展示物の中に「六郷の渡し舟」があり、説明に馬や牛を運ぶための「馬舟」だと書いてありました。人を乗せる舟はもう少
し長く「歩行舟」と呼ばれていました。渡し賃は大人が5厘、牛馬8厘、人力車7厘。現在は京急で川崎・六郷間130円。
田中本陣
本陣の主人は田中休愚、建物は約230坪、主に大名、公家、旗本などが宿泊する施設でした。模型を見ても玄関や、門構
えが立派な建物ですね。主人の休愚は本陣の外に名主や問屋を務め、渡しの権利を江戸側より川崎側に譲り受け、宿場
の財政を立て直をしたそうです。その後二ヶ領用水や酒匂川の治水を司り、幕府に取立てられ勘定支配役になりました。