◇ 岡本民家園 ◇二子玉川から玉電砧線の線路跡を通って、住宅街を抜けて丸子川に出る。この辺りは世田谷崖線と云い、彼方此方の崖際に湧水が出ています。その一角に、この藁葺きの建物があります。ここの庭は農家の面影を残していて、通路には霜柱除けに藁筵が敷いてあります。筵の上を歩くと霜柱で浮き上がっているので、サクッと音がして足が沈み込みます。子供の頃、学校へ通った畑の中の路を思い出します。農家の裏には竹藪があったり、井戸があったり昔懐かしい場所です。
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◇ シジュウカラ ◇庭の隅にある椅子に座って静かにしていると、風の音に混ざって色々な小鳥の声が聞こえてきます。その内、物置の藁屋根に四十雀が、雪が溶けてしたたる滴を飲みに飛んできました。 |
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◇ 民家園の植物 ◇民家園の付近の春を待つ植物を探してみました。庭の片隅に蕾をつけた「三椏」や「木瓜」が何本かありました。外の庭には、去年の葉を残し新しい芽を大事に保護している「小楢」の木がありました。 ① ②「 三椏 : みつまた 」 ③「 木瓜 : ぼけ 」 ④「 小楢 : こなら 」
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◇ ヒヨドリ ◇岸辺の柳に「鵯」が静かに留まっています。あんなに騒がしく啼く癖に疲れたのかも知れません。
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2006-1-27 晴 世田谷区立岡本民家園にて。この後、次太夫堀公園まで歩きました。
【 追記 】 岡本民家園に併設されていた「ホタル園」が無くなるそうです。残念です。 |
シジュウガラ よ~く見せていただきまた。お花も春を待っている様ですね。民家園は静かな良い所です。
野川に沿って歩かれるのも又良いものでよ。
ヒヨドリ、以前はよく居たのに今はほとんど見かけません。
四季折々に見るものがあるので、よく歩きます。
もうすぐ、旧いお雛様を飾って見せてくれます。又その頃行ってみようと思っています。
今の造りから考えると、冬は凄く寒そうで住む気にはなれないですよ。
東京の方が自然が多いのでしょうか、野鳥は思ったより豊富です。
アニメーションの編集は時間もかかるし、疲れるので、暫くスチールにします。
春を待つ花や小鳥たち。
三椏ってほんとうに三つ又なんですね。
冬の風景を並べても「春近し」はちゃんと写っているものですね。
平日の午后、誰も居ない庭の椅子に座って静かに目を瞑っていると、雑木林や竹藪に風が吹き抜けていく音や、野鳥の声が聞こえてとても穏やかになれる場所です。
マンションなどが建って、このような場所が段々少なくなって行くのは淋しいですね。