『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記・最終回『継続する事の難しさ』

2016年04月30日 | Weblog

劇団公演が終わり、早くも1週間が過ぎました。
先週と今頃は公演の真っ只中だったのが、嘘のようです。
1週間、ずらずらと言いたいことを書き綴りましたが、それも今回で最後にします。

今回の劇団公演は25回目。
当たり前ですが、年一回の公演なので25年間継続してきたことになります。
劇団員の最年少が22歳ですから、彼らが生まれる前からやっていたことになります。

何事においてもそうですが、継続するというのは簡単じゃない。
僕がいまだにサッカーをやり続けていることを、チームメイトは評価してくれる。
上手い下手で言ったら、間違いなく下手くその部類に入る僕ですが、
チームメイトが僕の歳までサッカーを続けるのを目標にしてくれている。
『怪物じじい』などと言う奴は、ある意味尊敬をこめて言っている気がします。

確かに、僕のすぐ下のチームメイトが51歳だから、その人間でさえ
あと9年続けないと僕の歳までサッカーを続けたことにならない。
僕が引退しない限り、その目標値は先送りされる。
チームの中で一番サッカーが好きで、技術もあって、生意気な口を利く
ゲームメーカーの郁也でさえ
『じじいの歳まで出来るかどうかわからない』と言う。
素直に僕の事を評価してくれるのは本当に嬉しく、励みになりますね。

劇団では全く同じように『怪物』の先輩たちが居ます。
尊敬するTさんは今年80歳になる。最年長のおばあちゃんは90歳。
その他、僕より10歳以上歳上の先輩が沢山いらっしゃる。

劇団公演の後で、打ち上げがあってその場に美術の大御所、土屋茂昭さんが出席した。
座長との付き合いはかれこれ40年になるという。
音響の大御所、実吉栄一さんも同席されていた。
この大御所たちのお弟子さんたちが今後もスタッフとして継続してくれる。

我々の劇団が次に目指すのは50周年なのでしょうかね?
その頃は、僕はこの世に居ないかもしれない。
もしかして、元気に舞台に立っているかもしれない。

同い年の平野清太郎君といつも話す事。
『俺たちが、今後長老たちの役をやればいいんだよ』と・・・・
簡単じゃないです。
むしろ無理…と言う方が正しいかも知れません。

サッカーも芝居も継続することが大事だなって思うようになりました。
その為には手を抜かないこと、そして一番大事なことは
僕が『楽しむこと』なんじゃないかと思っています。
その為には良い仲間が居ないと続きませんけど、簡単じゃありませんね。
そういう意味でも、僕の周りの仲間に感謝しています。

いつもありがとう。

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公演後記『お客様の反応』

2016年04月29日 | Weblog

今回の公演も、多くのお客様に脚をお運び頂きました。
動員した観客は二日間で900人強、客席の九割は埋まりました。
手前味噌かも知れませんが、素人芝居の公演にしてはまずまずの結果だった気がします。

来て頂いているお客様の半数以上は、リピーター。
出演者の同僚や仕事上での付き合いで、いわゆる『お付き合い』で、
来ている方も居られるかとおもいます。
僕の関係も最初は『お義理』で来てくれた。
素人の芝居を、プロの芝居と比較して観ていたかと思います。
そういうひとは、次の年から来てくれなくなりました。

実際、最初は僕自身もそんな感じで見に行きましたからね。
芝居はお世辞にも上手いとは言えない。むしろ、下手くそです。
唄も同様に、全く上手くない。とてもじゃないが聴いていられない唄もあります。
芝居などの『芸事に目が肥えていると思っている人』に限って、
そういった芝居のテクニックの部分を評論する。

でも、僕はちょっと違いましたね。
下手くそな芝居なのに、どこかで引き込まれてゆく。
多分それは、下手くそながらも一生懸命やっている姿や、
そういった物事に対するひたむきさとかに、心を揺さぶられた。

若い人が『老け役』でやっている芝居とは違うリアリティもあります。
劇団の若い人が『反則』という部分ですね。
いくら頑張っても、経験から来るものには勝てないと若い人が言います。

皆、私生活では某かの問題を抱えて生活しているでしょう。
そういう人達が、舞台の上では別の人間になって、がんばっている。
そういう姿に感動するお客様も多いはずです。

