kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「抱擁のかけら」

2010年02月10日 23時31分08秒 | 映画
ペネロペ・クルス主演ということで観てみたかった映画
「抱擁のかけら」を観に行ってきた。

「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール/帰郷」の
ペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスが、
4度目のコンビを組んだことでも話題。

ストーリーは・・・
盲目の脚本家のハリー・ケイン(ルイス・オマール)は
新聞記事で実業家のエルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)が亡くなった事を知る。
その後、エルネストの息子がハリーを訪ね、
自分の監督作の脚本をハリーに依頼。
それをきっかけに、ハリーは封印していた過去に向き合う。
今から14年前、失明する前のハリーは、
新進監督マテオとして活躍していた。
ある日、マテオはオーディションにやってきた
美しい女性レナ(ペネロペ・クルス)に心奪われる。
しかしレナは、実業家エルネストの愛人だった…。

監督が4度もミューズとして選ぶペネロペ・クルスは
やはり美しく他の誰にもない独特な魅力を持っている!
そして外見だけでなく有名になった現在も
大胆な演技も厭わない・・
おそらく、現在この人以上の人がいないのだろう。

顔が小さく、スタイル抜群、特に膝下からまっすぐの細い足には
女の私でも見とれてしまうほど。

ストーリーは、男女の愛と嫉妬と裏切りと復讐の物語だけど
ドロドロに描くのではなく、意外と淡々と描かれていく。

2008年と1994年と2つの時間軸で物語は進行していて
ハリー・ケインの過去と盲目になった訳が
少しづつあきらかになっていくので
展開が読めず、すっかり引き込まれていった。

この監督の作品はいつも、途中衝撃的な展開があったりして
主人公にとっては辛く苦しい出来事なのだけど
最終的には希望の光を見つけることで
救いのある作品に仕上がってくるのが良いのだと思う。

そして、今回も赤を筆頭に、
色鮮やかな映像でも楽しませてくれる。
大胆で情熱的な一面と、人生の悲哀の両面がある
そんなスペインの空気感を感じることが出来る