団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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「加奈子」
「知らない女」

都月満夫の短編小説集

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「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
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「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」
「桜の木」
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「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「数え年の数え方と意味」について考える

2013-03-15 10:44:04 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

数え年のもともとの意味は、お正月に訪れる「その年の歳神様から1つ年を戴く」という意味があるようです。

現在では、生まれた時を0歳として、 誕生日が来ると1つ歳をとります。これを満年齢といいます。

昔は生まれた時を1歳として、 お正月が来ると1つ歳をとっていました。これが数え年です。 これはお正月に歳神様をお迎えし、歳神様の御霊をいただくことによって1つ年をとると言う考え方からです。「数え年」は神様への感謝の気持ちを込めた年齢の数え方、とも言えます。

こういった意味から言えば、年齢に関する神社などへのお参りは、数え年で行うのが通例でした。 ただし、最近は数え年が一般的ではないせいか満年齢でお参りされる方も増えているそうです。大事なことは感謝の気持ちを持つ事ですから、どちらでお参りされても構わないと思います。

 現在、暦は新暦ですので、歳神様をお迎えするときの定義、つまり数え年で1つ歳をとるときの定義が曖昧で諸説あります。

    今の暦の元旦

    旧暦の元旦

    立春

どれも正しいし、間違っているとはいえません。しかし、門松やしめ飾りを今の暦の元旦に飾っているわけですから の今の暦の元旦という考え方が自然で、一般的に採用されているようです。

極端な例として、数え年では11日に出生した場合も1231日に出生した場合も、出生時には1歳で、2歳になるのは翌年の11日です。

では、何故このような数え方をしたのでしょうか。

    「0」の概念が存在しなかった、あるいは序数として扱い「0を」起点としなかったなどが考えられます。

元号や学年なども「1年」から始まり「0年」はありません。同様に、生まれて1年目の齢が1歳と考えます。

現在でも妊娠月齢などは、0ヶ月がなく1ヶ月から始まる方式となっています。

仏教など宗教的な考えに基づく理由 (仏教ではシューニャ(漢訳で空)は真に実在するものではなく、その真相は空虚であると説いています。)

胎児が母親の胎内にいる期間(十月十日〈とつきとおか〉)も年齢に加算します。

この考え方は、胎児のときから人間として扱い、いとおしんでいるようで、優しさを感じます。

年祝いの年齢

名前

読み方

数え年

いわれ

還暦

かんれき

61

60年で生まれた年と同じ干支(えと)に還ることから還暦といわれる

古希

こき

70

杜甫(とほ)が「人生七十古来稀なり」と呼んだことにより広まり古希といわれる

喜寿

きじゅ

77

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「味噌の驚くべき効能・放射性物質を排出?」について考える

2013-03-12 10:20:12 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

東日本大震災から2年が経ちました。除染が思うようにはかどらず復興がすすまないようです。被災者の健康も気になります。被災者の方々の健康に、もしかしたら役立つかもしれない情報を見つけたので書いてみます。

昔は、味噌(みそ汁)は日本人の朝食には欠かせないものでした。「味噌」は、「畑の肉」といわれる大豆を主原料とした、とても良いタンパク源として価値があります。

Photo_15 味噌の本場、信州では「味噌の医者殺し」という諺があるそうです。

味噌は日本の代表的な発酵食品です。「酵母菌」や「こうじ菌」、「乳酸菌」を1kgあたり約1万個も含んでいるそうです

医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」とも言われたほど味噌の栄養価の高さが評価され、病気を防ぎ、健康を保つ薬としても重宝されていたのです。

今は調味料として扱われている味噌も、昔はおかずだったそうです。

たんぱく質

コレステロールの低下、血管の弾力保持

 ビタミンB12

造血作用、神経疲労防止

 ビタミンE

老化防止

 酵素

消化を助ける

 イソフラボン

酸化防止、肩こり解消

 コリン

老化防止、脂肪肝防止

 レシチン

コレステロール低下、ボケ防止

ある研究によれば味噌を常食していると体内に入った放射性物質が高率で排出されるそうです。それはマウスを使った実験で実際に確認されているそうです。

味噌を食べさせているマウスと味噌を食べさせていないマウスに放射性物質のヨウ素とセシウムを投与し、それが体内にどれくらい残留するか調べたところ、味噌を食べさせているマウスの方が味噌を食べさせていなかったマウスよりもはるかに少なかったそうです。