歌唱指導の石崎先生が、
『一生懸命やらなければ、伝わらない』といつもおっしゃっています。
僕らの劇団が芝居を通じてお客様に伝えるのは、勿論芝居に込めたメッセージです。
でも、その他に『元気』だったり『エネルギー』だったり•••••。
お帰りになるときに、『俺も頑張らなくちゃ』『私も頑張ろう』
と、感じて頂くことこそが僕らの劇団の使命であり、存在意義だと思います。

今回、ご来場頂いたお客様から『ありがとう』と握手を求められました。
それも、僕の知らない初めて会う方ばかりでした。
そんなお客様の反応が『来年も頑張ろう』という気持ちにさせてくれます。
本当にありがとうございました。

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公演後記・『芝居から学ぶこと・その2』

2016年04月28日 | Weblog

劇団で芝居をやりながら学ぶこと。
我々の劇団は上は90歳のおばあちゃんから、下は娘と同世代の22歳まで、
何と年齢差70歳もある、特殊な集団です。

芝居をやるにしても、身体的な差ははっきりと出る。
でも、若い人が懇切丁寧に皆を引っ張ってくれる。
本当に若い人のやる気や、献身的な態度にはいつも頭が下がる。

稽古の準備や、後片付けを黙々とやってもらっている。
もちろん、僕も出来る限り率先して手伝っていますけれどね。
若い人からは会費は徴収していません。
でも彼らはアルバイトをしながら、休みを取ってそういった作業をしてくれている。
むしろ彼らの方が、会費を支払うより代償を払っている気がします。

この集団で僕は『くそガキ』と呼ばれています。
目上の人に向かって、対等な口を利くし、言いたいことも遠慮なく言う。
男性陣のメンバーは、皆さん国立の大学を卒業されているうえに、
一流企業で取締役や社長を歴任された方ばかり。
それでも、僕のような人間をしっかり受け入れる懐の深さがある。

中でも座長に次ぐ、ナンバー2的な存在のT氏は尊敬する人物です。
なにしろ80歳になろうとしているのに、良く食べる。
下手をしなくても、肉やご飯を僕の倍くらい食べる。
『食わんと、長生きできんぞ!』
いつも夕食を同伴させて頂きながら、言われる言葉。

人生の先輩として、色んな話が聞ける。
なんせ、Tさんがお付き合いしている方々は財界のトップクラスの方々。
それでも、僕には一目置いてくれている。
有難いですね。そういう懐の深さが格好いい。
僕が目標としている先輩の一人です。

そのTさん。
僕が若手に『この劇団の人たちは、僕にとって恩人みたいな存在』
と話したことがある。
2年ほど前から職場のストレスで不眠症に陥り、精神科に通っていた時があった。
その途中に劇団の稽古が始まって、そうしたら精神状態が安定してきて、
劇団の公演が終わる頃には精神科のカウンセリングも卒業できた。

芝居の中で別の自分を作る事、他人と関わりながらの半年は大変だったけど
そう云ったコミニュケーションが、心を癒してくれた。
そんな事を若手に話したら
『えぇ…そんな繊細な人には全然見えないけどなぁ…』と言われた(笑)

それを横で聞いていたTさんが
『この人は、皆が思っている以上に繊細なんだよ』とフォローしてくれた。
さらに
『台本をきちんと読み、芝居の内容を咀嚼して稽古に来ているしね…。
 それに凄く気を遣って周りへの気配りをしているんだよ』
そんな風に僕を見て頂いているのが嬉しかったですね。

やっぱり上場企業のトップに立つような人は、きちんと人を見ているんだと思った。
劇団の男性陣は本当に大人の集団です。
その中で僕だけは、ずっと精神的に大人になっていない気がします。

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公演後記・『芝居から学ぶこと・その1』

2016年04月27日 | Weblog

本当に沢山ありますね。
今回で11回目となった劇団公演。
足かけ12年になりますが、劇団で芝居をやっていると色々と勉強になります。
一番大きいのは、集団で何かをやる時の心構え。
僕はサッカーと劇団は凄く似ているなぁ…と常々思っている。

例えば練習。
サッカーでは、個人的なテクニックは皆でボールを蹴る時には練習できない。
これに関しては、あくまで個人の問題。
皆が集まってやる練習では、チームでしか出来ない事をやる。
まぁ、結果的にはミニゲームになるんだけれどね。

