kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「パコと魔法の絵本」

2008年09月03日 23時52分10秒 | 映画
今日は、「パコと魔法の絵本」の試写会へ。

TOHOシネマズなんばの一番大きなスクリーンが会場ということもあり
もしかして舞台挨拶があるかも!という私の読みは的中し、

主演の役所広司、アヤカ・ウィルソン、中島哲也監督が登場~。

とにかくアヤカ・ウィルソンちゃんは、小さくて文句なしに可愛らしい♪
さすが子役!しっかりと挨拶も出来て質問の受け答えも完璧。
持ちネタ?(言わされてる?)ギャグも披露してくれて
ほのぼのとした良い舞台挨拶だった!

もちろん役所広司さんは、貫禄と人柄の良さがにじみ出ていた。
大貫役は特殊メイクを施すため、
毎日支度に3時間かかっていたとか・・

『下妻物語』『嫌われ松子の一生』といった
個性的な作品を世に送り出してきた監督が、
今回なぜこういうファンタジー要素のある作品に取り組んだのか
という質問に、後藤ひろひとさん原作の舞台を見て感動し
単純に笑って、泣ける映画を追求してみようと思ったとのこと。

ストーリーは・・・
昔々、あるところに病院がありました。
そこにはちょっと変わった患者さん達が入院していました。
大人の俳優に脱皮できずに人生を
諦めてしまった元・有名子役の室町(妻夫木聡)や
消防車にひかれた間抜けな消防士・滝田(劇団ひとり)、
ジュディ・オングとうわさ話が大好きなオカマ・木之元(國村隼)、
銃で撃たれて入院してきた傷だらけのヤクザ・龍門寺(山内圭哉)、
とにかく変な堀米(阿部サダヲ)。
患者さんだけでなく、お医者さんや看護師さんも変わり者。
そのなかでも、一代で自分の会社を築いた
かなりの偏屈ワガママジジイ・大貫(役所広司)は
チョーが付くほどの偏屈ワガママジジイ。
その一番の嫌われ者の大貫は、
一日しか記憶を保てない少女・パコに出会う・・・

面白かった~♪

超豪華キャストが、それぞれ一癖も二癖もあるキャラを
いきいきと演じていて、それだけでも楽しめるのに

途中からは、その役者達を3DのフルCGキャラクターに変身させ、
また、そのCGキャラと役者の生の演技が連動してストーリーが
盛り上がっていくというすごい映像に仕上がっていた。

監督が、撮影は去年の6月ぐらいに終わっていたけれど
約1年かけて、CG合成・編集などをみっちり頑張った
と言っていただけあるなぁ~。

3DのフルCGキャラと実写の合成は日本の劇場長編映画では史上初!
らしく、確かに日本映画でも、こんなに「ピクサー」的な
スムーズで勢いのあるCG映像が見れる時代になったんだと驚いた。

アヤカ・ウィルソンの可愛い雰囲気と紙芝居的ストーリー展開から
ファンタジー的な雰囲気が強そうに思えて・・
そこはキャラの濃い役者達が、笑わせてくれる~。

やはり、阿部サダヲの強烈キャラは健在☆
それにしても、なぜかピーターパン気取りの病院の先生役の
上川隆也にはびっくり!彼のこんなぶっとんだ演技を初めてみた・・

そして私的には、傷だらけのヤクザ龍門寺がツボ!
あの「ジュンペイ」のくだりには、お腹がよじれそうだった。

子供から大人までそれぞれ楽しめる映画だと思う。