これは味噌に含まれているタンパク質やバクテリアなどが放射性物質とくっつき、素早く体外に排出されたためだと考えられています。

信州タケヤみそ様HP参照

みそによって、原後遺症が少なくて済んだ

しかし、放射性物質が体内に入った後に慌ててみそ汁を飲んだからといって放射性物質を体外へ排出する効果はないそうです。

Photo_14 その効果を得るためには日頃から味噌を常食していなければならないそうです。

味噌がどえりゃあ好きな「愛知県民」は健康なのでしょうか。被災地のみなさんは、毎日味噌汁を飲んでいるのでしょうか。

私は、毎朝欠かさず味噌汁を飲んでいますが、あの「八丁味噌」だけはどうしてもいただけません。

Photo_13

したっけ。

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「馬が合う・何故馬なの?」について考える

2013-02-20 09:46:40 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

馬が合う」とは「意気投合する」ことを言います。

これは、本来「乗馬」で使われた言葉だそうです。馬と乗り手の気持ちがピッタリ合わないと馬に上手に乗ることができないとされていることによります。

Photo_2

騎手と馬との気持ちが合わない場合、振り落とされることがあり、逆に騎手と馬の息が合うと騎手の実力以上の力を馬が発揮するとも言われています。

ここから上手に馬に乗っている様子から「気が合う」ことを「馬が合う」というようになったそうです。

後にこれが人と人との関係にも使われるようになり、人と気が合い、しっくりいくことや意気投合することを意味するようになる。また、人以外にも車や楽器などクセのある物に対しても使われます。

(うま)が合・う

気がよく合う。意気投合する。「彼とは妙に・って、いつも一緒に旅行する」

大辞泉

Photoそのほかにも、「馬に関する言葉」はあります。

馬耳東風」は、人の意見や批評を心に留めずに聞き流すことです。

これは、中国の故事によります。唐の時代の詩人・李白が、「世人此を聞きて皆 頭(こうべ)を掉る(ふ-る) 東風の馬耳を射るが如き有り」と詠みました。「世間の人たちは、我々の詩などを聞くと、皆、頭を振って聞き入れない。あたかも春風が馬の耳に吹くようなものである」と詠ったものです。

これは、「春風が吹くと、皆喜ぶのに、馬は何も感じる気配がないように思えた」ということだそうです。そこから、意見や忠告をしても効き目のないことを例えて、「馬耳東風」と言うようになりました。

似た言葉に「馬の耳の念仏」というのもあります。

他には、「餞(はなむけ)」があります。これは、旅立ちや門出を祝って金品、詩歌、ことばなどを贈ることです。

この「はな」は、「馬の鼻」のことです。昔、日本では、送別の際、旅立つ人が、無事であることを願い、その人の馬の鼻を目的地の方へ向けたのだそうです。「鼻」を「向ける」ので「はなむけ」となりました。

ですから、「はなむけ」は、元々、「送別」で使われていた言葉ですから、おめでたい席にはふさわしくないのです。

結婚式などで「お二人に、はなむけの言葉をお願いします」というのはいかがな物かと思います。

「二人にとって門出」「新たな出発」と考えると、間違いとは言い切れませんが、本来送別の意味ですから気を付けた方がいいと思います。

昔から、「馬」と「人間」は深く関わっていたということでしょうか。

したっけ。

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「果汁100%でないものはジュースとはいえない」について考える

2013-02-12 09:46:09 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

1967年(昭和42年)末に「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)が改正され、「果汁100%のもの以外は、『ジュース』という名称で販売できない」ことになりました。