ミニゲームの前に、テーマを決める。
今日はワンタッチでパスを回そうとか、逆サイドへのサイドチェンジを
意識してやるように、ゲームの前に皆に声をかける。
トラップミスや、キックミスは当たり前。
けれども、やろうとしている事がはっきりしているので、誰も文句は言わない。
サッカーは90%がミス・・・・と言われるスポーツですからね。

芝居の場合も同じ。
稽古の場に来て、個人的な練習をしている人が居るけれど、
僕にとって、そういう人にかける時間は『無駄な時間』だと思っている。
それでも、やれ忙しいからとか・・・・言い訳ばかり。
そういう点で、今回はメリー婆さん役の瀬戸口さんは立派でした。

決して上手くはない。それにセリフのミスも多い。
それでも、毎週練習してきているのが判る。
練習して来た人のミスに、文句は言えません。

逆に個人練習をして来ない人は、すぐに判ります。
そういう人は、結局のところ稽古を重ねても、全く変わらない。
意識の違い・・・・この一言ですね。

練習しないで出来ることは、たかが知れている。
レベルの低いことしかできない。
仕事でも、サッカーでも、芝居でも、これは同じかな?
いつも上手く行くわけじゃない。
だからこそ、いつも全力を尽くす。
全力で臨んで通用しないのは『能力不足』だという事。
そう思うから練習する。

ある人に『ストイック』と言われたことがありますが、
僕は『好きだから一生懸命やる』だけです。
『もっと良くしたい』『もっとうまくなりたい』が、
『ストイック』な姿に見えるのでしょうね。
言い換えれば、一生懸命やらないのは好きじゃないからだ…とも思う。

そういった意味で、劇団でやる芝居は『僕の人生の縮図』みたいに思います。
僕が芝居にどんどんのめりこむ理由は、そのあたりなのでしょう。

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公演後記・『アクシデント・その2』

2016年04月26日 | Weblog

今回の公演ではルパートの演技が笑いを誘いましたね。
ルパート役の渡辺氏は、僕が見る限り演出の要求する芝居をやっているのではなく
どちらかと言うと台本に沿って『素』で芝居をして居る感じでした。

というのも、原作から脚本に落とす際に劇団のメンバーの個性を考慮して
配役を決めているという事が、そうさせているのでしょう。
これに関しては僕も同様で、今回の役は『普段の僕と重なって見えた』
という感想を幾つか頂きました。

このルパートさん。決して器用ではない。
台本に芝居の動きを書き込んで、その通りしか動けない。
ちょっと動きや立ち位置を変えると混乱してしまう御仁です。
逆に、見ての通り不器用な人だから、下手糞な芝居が新鮮で笑いを誘う。
我々が一生懸命に芝居をやっても、結局はルパートさんに全部持って行かれる。
なんとも悩ましい役者さんです。

そのルパートさん、今回も色々とやってくれました。
今回は初日から、明らかにテンパってしまっているのが、皆に判った。
台詞が出てこなかったり、飛ばしちゃったり・・・・
良くあることなのだけれど、今回はいつもに比べ、その頻度が多かった。

台詞で相手役の女性バーバラを、マイケルと呼んでみたり、
僕が別室に籠るシーンでは、着いてきてしまって追い出されたり・・・・
そんな事があったので、舞台裏では舞台担当のスタッフに協力して貰って
僕が消えた途端に、ドアを閉めて貰うようにしたり・・・・
スタッフも笑いながらやってました。

最大のアクシデントは、バーバラが『のどが渇いたのでお水くれない?』
と言って、舞台から一旦退いた時。
小道具で用意していたコップを、どこかに置き忘れて見当たらない。
楽屋まで来て、何やら探しているのだけれど、その間にも芝居は進行している。
モニターでは、水を待つバーバラが『まだぁ?・・・・』なんてアドリブで
時間を稼いでいるというのに、まだ楽屋に居る。

結局、楽屋で水を飲むときに使うプラスチックのコップを持って出たんだけど
そういう処も、『空気が読めない』というか、『融通が利かない』というか
我々には考えられない行動をする御仁です。

もうひとつの『アクシデント』は僕とロジャーのシーン。
芝居の中で、弟ロジャーを殴り倒すシーンで『なぜ、そんな事をするの?』
と、おばあさんのメリーさんが僕のフランクに訊いて、
『弟だからだよぉ・・・・』と、大声で叫ぶ場面。
ここで、観客がシーンとして、場内に緊張が走る・・・・
芝居の中で、一番テンションを高くして、ラストシーンへ向かう場面です。

