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目指せカネ、ヒマ、若さ

ダウ10,000ドル突破

2009-10-16 01:00:00 | 経済投資
CNBC TV - CONRAD'S CLASSIC PROMO COLLECTION - DOW 10,000


映像は1999年3月ダウが初めて10,000ドルを超えたニュース映像だそうだ。
いったん下がったが2003年ごろから上昇を続け2007年には14000ドルまで上がった。

そして2007年からの大暴落。
今年の3月に大底をつけてから半分戻した。

いよいよ10,000ドルの大台に乗ってしまいましたね。
超ベアの当ブログとしては「うーん」と唸るしかありません。
うーん。

まあ、大崩壊シナリオと言うのは後を絶たないわけで、北朝鮮が無くなるとか、中国が大分裂する、
英国が財政破綻する、アメリカが州単位に分裂する、ドルが紙屑になるとかいろいろありますが
なかなか、そうならない。

そういえば、1997年7の月とかいうノスちゃんの予言も当たらなかったし、Y2Kの大惨事もなかった。
危機を騒ぎ立てると言うのはある種のエンターテイメントなのでしょうか。

株も商品も下がらないじゃないかと言われると「そうですねえ」というしかない。

で、どうなるの?
どうなるんでしょうか。

私には英米政府が巨大な「飛ばし」をしているだけとしか見えない。
9月のアメリカ消費は前月より下がった。
自動車とか住宅の補助金が終わったから。

「偽りの夜明け」だったということか。
一方、自動車を除いた消費はほんのわずかであるが増えた。
最悪期は脱したの?

アメリカの商業不動産は底なしともいえる下落の真っただ中。
しかし個人住宅は、一部サンディエゴとかは底値買いの殺到で在庫薄とか。

経済は複雑系でなかなか人間の考えるようにはいかないですねえ。
複雑系、便利な言葉です。

そんな株高、商品高のなか、アメリカの金融業界では高額ボーナスが復活して総額は2007年の
記録を塗り替える勢いとか。
おいおい、この原資はFRBが乱発してるあの緑色の紙でしょう。

アメリカ国民の借用証書。
言い方によっては英国ロスチャイルド系の私企業であるFRBの株主が持ち逃げしているような。
この人たちが作っているマーケットに見えるのは私だけ?

大体、いくらお金を刷っても実体経済に行かず、ゼロ金利を利用して商品投機に走らせる原因になっている。
石油、金属、食料の高騰は翻って実体経済を痛めつける。
救済されるのは銀行だけ。

グリンスパンの「理由なき熱狂」とどこが違うんでしょうか。
世界が出口戦略を取れば一気に潮目が変わりそう。

強気のコンセンサスが90%を超え続ける現状。
これ危ないと思います。
3月の強気はわずか2-3%だった。
何が変わったのか冷静に考える必要があるのでは。
余計なお世話ですが。




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