濃縮還元」とは、搾った果汁から水分を飛ばして46倍程度まで濃縮して冷凍保存しておき、使うときに水を加えて元の濃度に戻すという製法です。

保管費や運搬費が安く済むという利点もある。製造中に飛んだ香りを補うため「香料」などが加えられているものも多くあります。

絞りたての100%の果汁にも水分が有るのですが、この水分を除去して濃縮することにより、見かけ上、200%、400%となり、体積も1214になります。

それに、水分を加えて(還元)果汁100%のジュースになるということです。

たいして「ストレート」はその名の通り、果汁を絞ってそのまま容器に詰めたものです。

旬の時期に収穫したものをすぐに搾ってジュースにしています。

一般的に「ストレート」のほうが「濃縮還元」よりも素材そのもののおいしさが味わえるとされています。

100 また、ラベルに果物の切り口の絵が描かれているものは果汁100%のものに限られます。果汁が入っていないものを「果汁・ジュース」として売られていた状況を正すため、1971(昭和46)年「公正競争規約」が制定されました。

真に「果汁100」であるジュースのみ、そのパッケージに「果物の切り口」や「滴る果汁」を描くことができます。

Photo 逆に「果汁100%」ではない清涼飲料水のパッケージには、果物の表面落ちそうで落ちない水滴は描けるが、切り口や果汁の滴る絵は描くことができません。

なお、100%か否かは製品の良し悪しを決定付けるものではありません。あくまでも、表示の問題ですので申し添えます。







したっけ。






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「手当てをするってどんなこと・・・」について考える

2013-02-09 07:35:23 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

手当て」 というのは、日本人の造語だそうです。

このことばが、どこから来たのかというと、「手のひら療法」からです。

昔の人は、怪我をしたり、胃や頭が痛かったりしたときに、患部に手のひらを当てていました。

Photo_2 これは、手のひらが湿気と熱を発散するので、軽い温湿布の役目を果たすため、血行を盛んにして、患部を治すわけです。

  また、手のひらからは、体内にこもっている静電気が発散していて、経路を刺激して血液の循環をよくします

こうしたいちばん簡単で素朴な療法を、昔の人はその生活の知恵から知っていて、まずどこか具合が悪いとなると、手のひらを当ててみたことから、けがや病気を治すことを、「手当て」というようになったのです。

しかし、原始的ともいえる「手のひら療法」から生まれた言葉が、現代医学の中でも「病気の手当て」という言葉として残っているのは面白いことです。

て‐あて【手当(て)】

[名](スル)

1 ある物事を予測して用意しておくこと。準備。「資金のがつく」

2 病気やけがの処置を施すこと。また、その処置。「病院でを受ける」「傷口をする」

3 労働の報酬として支払われる金銭。「看護人の一か月の

4 基本の賃金のほかに諸費用として支払われる金銭。「単身赴任にがつく」「家族

5 心付け。祝儀。チップ。「をはずむ」

6 犯人・罪人のめしとり。捕縛。

大辞泉

・・・とせっかく、納得したのに『大辞泉』の解説はなんだか違うようです。

Photo_3手当て」とは、「報酬」や「心付け」などの金品の意味で、労働などの対価として処置するという意味で江戸時代に後期から使われているそうです。

「手当て」の「手」は、「人手」のことで、「当て」は、「充当」の意味だそうです。

何かをしようとするときは、「人手」を「当てる」ことから、「準備」や「処置」の意味で「手当て」が用いられるようになったというのが本当のようです。

最初の説のほうに説得力があると思うのは、私だけでしょうか・・・。

Photo

したっけ。

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「薬石効なく?石って何だ??」について考える

2013-02-08 10:10:39 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

薬石(やくせき)効なく」といえば、色々と治療を尽くしてはみたが、その効果がなく・・・・・・ということです。

この「薬石」ですが、「薬」については説明の必要はないでしょう。では、「石」とはなんでしょう。「石」を使った治療法があったのでしょうか。

これは、「鍼(はり)」、「鍼灸」のことなのです。

Photo_2 つまり、「薬石」というのは、古代の医療具である「石針薬」のことです。この両者を用いて治療することに由来します。元来、インドで修行者が腹に当てて防寒のために使った「温石(おんじゃく)」のこと、いわば「懐炉(かいろ)」のような物です。

つまり、古来インドの仏教では正午以後は一切食事をしない戒(いましめ)があったのです。

この戒めを守っていた彼らは、寒さと飢えをしのぐために、この種の「薬石」を工夫しました。

今日のように、電気カイロや使い捨てカイロのない時代であるから無理もありません。

ご承知のとおり、インドなど暑い国では色々の食べ物が腐敗しやすいので、午後までとっておいた食事は口にしてはいけないという衛生上から出た戒でした。またつねに満腹にしていては勉学修行が満足にできないということから、この定めが決められたのです。

