると誰かしら知っている人に会ったものだよな・・。

話はかわりますが・・。

古くはカセットなどで、後にはMDで、お気に入りの曲を色々とコンパイルして、オリジナル編集のテープを作るのが流行しました。

ラジオなどでDJがいろいろ選曲をするのをまねして、お気に入りの曲を綴っていくわけです。

オリジナルテープとは、いくつものレコードからお気に入りの曲を選りすぐって、続けて聞いてみたいという要求に応えてくれるものでした。

そういう概念は、iPodの登場と共に消えていったようです。今でも順番を決めて保存しておくことはできるんだったかな。

とにかく、僕は一時期、MDでいろんな曲を集めて、オリジナルコンピレーションを作っていました。

今聞くと、そのときの自分の考え方が伝わってきて、面白い気もします。

この1997年秋、として集められたMDの、冒頭はメリー・ホプキンの「悲しき天使」でした。

なぜ秋なのか、という気もしますが、確かに何となく、ディケンズの小説とか、くすみ色の街並み、という感じはしますね。

その辺は全くの主観なのですが。昔松任谷由実が、ゾンビーズのTime Of The Season を聞くと、1月とか真冬を連想する、と言っていました。たぶん、実際にリリースされたのが冬だったのかも知れませんが、僕にとってはこの曲は7月頃のイメージだったりします。

同様に、以下の曲も初秋の季節感があります。

ミニー・リパートンは’79年7月に若くして亡くなっているのですが、ラジオで訃報と共に代表曲'Lovi'n You'がかかっていたのを聞いたのは秋口に入った頃でした。それ以来、夏が終わる頃になると、この曲を聴きたくなります。

リタ・クーリッジの'You'は、実際にこの季節にヒットしていたのではなかったかな。あと、アラン・オデイの「アンダー・カバー・エンジェル」とか、ザ・ナックの「マイシャローナ」なんかも、この時期を連想するな・。

そんなわけで。。とりとめのないお話ですいません・。

 

 

 

 

コメント (1)
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