ウリパパの日記

自由気ままに・・・

第1641回N響定期公演 ドヴォルジャーク

2009-02-14 18:44:04 | 音楽
昨日は早く仕事を終わらせ、N響定期公演(Cプロ)に行ってきました。曲目はドヴォルジャークのチェロ協奏曲 ロ短調と交響曲第9番「新世界から」。平日夜のN響定期公演は比較的空席があり狙い目です。指定席も残っていたのですが、不況の折、給与カットも考慮して1500円の当日券を購入しました。今回は急にドヴォルジャークを聴きたくなっただけなので、ステージから遠くても、まあ我慢するかということで・・・


私はチェロ協奏曲の生演奏に初めて接しました。何と美しく感動的なドヴォルジャークなのでしょう!チェロのミクローシュ・ペレーニ。初めて知りましたが、派手な身振りは無いものの、温かみがあって深い音色と共に音楽が心に語りかけてくる・・・そんな感じの演奏でした。2楽章は情感溢れ、チェロでもバイオリンのように繊細な音色が出るのですね。一方のN響はやや控えめな印象を受けましたが、巨匠の音楽に耳を傾けつつ伴奏しているという感じで、指揮者がうまくコントロールしていました。

アンコールはJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第6番より「サラバンド」。一切の飾り気を排除し、でも情感に満ちた音楽。弦楽器は素人で分からないのですが、もしかしたら物凄い技術に裏付けられた音楽家なのかもしれません。終演後は本当に大きな拍手が沸きあがりました。チェロがこんなに素晴らしいのであれば、もっと前のほうで聴いてみたかった・・・

後半の新世界は一転して情熱的なドボルジャーク。指揮者のカルロ・リッツィはオペラで活躍するだけあってオケの鳴らし方や曲の盛り上げ方が巧い。N響も若い指揮者に余裕で応えていました。弦楽器の厚みに加え、金管楽器の響きがすばらしかった。巨大なNHKホールの最後部から2列目(3階C12列)で聞きましたが大迫力でした。

N響のドボルザークに大満足。仕事を忘れ、幸せなひと時を過ごせました。


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4 コメント

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はじめまして (よしお)
2009-02-17 12:53:22
私は、エリシュカ指揮の 8番←Bunkamuraオーチャード定期を聴きに行きました
こちらも 素晴らしかったですョ
で いてもたってもいられなくなり エリシュカ指揮のスメタナ←NHKホールに 行きました
これまた 鳥肌 でした

チェロコンチェルト も 時間とれたら 是非 聴いてみたいです
N響アワーで放映されます (uripapa)
2009-02-21 21:49:11
よしおさん
コメントありがとうございます。

エリシュカさん77歳なんですね。日本でいえばも喜寿。きっと祖国チェコへの思いが溢れた素晴らしい演奏だったことでしょう。3月1日のN響アワーで抜粋版が放映されるので楽しみにしています。
Unknown (よしお)
2009-02-21 22:20:22
祖国への想い…そうなんでしょうネ。 ボヘミアの草原を揺らす風が 吹いていました 清々しく でも ちょっと 切なく…
エリシュカ氏は お元気そうでしたョ 演奏が終わった時は 出し尽くした感じで ふらりとしていましたけれど。
札幌にも 行って見ようかな~なんて 考えてマス
N響アワー聞きました (uripapa)
2009-03-01 23:57:58
今日のN響アワー聴きました。
解説の池辺晋一郎さんがコメントされていたように、
派手さとか、音楽的にガンガン鳴らすこともなく、格調高い「わが祖国」でした。それでいて、いつの間にかボヘミアの香りに包まれてしまうような・・・
N響のメンバーにもエリシュカさんの想いが伝わった素晴らしい演奏でした。

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