史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

鯖江 Ⅱ

2018年10月19日 | 福井県
(王山墓地)


維新殉難士谷川氏之碑

 萬慶寺の裏手に王山墓地という古い墓地が広がる。そこに鯖江藩の谷川滝蔵の墓がある。
 谷川滝蔵は、恩地十助の四男。慶應四年(1868)、状況探索のため越後に入ったが、弥彦山麓で東軍に捕えられ、閏四月二十三日、野積村にて斬られた。二十八歳。
 半ば雑草に覆われつつある墓石側面に、陸軍大臣子爵高島鞆之助が、谷口滝蔵が靖国神社に合祀されたことを記載している。

(妙正寺)


妙正寺


土屋裕之墓

 妙正寺の右手少し高くなったところに土屋公章(得所)の墓がある。
 土屋公章は、勝山藩の秦家の生まれ。十九歳で鯖江藩の土屋家を継ぎ、種痘の普及に尽力した。

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