当地では午後はほぼ雨がやんだ。
銀座で絵の先生が個展を開いているので、見に出かけた。地下鉄銀座駅から地上に出ると、少し前にまとまったにわか雨が降っていたらしい。もう小やみになっていたが、傘はさす必要があった。
それで、画廊まで行ってみると・・。閉まっている。改めてハガキを見たら、日曜は休みとあった。あれあれ。
この古典は6月29日(月)から7月8日までの開催なのだ。ずいぶん勤め人に厳しい開催期間だなあ。
霧雨の銀座というと、なんとなく「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の、エンディング付近を思い出してしまうが、今は10月ではなく7月、平日ではなく休日で、4丁目交差点のライオン(物語ではビアホールとしか言ってないけど)は休業中だ。「私」はビアホールで小用を足せたが、僕はどこかにトイレがないか探しながら、うっかり地下鉄のホームに入ってしまい、銀座では用が足せなかった・・。時刻は小説とおなじ3時半くらい(だからどうした、と言われてもなんだが・・)。
そうそう、僕も手の左右の長さが違う。
それで、丸の内線で新宿に向かう。
新宿ではいくつかの用事がある。
ひとつは、リコーイメージングスクエア新宿に行って、Q10の点検をしてもらうことだ。露出が時折とんでもない値になってしまうのを調べてほしい。
ここに行くのは初めてではない。知人の写真展や、たしか片岡義男さんの写真展も見に行ったことがあるかな。ただ、サービスカウンターを使うのは初めてだ。ニコンのサービスも新宿にあるが、雰囲気は似ているけどこちらは空いている。フロントの人はどちらも親切に応対してくれるが、リコーのほうが心持ち親しみやすい感じがした。
点検は1時間くらいかかるというので、向かいの喫茶店に入って待った。店内はがらんとしている。
時間が来たので引き取りに行ったが、結論として、特に異常なし、だそうだ。ただし設定で気になることがあるという。
カスタムセッティング2.測距点と露出の関連付 というのがあるが、これがオンになっている。
これをオンにすると、ピントを合わせたところの状況に合わせて、露出を調整するらしい。いわば、自動的にスポット測光をしてくれるような感じだろうか。オフは通常の分割測光で、画面全体で露出を測る。
設定画面の説明では「分割測光の露出値は、測距点の位置に応じて調整されます(オン)」とあるが、正直何を言っているのかよくわからず、ニコンのDタイプレンズみたいに距離情報を露出制御に勘案させるのかしら、とわけのわからないことを考えてなんとなくオンにしていた。
これをオンにするメリットはたぶん、ポートレイトなどで被写体の顔が暗くならないよう調整してくれる、というのが考えられる。周りが白飛びしても、とりあえず顔が暗くなるのは避けたい、という時などだ。普段は切っておいたほうが当然いいだろう。
というわけで、原因判明。ありがとうございました。
ちなみに家で実験するとこんな感じです。
ピントはムーミンに合わせています。
ムーミンは白っぽいので絞り込まれます。 1/50 F5 ISO3200
次に、となりのPCスピーカーに合わせます。とたんにシャッター速度が落ちます。1/10 F5 ISO3200
周りは白飛び。これだったんですね・・。
ちなみに、設定をオフにすると1/30, 1/20と中間的な値になりました。
よかった。これでQ10、安心して使える。
新宿でもこの辺りはめったに行かないな。
この辺の建物って、30年前も今もあまり変わらないですね。
周りの建物も昔のままだ。大手町界隈よりも変化が少ない。
このあと、世界堂まで行ってこの人形を買った。CDも買ったが、その話はまた後日