日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

昨日の内に

2010年04月28日 | 仕事
トレースを4個体残していましたが、やっぱり気になって、昨日お風呂上がりに書いてしまいました。
今回は古代土器の他に、縄文のミニチュア土器2個体と円盤状の土製品2個があって、残っていたのはこれら。
通常は古代土器と縄文土器では縮小率が変わって来るので同じ太さでトレースしませんが、今回はミニチュアだし、
太さは変更なし、土製品も無文でしたので、何の問題もなく書き終えました。
大した量ではないので今日になってからでもよかったのですが、書いてしまえば今日キリよく修正から始められます。
そう思って、ええい、やってしまえと……。
何であれ、作業が早く進むのは悪い事ではありませんものね。
と云う事で、今日は修正から始めましたが午前中に終わる事が出来、午後は観察表に入れました。
で、こっちも終わりました。
連休前に全部終了、気分いいですね~~。

しかし……、計測値の間違いが多いと書きかましたが、またちょいと幾つか気になる点が。
ロクロ線の表現も、長さを計算して2か所で切るように決めてありますが、これも結構間違えて切ってある。
中心線から3:2:1になるようにするのですが、3:3:1になっているものが多々あり。
トレペを貼る前の最初の作業が、修正の時にホワイトで切る箇所に印をつける事ですが、ロクロ線に関しては、見た目から
おかしいと思うものはその時には直さず、トレースで1本の線を引いてしまって、修正をかける時に正しい位置で切っています。
本来は修正が少しでも楽になるよう、ロクロ線の切れ間はトレースでも少し残しますが、今回は稜線並みに、切れ間のない
ロクロ線を引きましたよ。

こう云う事で困るのは私だけなので、上に云っても「あ、そう」程度だと思いますが、ん~、今回はちょっとなあと云う感じ。
土器の観察とか、そう云う時に担当者が困るところではありませんが、実測図もトレースも、こう云う書き方をしましょうと云う
決め事があるのですから、実測図チェックだって、それに沿ってすべきだろうと思うのですけどね。
私は、消し方が甘くてちょっと線がはみ出たところでさえ、ちゃんと消してとか、そこまで云われましたが。
何も云わずにこっちで直しているなんて、これっぽちも知らないでしょうし、この図でいいとトレースに回って来たのですから、余計な?
事をせず図のままトレースしちゃえばいいのかなと思いますが、後で、気付かなかったのとか云われるのも嫌だし。
調整の範囲がちゃんと示されていなかったり、文章による必要な注記がなかったり、小さな事と思われがちですが、私のところで
手間が増える事が多いので、結構思い悩みつつの作業だったりしますよ。
あ~、頼むから誰かまともな実測図を書いてくれ~~。