西嶺町の梅だより －まだ一分咲き－

昨年の今頃、この辺りの梅はほとんどが開いていて梅見に来ている方も多かったのですが、この寒さで今年はまだちらほらで蕾は堅いようです。西嶺町まで梅の花を探しながら上を見上げて歩いた写した町の花だよりです。

町の通りにはたくさんの梅の木がありますが、痛いくらい首を曲げ見上げると、この程度の花が見られます。西嶺町・観蔵院の境内の奥に入ると、庭木の陽だまりにある木に紅い花が二つ、三つと開いていました。青空に一輪の紅梅がこちらを向いて微笑んでいるようでした。入り口横にある阿弥陀堂の蔭に白梅の木があります。日陰になっていて白い色が出ません。本堂前の坪庭に蝋梅が満開で良い香りをまき散らせています。蝋梅の木は二本あり奥の方に咲いている方が豪華です。境内の日陰に先日の雪が残っていました。綿毛に包まれた蕾が近づく春を教えてくれています。冬桜なのにここのところの寒さに負けたのか花弁が霜もげて縮んでいるようです。野鳥も食べてくらないのでしょう、熟れ残ったナツメの実が夕陽に光っていました。西嶺町・観蔵院の地図はここをクリック