ところが、日曜日の昼公演の時だけ、叫んだ後にメリーさんが
『あっ、そうなんだ・・・・』と、アドリブの台詞を言ってしまった。
その台詞で場内から笑いが起こった。
それで僕とロジャーは、芝居のテンションがプッツリと切れてしまった。

それでも一瞬間をおいて、再度気持ちを盛り上げた。
これには、若手のロジャーも参って、『きつかった』と後で話して居ました。
笑って欲しくないシーンで笑いが出ることは、良くあるのですが
今回は、不用意なアドリブでの事で僕とロジャーにとっては、
『アクシデント』だったですね。(笑)

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公演後記:『アクシデント・その1』

2016年04月25日 | Weblog

2日間、4回の公演で、述べ1000人弱のお客様にご来場いただきました。
JR池袋駅から歩いて5分、しかも地下道で繋がっているという利点もあるのでしょう。
御来場頂いたお客様に、心から御礼申し上げます。

 
それでも今回は、以前に公演していた青山円形劇場の時と比べると、
お客様の来場する時間帯がずいぶん違ってきたことが判明しました。
以前は、3回公演だったせいもあって圧倒的にお客さんが多かったのが日曜日の昼間。
そして初回土曜日の夕方、日曜日の最終回という感じでした。
去年も、その傾向が強くて、どうしても日曜日の夕方のチケットが売りにくかった。

ところが今回の公演では、初回土曜日昼に続いて、日曜日の夕方と続き、
土曜日の夕方と、日曜日の昼のお客さんが少なかった。
それでも客席の占有率は85%を下回ることはなく、見た目は満席でしたけどね。

今回の公演では『アクシデント』が多かったです。
幸いなことに、2年続いた骨折などの大怪我が無く、見た目は無事に終了しました。
でも僕自身の事を告白すれば、今年は去年痛めた右肩の腱板を、
3月中旬の稽古で再び痛めてしまい、その痛みを隠しながらの公演でした。

そのシーンは、自殺未遂した弟ロジャーに『生きる気力を持て』と殴り倒す所を
姉たちが止めに入るシーンでの出来事。
本気で怒っている男性を、女性が簡単に倒せるわけがないでしょう?

ましてや演技の下手くそな女性が、そんな演技を出来る訳がない。
こっちが自ら倒れるにしても、いわゆる『予定調和』で倒れこむから
弟役と本気でやってる芝居に、水を差すような感じになる。

それを嫌って、
『僕に体でぶつかってくれば倒れるから、本気で押さえつけるつもりで上に乗っかって来い』
って言ったんだけど、やれ膝が痛いからとか言い訳ばかり・・・・
本気度の違う人と芝居をやるのは難しかったですね。

ある日うっかり自分の体を守る体制に腕を構えるのが遅れて、
痛めていた右肩に、膝から体重をかけられちゃった。
その瞬間、腕が逆反りして『ピシッ』と言う感じで、右肩に激痛が走った。
お蔭で、3月下旬に有った壮年サッカー大会の試合では、GKが出来なくなっちゃった。

自分から本気で来いと言った手前、痛いと言うとまた元に戻るのが嫌なので、
次からは僕が怪我に注意して稽古するようにした。
結果、それ以上に悪くは成らなかったけれど、やっぱり時々痛みが走る。
週末にリハビリに通って治療したものの、結局その肩の痛みは、
本番の公演が終わるまで無くならなかった。
おまけに右肩を庇っているうちに、今度は左肩から首にかけて痛めちゃって、
今回の芝居は、そういう意味で身体的にはかなりきつかった。

それでも、自分なりに良い芝居が出来たので納得しては居るんだけど、
稽古で怪我をするとは、思いもよらなかったですね。(笑)

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公演終了

2016年04月24日 | Weblog

劇団ステージドア第25回公演『女系の遺産』へ沢山のお客様に御来場頂き、
心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

自分としてはやりきったかな?
今回の芝居は、自分が思っていた以上にエネルギーが要りました。
特に終盤からテンションを上げて行き、 一旦舞台を退いて
再度登場するまでのテンション維持が大変でした。

でも、稽古をやっているうちに『演技』じゃダメなんだって…‥、
このシーンは自分が演ずる役、フランク・ノーマンになりることで、
テンション維持なんか意識せずに芝居が出来るようになりました。
稽古の終わりの方は別人になっていたのですよ。

