出先からの帰りがけに、ヨドバシカメラを冷やかした。買い物依存症だ、何だといいながら、やはりきょうみがあるので・・。
前にも書いたけど、Lumix G6はなかなかの優等生なのだが、それゆえかえって「その先」をつい求めたくなってしまう。
これだけ高機能であと何がほしいのかといわれそうだが、それはやはり、光学ファインダーだ。
まあ、G6のEVF(144万ドットの有機EL)が、こんにちどの程度の位置づけあるのかわからない(最新のG7は236万ドットらしいが、見ていないし、他社の最新機もよく知らない)。ただ、EVFに限らずモニターの画像というのは、明るさがかならずしも目で見るとおりではない(僕の誤解?)。
たとえば、真っ暗なところを撮影しようとしてカメラを向けると、カメラとしては適正露出にしようとするから実景よりは明るく表示される(だから、暗いところで捜し物をするときは目で見るよりもモニターで見た方が、みつけやすい)。
さいきんはその場の雰囲気を残すように、カメラが自動で判断する機能もがついているのだろうけど、傾向としては残るし、少なくとも見たままではないことは確かだ。このくらいの明るさで見た目通りかの判断は、モニターではできないのだ。
ムーミンたちは今、僕の目の前にいるけど、これほど明るく見えているわけではない。まあそれにしても、薄暗いところでよく写るなあ、と感心するけど・。
OVFは逆に、撮影画像の仕上がり(露出補正、色合いなど)がわからないわけだし、その辺色々意見もあるだろうけど、まあ要はないものねだりみたいなものだ。今の一眼レフはレンズを通した画像を、直接目で見るか、センサー通し(背面モニター)で見るか選べる。ミラーレスは背面もファインダーもセンサー通しだ。
というわけで、一眼レフにはきょうみがある。家にある、10年前のD70sの頃は、ファインダー画像が小さくて見にくかったが、今は入門機でもかなり見やすくなった。
それでも、上級機との差は確かにある。ペンタックスなどはこの辺にこだわりがあって、入門機でもガラスペンタプリズムで視野率100%を確保しているが、ニコンやキヤノンはペンタミラー式で視野率も低い。
そんなことを考えながらK-S2とかをいじってみて、そのあとニコンのD5500をさわってみたが・・。これ、すごく軽くて小さい。グリップも小さいのにえぐりがふかくて持ちやすいし、質感もまあまあ悪くない。K-S2の方がデザインは斬新だが、重いのでなんとなく機動性が悪いように思えてしまう・・。これは、ミラーレスもうかうかしていられないほどの軽さ、小ささだな。もちろんライブビューもあるし、タッチパネルもあるらしいし。
ファインダーも、スペックほどにはペンタックスとの違いは感じられなかった。
ニコンには入門機としてほかにD5300とD3300がある。D5300は少し前の世代で、値段が安いが基本の機能はD5500と同じ。D3300は多少機能を絞っているが、価格は最も安い(ボディのみで46千円くらい)。入門機にたくさん種類があるのは、きっとこうした機種の購買層は価格にシビアで、予算に応じて買おうとする傾向があるからでしょうね。マニアの人たちは値付けを高くしても、そちらで合わせてくれるでしょうけど。
カタログは、こどもやお父さんが出てきてにこにこしている、というおなじみのもの。キヤノン(Kiss)ですら、こんなに家族を打ち出してはいない。 Panasoni Lumix G3もママのためのカメラだったから、この路線だったが、G6の頃からおじさん路線?に切り替えている。
むかし、ビデオカメラのCM(小学校の入学式ををビデオで残そう!みたいな)とか見ていると、出演してる女の子があまりにも可愛くてこまっしゃくれていて、みるだけでくたびれたものだが・・。ニコンは昔からプロ仕様の印象があるし、上位機はいわゆるカメじいさん御用達ですから、このくらい「濃い」カタログの方がいいんでしょうね。
そういえば「カメラつれてこ」シリーズはまだやっているのかな?
ニコンのレンズもだいぶ処分してしまったが、まだ少し残っているので、安い機種でも買ってみようかな?ただ、古いレンズはAFが動かないんだよね。D7200以上ならAFできるが、-そんなたいそうな写真撮るわけじゃないし、高価な機材を持つと気持ちも重くなるし・・。