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「美術館へ行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方」

2008年09月13日 22時45分00秒 | イベント
気になっていた展覧会へ行ってみることに。

海遊館の隣にあるサントリーミュージアムにて
2008年9月15日まで開催の
「美術館へ行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方」

幼い頃からミッフィーちゃんが大好きな私。
すっきりとしたモダンアートを観るのも意外と好き。
この2つが合わさった展覧会ということで
行ってみたい~と思っていた。

いよいよ終了日が近づいて来たので慌てて
有り余っている有給を使って行くことに。

第一部は、「ミッフィーのたのしいびじゅつかん」という絵本に沿って
モダンアートを楽しみ方を教えてくれる。
この絵本は、ディック・ブルーナが幼い頃に
初めて美術館を訪れた時の感動が詰まった作品。

サントリーミュージアム所蔵の作品を実際に展示して見本にし
一見、難しく見えるモダンアートを
観たまま感じることの楽しさを教えてくれる。

そして、ディック・ブルーナが
切り絵などの手法を得意としたアンリ・マティスに多大な影響を受けたことや
色使いは、レジェの影響が大きかったこともよく分かって
興味深かった。

第二部は、ディック・ブルーナが生み出してきた
数々の作品を実際に展示してあって
じっくりと鑑賞することが出来る。

有名なミッフィーファミリーのみならず
父親の出版社で働いていた時の
本の表紙のデザインなどが沢山あって見ごたえがあった!

私が、ミッフィーが昔から気になって仕方がなかったのは
うさぎのキャラクターとして可愛らしいということだけでなく
色使いとか、簡潔な筆使いとか、
モダンアートに通じるものがあったからなんだ~と再発見した。

実際、ディック・ブルーナが絵本を作る際は
スケッチした絵を最小限の線のみにするまでに
200回ほど書き直すことも珍しくないらしい。

そして、絵本に使う色にもこだわりがあり
オレンジが入った赤・温かみのある黄色
赤や黄色を際立たせる為にトーンを落とした緑と青
そしてそこに茶色とグレーを入れて全6色のみで表現している。

絵本ではその組み合わせに細心の注意を払い
何度も試行錯誤を繰り返して完成するらしい。

第三部では、実際に折り紙やクレヨンを使って
ミッフィーの塗り絵を自分で完成させることが出来るコーナーが。
大人も子供も真剣に作業しているのがほほえましい。

私も実際にやってみた↓


ついつい後ろの余白を埋めたくなる私は
モダンアートには程遠いのかもしれない・・・