芝居って、別の人格をいかに作れるかだ・・・・
とかねてから座長や指導の先生方に言われてきましたが、
11年目にしてやっと、少しだけそれを理解し、体現出来た気がします。

仕事でも何でもそうですが、練習や稽古、普段の努力は絶対に裏切りませんね。
そういう意味でも5か月の間、毎日欠かさず一人でセリフや所作の練習をした。
一週間の練習の成果を見てもらうんだ・・・・という気持ちで、毎日個人練習に励み
週末の稽古に臨んでいたのも、大きかった気もします。
これは今年に限らず、今までずっとやってきたことです。
 
そのお蔭で、自分としては70点くらいの芝居は出来た気がします。
そんな自分を、ちょっと誉めてやろうかと思います。

しかし、サッカーの試合後より疲労が激しい。
エネルギーの要る役だったから、尚更でしょう・・・・。

公演が終わった後の、喪失感・・・・と言うのかな?
運動会の後、お祭りの後、海外旅行からの帰国・・・・
あれに似たような寂しさかな?

明日からは、公演のエピソードを書く予定です。

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公演初日

2016年04月23日 | Weblog

いよいよ劇団ステージドア第25回公演『女系の遺産』の初日。
今日から2日間、昼・夕方の一日2回、都合4回の公演です。

やるべきことは全てやった。
稽古や練習は絶対に裏切らない。
あとはそれを信じて、全てを出し切ることです。

ここまで根気強く、振り付けと演技のご指導を頂いた河岡先生、
唄と芝居のご指導を頂いた石崎先生に感謝するとともに、
その成果を芝居と言う形でお見せできれば・・・・
さらに、プロの劇団にはない何かを、お客様にお伝えして、
『元気』や『エネルギー』をお分けできればと思って初日に臨みました。

初回の昼公演は、ミスが多かったですね。
それでも、何とか乗り切れた気がします。
公演の話は、公演後にゆっくり書こうかと思っています。

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公演前日

2016年04月22日 | Weblog

今日は朝9時に集合して、舞台の仕込みに使う資材の搬入の手伝い。
まず、舞台上に集合して朝礼。
全員、舞台上ではヘルメット着用しての朝礼です。
このあたりが、都立の施設らしいところでしょうか?
妙にヘルメットがフィットする自分が気になったのですが・・・・。

午後3時から場当たりと言う、芝居の立ち位置などの確認や、
場面転換の時の出入りや、転換に要する時間の確認作業、
小道具の配置を変更したり、最終的な振り付けの変更などを行って、
夕方からの通し稽古の準備に時間を使いました。

夕方6時からは、最後の通し稽古をやり芝居の方も最終確認を終了。
泣いても笑っても、明日の本番を待つだけになりました。

今回の公演を行う東京芸術劇場がある池袋は、
僕が20歳の頃、良く遊んでいた場所でした。
その当時、池袋西口の駅前はフェンスで囲われた空き地だった気がしました。

それで調べてみたら記憶通り、駅前は国立学芸大学付属豊島小学校の跡地で
昭和44年(1969年)に使用用途を文化体育施設として国から取得して、
当初は子供の遊び場として豊島区が管理委託されて昭和45年から解放されていた。

その2年後の、昭和47年に東京都総合芸術文化施設建設懇談会が設置され、
使用用途を文化体育施設から芸術文化施設に変更、それが承認され、
「東京都長期計画」において事業化が決まり、芦原義信氏の設計で
昭和62年に着工、3年後の平成2年(1990年)に開館に漕ぎ着けた。
途中、震災の影響を受けて耐震工事などを施すために2011年から一時閉館。
2012年より、リニューアルオープンして現在に至る。

3年前に青山円形劇場の閉館が決まり、この施設を借りるための審査を受けるため
劇団の重鎮が原案を作り、僕がその書類を作成しました。
そういう意味では誰でも借りられるけれども、それなりの組織があり
運営実績も兼ね備えていないと、書類審査の時点で落とされてしまう。

実際、公演中に劇場の職員が、受付や入口のスタッフの様子をチェックしたり
客席の様子や、客の入りをチェックして回ったりしていたし、
使用した日は入場者数を毎日報告しなければならなかったり・・・・
いい加減な運営をしている組織は、借りられない施設でもあるのです。

うちの劇団は、青山円形劇場における25年間の公演実績と、
超一流のスタッフを後ろ盾にしているのが物を言ったのか?
書類審査で通って劇場を借りることが出来た。
集客力も審査の対象になるので、そのあたりはお客さんのお蔭ですね。

さて、明日から2日間。
いよいよ本番の舞台になります。

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明日から、いよいよ舞台です!

