何故か山に来ると早起きになる。この日もカーテン越しに差し込む薄明かりで4時に目が覚めた。洗面袋を持ち階下に下り、洗面所の窓から遠くの見ると紅に染まる山が見える。洗面もそこそこにサブザックにカメラを放り込み小屋を出る。雲一つない空にシーンとした空気、野鳥たちの囀り、近くでウグイスが ♭ ホォーッ ホケッキョ ケキョ ケキョ ・・・・ ♪ とまだ覚束ない声でないている。それに誘われるように遠くでも鳴き始めた。西方の空は刻々と色を変えスカイラインがはっきりして来て、穂高・乗鞍・御嶽・木曽駒と姿を現してくる。連れの友たちはまだ微睡みの中、静かに出発。原の木道は所々に雪が残り、朝の冷気で降りた霜が雪のように真っ白で気を抜くと滑る。所々に獣の足跡や糞が残り、まだ彼らの時間のようだ。園地の山道は20センチくらいの霜柱が立っていて靴を踏み入れるとバリバリといって崩れる。・・・すっかり都会では見られなくなってしまった現象だ・・・気温は5度。真っ白に光ってる車山・蓼科山・外輪山なんかを見ながら鎌が池までを往復。朝飯前の八島ヶ原湿原の散歩。ヒュッテに帰ったら美味しそうな朝食が待っていました。<マウスオン・クリック>410日 午前5時 ひゅってを抜け出し湿原を歩く。 |
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