『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

僕の考え方が悪いのか?

2017年11月30日 | Weblog

昨日のブログに書いた『どうにもならないなぁ』と言う話。

今日は受託製造している装置の出荷日。
もう5Lot、つまり5回目の製造なのだけれど、一向に変わらない。
今回は、一切手を貸さない。
僕が手を貸さないでも、十分に出来るような仕事だし、そうじゃないと会社が成り立たない。
現場の人間も、自分たちだけで大丈夫だと言っていたからです。

でも、蓋を開けてみれば全然間に合わない。
作業が遅れていようが、一向にペースが変わらない。
だらだらと、やっているようにしか見えないのです。
その上、リーダーに指名した男が、その日の目標すら判っていない・・・・

それで、とにかく出荷するようにしようと昨日から僕と所長が加わった。
これまで、ずっと仕事の進め方を見てきて、必要な時には指示して来た。
でも、結局は作業する人間の意識が変わらないから、何も変わらない。

昨日、今日で僕と所長が手分けして作業指示を出して、
何度か、僕と所長の間で口論がありながらも、何とか終わらせることが出来た。

正直な話、6人で3週間かけてやっている仕事なんだけれど、
僕と所長の二人だけで、手分けしてやれば、3週間で余裕をもって出来る程度の仕事。
だから、いくらやっても人件費で儲けが出ないのですよ。

出荷を終えて、何もなくなった作業現場のホワイトボードに
僕が、この仕事のやり方の問題点を書いて、プチミーティングをやった。

僕がボードに書い事のは4つでした。
①図面を見て仕事をしていない⇒ミスに気が付かない
②記憶だけで仕事をしている。
③次の仕事を先読みしていない
④どんな時でも同じペースで仕事をしている

①はミスはするものと言う前提で仕事をしなさいと言う事。
前日に配膳したボルトが違うものだったのに、気が付かず取り付けてしまい
それを付け替えるために、半分以上の装置で作業のやり直しが起きた。
図面を見て仕事をすれば、最初の装置で判るはずなのです。

②は①の補足みたいなもの。
③は、次の作業で必要な部品を、手が空いている人間が仕分けしたり
無駄な待ち時間が発生しないようにしろと言う意味。
④は急いでいる時も、暇な時も同じペースで仕事をしていると言う事。

これは最初からずっと言い続けている事。
『言われた通りに図面を見ながらやってるの?』と、過去4回の出荷の日にも訊いた。
答えは『すみませんやっていませんでした・・・・』の連続。
舐められたものです。馬鹿にしているんでしょうね。

④について、現場の人間にこんな質問をした。
『1日10台を、11台にしようとしたらどうしたらいい?』
帰ってきた答えは『頑張るしかないです』でした。

この返事に僕はがっかり。
『単純に、今の仕事のペースを一割アップすればいいんじゃないの?』
ちょっと怒気が混じった言い方をしてしまった。
『そうですね』と、現場の人間が言う。
じゃぁ、具体的にどうすればいいのか?
と言う問いにはやっぱり
『頑張るしかないです』、それ以外何も答えが無い。

『物探しに何分かけているの?例えば一回2分で25台やったら、単純に1時間ロスするんだよ・・・・』
こんな事を、毎回話している自分が情けなくなってくる。

そう言う話をしている時に、後片付けしている人も居る。
とても、人の話を聞く態度ではないですね。
まともじゃない社会人の僕に、そう思われるようでは救いようがありません。

ムカッとしたから、その人に『どう思ってるの?』って問いかける。
ドキッとして、立ち止まったけれど、黙ったまま・・・・
自分に都合悪い事を言われると、黙り込む連中ばかり。

僕の考え方が悪いのでしょうかね?
このままだと、いくらやっても利益が出ない。
そうなれば、今の工場は間違いなく閉鎖するでしょう。
そうなっても僕は全然困らない。
むしろ社長に
『もう、この仕事は止めたほうがいい』と進言しているくらいですからね。

『どうにもならないなぁ』
そう思った僕が、昨日聴いた音楽が
『どうにもならない望み』だった。

コメント
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