2016年04月21日 | Weblog

さて、明日から月曜日まで仕事を休んで、舞台公演です。
今回の芝居は、ものすごくエネルギーを使うので、
精神的にも肉体的にも、2回の芝居をやるとクタクタになります。

ただでさえ、芝居の公演の翌日は気持ちが空っぽになってしまうので
毎年、仕事を休んで気分転換と、疲労回復に充てっています。

明日は舞台稽古。
前に使用していた青山円形劇場に比べて、劇場使用料が安いという事もあって
東京芸術劇場では前日仕込になり、その人件費を抑制するため
若手劇団員と、僕ら『若手』男性陣が、資材搬入の手伝いをします。

何度も書きますが、我々の劇団を支えるスタッフは超一流。
舞台美術の土屋さん、松生さん、照明の塚本さん、音響の実吉さんは
劇団四季の大御所たち。
この劇団を愛して、その存在意義を理解してくれるサポーターでもあります。
音楽担当は、数々のミュージカルの音楽を手掛けている片野真吾さん、
作詞は前の作曲者で、今は音楽セラピーの仕事に専念されている
大塚彩子さんに担当していただいて、これまた一流の音楽家たち。

何よりも凄いのは、振り付けの河岡裕門先生と歌唱指導の石崎千穂先生。
このお二方に出来の悪いオジサン、オバサン軍団と根気強く付き合って頂き
振付けや唄うときの気持ちの置き方などを丁寧に指導してくださった。

衣装担当の小林巨和先生にも、無理のない範囲で揃えられる衣装を用意し、
着こなしや、色使いなどを細かく指導していただきました。

明日は朝一番で集合して、午前中に仕込み。
午後から照明や音響のチェックをしながら、場当たりという
芝居の立ち位置確認などの作業をして、夕方からの通し稽古に臨みます。

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本当の政治の見せどころじゃない?

2016年04月20日 | Weblog

東北大震災から5年。
今度は熊本での大災害。
五年前の東北地方太平洋沖地震の、津波による被害と、
どうしても比較してしまいがちだけれど、どんな災害であれ、
被災者の苦悩の本当のところは、よく分からない。
大変だろうなぁ••••とか、可哀想だとか、兎に角そんな感じ。

東北地方太平洋沖地震の後に、広島や茨城県で水害があったり、
火山の噴火で、島民が避難したりという自然災害が立て続けに起きた上に、
今回の熊本の大地震。

東北地方太平洋沖地震の津波被害は、強烈なパンチを一撃された感じ。
それに対して、今回の熊本の大地震は、ジャブを受け続ける感じ。
避難場所でも、震度5の揺れが続いて安全じゃ無い上に、気が休まらない。

政府が発表した、緊急の支援資金は93億円だという。
僕は、東京オリンピックで2000億円もの金をかけて競技場を作るくらいなら
建設を取りやめて、災害復興に全額投与すべきじゃないのか?
なんてことを考えるのだけれど、他の人はどうなのかね?

オリンピックなんて、今ある施設で十分に開催出来そうだし、
競技場にかける金なんて、本当に無駄な気がします。
政府が『復興最優先』という方針を打ち出して、競技場の建設を中止したら、
オリンピックの開催に支障を来すと言うならば、この際だから、
オリンピック開催を返上するくらいの事が出来ないのかね?

そうなった時に、世界中の信頼を失うのだろうか?
国民の安全や、安心、安定を最優先に考える政府は駄目なのでしょうかねぇ?
今こそ本当の政治の見せどころじゃないかな?とおもうのであります。

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あと、3日・・・

2016年04月19日 | Weblog

金曜日は舞台稽古。いよいよ本番です。
明日は仕事で、明後日の朝から仕込みの手伝いをするので会社はお休みです。

毎年、公演の前後は休暇を取っていたのだけれど、
今の仕事は、働いた分だけ給料を貰ういわゆる『時間給月給』。
出社時間も、就業規則もあるのだけれど、僕の場合は特に気にしないで
仕事が無ければ行かなかったり、遅く出勤したりと、兎に角自由にやっている。
そんな訳で、金曜日からも休暇を取ることもなく月曜日まで休むつもり。

