kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「マリー・アントワネット」

2007年02月08日 23時41分58秒 | 映画
今日は映画「マリー・アントワネット」
を観に行って来ました!

誰もが知っている世界一有名な王妃を
監督のソフィア・コッポラが、
王妃の心の内に焦点をあてた作品に仕上げているとか!

マリー・アントワネット生誕250年を記念して
フランス政府の全面協力のもと
実際にあのヴェルサイユ宮殿で撮影されたということでも話題。

ストーリーは・・・
わずか14歳でオーストリアから単身フランス王家に嫁いで来た
マリー・アントワネット。
そこには、仰々しい儀式の連続と
24時間とりまきに囲まれて生活する、
堅苦しくて不自由な毎日が待っていた・・
プライバシーのかけらもない彼女の生活の一部始終は、
国民だけではなく全世界の注目を浴びることとなる。
さらに、世継ぎを産むことが最大の使命であるのに
シャイで不器用な国王は、
マリーがどれだけ努力しても彼女を愛そうとしない。
その堅苦しさや寂しさをふり払うかのように、
マリーは豪華なドレスや靴を買い漁り、
たくさんのお菓子や宝飾品への浪費を楽しみ、
ギャンブルやパーティーへと身を投じていく。
しかし、決して心の内が満たされることはなかった・・


映画を実際に観るまでは、CMなどで流されている
イメージ:ポップで可愛らしくって、
なんだか楽しそう~と思っていたのに・・

ソフィア・コッポラ監督の意図することはこれか!と思えるほど、
その華やかでパステル調の色彩と対比するように
マリーの孤独感や悲しみが際立っているように感じました。

今まで私は、マリーを演じたキルスティン・ダンストが
演技力はさることながら、ちょっといけずそうな顔つきが
あまり好きではなかったのですが・・

今回、何も知らずに嫁いできた頃のあどけなさや
宮殿生活での孤独と悲しみの表情
母となり覚悟の出来たしっとりとした表情
それぞれ色んな顔を自然に演じていて、感心っ。

確かに、綺麗で可愛くて豪華なドレスに身を包み
あのマロノの素敵な靴を履いて・・
羨ましい気もするけれど・・
自分だったら、絶対に1週間も経たない内に逃げ出すと思う・・
だって、出産までも沢山の人に公開されながらなんて
ありえないっ!!

そういえば、ヴェルサイユ宮殿を見学した時に
そういう説明を受けたっけ!

宮殿の豪華さとは、打って変わって
王妃になったマリーにルイ16世がプレゼントしたと言われる
別荘=トリアノンは、素朴で自然溢れる場所だったことが
印象に残っていたのですが・・

やはり映画の中でも、マリーが宮殿での生活に疲れ
この別荘での生活の中に、安らぎを感じていた様子が
描かれていました。

浪費家というイメージが強いマリー・アントワネットですが
元々は、寂しがりやの傷つきやすい
普通の十代の女の子だったんじゃないかと感じさせる作品です。