それでも、それなりに仕事をして自分の給料分くらいは働いてます。
今まで電気回路が分かる人が居なかったので、電気系の修理は、
下請けの業者に修理を丸投げしていたのだけれど、僕が来てからは
それらの殆どを僕が修理して調整、最終検査までやるから、
下請けに支払っていた金額が、丸々事務所の売り上げになっている。

これは、僕が手伝いを始めたときに
『なるべく外に払う金を少なくしよう』と、提案した事もあるのだけれど、
本当は、高い金を吹っかけてくる業者の態度が気に入らなくて、
『それなら僕がやる』と言って、業者の態度を改めさせるのが目的だった。

今まで、下請けの業者の言いなりになって、最終検査もしないで納品したり、
その検査も、どうせ解らないだろうと言う感じで、仕事を貰う身なのに、
命令口調だったりで、僕は気に入らなかったのです。

最近、仕事が来ないので業者もおかしいなと思ったのでしょう。
この間、事務所にやって来て僕がやるようになった仕事を、
今までの三分の一の値段で良いから、またやらせてくれと言ってきた。

僕は仕事を取り上げる気など全くないし、業者にも生活があるだろうから
出来れば仕事をやって欲しいと思っている。
そんな訳で、僕の仕事は『コストダウン』と言うところですね。

仕事の話はこの辺にして、いよいよ今週末の金曜日から芝居の公演です。
5ヶ月間の稽古の成果を、しっかり出したいと思っています。
練習や努力は、絶対に裏切らないですからね。

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クタクタ・・・

2016年04月18日 | Weblog

昨日も書いたけど、日曜日でとりあえず、稽古は予定通り全てやりきった。
今朝は6時に目覚まし時計が鳴って、目が覚めたのだけれど、
何だか、疲れていて起きる気力がない。

それでも燃えないゴミと瓶、缶の収集日なので、
7時前にゴミを集積ボックスへ入れたけど、
部屋に戻って、九州の地震報道に目を奪われたりしながら、
ウダウダとしているうちに8時を回っちゃった。

先週、預金の通帳記入をしようとしたら、機械が受け付けてくれなくて
仕方なしに、今日は出がけに信用金庫へ寄ってから行くことになっていたから
慌てて出かけることもなかったんだけどね。

預金通帳は磁気の部分が、読み取れなくなっていたみたい。
窓口で再度、セッティングしてもらって仕事へ出かけた。
事務所に到着したのは、11時ちょっと前。
皆、今日は来ないのかと思ったと言う(笑)

そもそも、最近は仕事に対する意欲が、消滅しかかっているので、
当然のごとく、朝は目が覚めても起きる気力がない。
ここへきて『登校拒否児童』や『五月病』で、家から出たくない人たちの気持ちが
判るようになってきた。
そういう『出勤拒否爺さん』は、社会の流れに乗ること自体が大変なことなのですよ。

ましてや、昨日と一昨日の稽古で心身ともにクタクタ・・・・
サッカーの試合があった翌日でも、こんなにクタクタになる事は滅多に無いのに・・・。

まぁ事務所も会社も、今週末に芝居の公演があることを知ってるしね。
マイペースで仕事ができる環境を作ってくれる会社には感謝しています。
そんなわけで今週は、木曜日まで仕事に行き金曜日から来週の月曜日までは
休むことを伝えてある。
休む前に、抱えている仕事をすべて片づけておかなくてはなりません。

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劇団ステージドア•『稽古終了』

2016年04月17日 | Weblog

とりあえず、やりきった・・・・そういう感じの最終稽古でした。

今日は嵐のような横殴りの大雨の中、ダイヤビルに集合。
僕は12時20分くらいに到着して、稽古開始まで余裕を持って来た。
前日、自分が出ていない最初のシーンを座席に当たる位置で見ていて
感じたことを座長に伝えた。
前の方の端っこの席でセリフをいう人が全く見えないのです。

それを伝えて、奥にある椅子を持ってきて真中で芝居を進めるように
提言したのだけれど、それを座長が快く受け入れてくれた。
実は、その見えない人は座長が演じる弁護士が、遺産相続の内容を伝えるシーン。

結局、自分が出ているシーンは良くわからないと、このシーンだけ
唄・演技の指導をしている石崎先生に演出してもらうことになった。
立ち位置が変わるだけなので、大きな混乱は無かったけれど、
石崎先生の演出や、立ち位置変更で芝居がすっきりとして見え、
なおかつ、他人の動きやその移動中の細かい芝居も出来て、
最初のシーンは、かなり良くなりました。

昨日は河岡先生が、ラストシーンの変更を入れて、そちらも判りやすくなった。
先生たちが少しでも良い芝居に仕上げようと考えて下さっているのが
凄く有難いなぁ…なんて感じたのでした。

今日は、通し稽古を2回やりました。
観て頂けば判るかと思いますが、今回の芝居で僕の役は、
今までの芝居に比べて、もの凄くエネルギーが要る。
それこそ、サッカーの試合にフル出場した方が楽な気がします。
実際、昨日も今日も通し稽古を2回やって、帰りの電車に乗るだけで大変だった。
2回公演を2日間やったら、たぶんクタクタになるんじゃないかな?(笑)

今回の芝居の稽古で、色んなことを勉強しました。
台詞や唄を唄う場合、その役になりきること、
そしてどんな気持ちで芝居をし、唄を唄うのか?という基本的なところに始まり
目線や体の向き、ちょっとした姿勢の変化で、台詞なんかなくても
感情が表現できることを、座長や先生方が身を持って教えてくれた。

幾つになっても、覚えることがあるっていうのは楽しいです。
楽しいから一生懸命になる。
これは僕だけじゃない、劇団の皆がそうですね。
多少の難があろうとも、一生懸命に稽古して公演に漕ぎ着ける。
それがお客様に『元気』を与えるんじゃないでしょうか?

金曜日は舞台の仕込みを手伝い、夕方から舞台稽古です。
公演にお越し頂くお客さまに、良い気持ちになって帰って頂けるよう頑張ります。

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劇団ステージドア•『最後のドレスリハーサル』

2016年04月16日 | Weblog

本番まで残すところは1週間となり、今日と明日の2日間で稽古も終わりです。
今日は、小林先生がいらっしゃって、最後の衣装チェックを兼ねたドレスリハーサルでした。

このドレスリハーサルで、僕は衣装替えの時間をチェック。
衣装替えと言っても、ネクタイとシャツを脱ぐだけなのだけれど、
場面転換時に上手から出て、すぐに暗転となり、
その間に舞台裏を走り抜けて、その移動中にシャツとネクタイを外し
暗転明けは下手からの登場になる・・・・という場面がある。

衣装の乱れが無いか?などをチェックして舞台に再登場するまで
今の時間設定で出来るのか?
などというチェックをするのも、最後の稽古での確認事項です。

衣装の確認だけではないのですよ。
通し稽古を見て、衣装の着こなしを小林先生にチェックして頂く。

今回の衣装は女性が全員、スカートを基本にしたもの。
スカートの裾のラインは、水平になっているか?
そういう処を先生がきっちりとチェックする。
ウェストがゴムで出来ているいわゆる『おばさんスカート』は
おなかが出たり、脇腹に肉がついたりしていると、そのラインが崩れる。
おなかを突き出したり、逆にお尻が出っ張ったり、猫背になったりと
姿勢の悪さもスカートの裾に現れる。
先生がそれを皆の前で、実証するから説得力がある。

イヤリングやネックレスの装飾品の付け方、スカーフの付け方もチェック。
衣装は色やデザインよりも、そういった細かいところで差が出るんですね。
ただ、やっぱり素材の良い『高級品』は基本的にそういった乱れが出にくいのも判る。
高いものにはそれなりの理由がある・・・・というわけだけれど、
それを普通に揃えてしまうところが、この劇団に居るおじさん・おばさん達の凄い所です(笑)

男性の場合はネクタイの締め方。
僕はもう少し長めにしろと指摘されて、鏡を見てみたらなるほど・・・・
ちょっとした長さの違いで、だらしなかったりする。
僕はメンズショップでバイトしていた時期があって、その時に
ネクタイの締め方をいろいろ教わったので、自信があったのだけれど
プロの衣装デザイナーは、そのちょっとした違いも見逃さない。

スリーピースのベストは、後ろについているベルトを締めあげて
前に皺が出来ないようにするのは知っていたけれど、
先生はそういう処もしっかりと見ていて、見逃さない。
ポケットチーフの出す量とか、蝶ネクタイが曲がって居ないかとか…

とにかく『プロフェッショナル』というのは見落としが無いのですね。

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