Photo_3 さて、「薬石」はその後、日本では主として禅宗のお坊さんが坐禅の折に使っていました

禅寺では戒律により夕食をとらなかったため、「温石(おんじゃく)」として腹に当てた石で飢えや寒さをしのいでいました。

しかし、いつしか晩の食事に使う粥または夕食のことを「薬石」または「薬食(やつし)」と呼ぶようになっているそうです。

そもそも「晩簡(ばんがゆ)」を喫することは、体力を養い病気を治して修行の道を進めんがためである、といって「薬石」と称する隠語を用いた禅家の教えが、今日まで伝わったものです。

つまり、夕食をいただく言い訳だったのです。

やく‐せき【薬石】

《「石」は「砭 (いしばり)」で、古代の医療器》

1 いろいろの薬や治療法。「効なく永眠する」

2 身のためになる物事のたとえ。「の言」

3 禅寺で、非時(ひじ)の戒を守って夕食をとらなかったため、飢えや寒さをしのぐために温石(おんじゃく)として腹に当てた石。転じて、夜食の粥(かゆ)または夕食。

大辞泉

ちなみに、腹を暖めて空腹をしのぐ意味で、特に茶道で茶を出す前に「茶懐石」と称する簡単な料理を出しますが、この「懐石」も「温石」と同じ発想に由来する言葉です。

Photo

したっけ。






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「節分にまく豆は何故大豆なのか?」について考える

2013-02-03 11:00:16 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ
Photo



昨夜、1117分。突然の揺れに跳び起きました。節分を前に、早、鬼の襲来かと・・・。

十勝地方を震源(地元)とする震度5強の地震。帯広は震度5弱でした。それでもかなり揺れました。ちょっと長かったので恐ろしかったですが、我が家の被害は瀬戸物が1個割れただけでした。

ご心配いただいた皆様にはお礼申し上げます。

さて、「節分」については毎年書いていて代わり映えがしませんが一応季節物なので書いておきます。

節分」とは、季節を分けると書きますが、そのとおりの意味になります。本来節分とは4回季節の始まりとなる、立春・立夏・立秋・立冬のすべての前日をいいます。

現在は、立春の前の日のことを「節分」と呼んでいます。

「節分の」は、鬼を払うということは平安時代から宮中の行事として行われていた「追儺(ついな)」が元になっています。

「追儺」とは中国から伝わってきた行事です。

「節分って何?追儺って何?恵方巻って何?」について考える

「節分、豆まきの起源」について考える

節分にまく豆は炒った大豆を使いますが、何故炒った大豆を使うのでしょう。

まず、豆をまくということは豆の持つ力で邪気を払い幸福を呼ぶと考えられています。

古くからの言い伝えとして、京都・鞍馬に鬼が出たときに、毘沙門天様が「鬼の目に大豆を投げつけなさい」というお告げをなさって、みごとに鬼を退治できたという話が起源ではないかと思われています。

豆を「鬼の目(魔の目)」に投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということです。

炒った大豆を使う理由は、火を入れると大豆がもっと硬くなり、鬼にぶつけて退治するのに都合が良いとも言われているのです。

また、昔の家は「土間」といって下が土のところがあり、そのまかれて豆を拾い損ねたものから芽が出てくると災いが起こるといわれていました。

そこで芽が出てこないようにということから大豆を炒って使ったのです。

豆を炒ることには、もうひとつ重要な意味があります。

「豆」は「魔目」だといいました。さらに「炒る」は「射る」に通じるのです。つまり、「豆を炒る」は「魔目を射る」ことだったのです。

なお、北海道の豆まきは「落花生」を使います。

「豆まきは落花生?」について考える

したっけ。






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「感冒とはお役所言葉だった」について考える

2013-02-02 09:54:34 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

普通感冒の症状

普通感冒とは「鼻かぜ」や「のどかぜ」のことで、潜伏期間はおおよそ56日。

「ライノウイルス」、「アデノウイルス」、「RSウイルス」などのウイルスによって引き起こされます。

症状としてはくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどのいがらっぽさなど、鼻やのどの粘膜の異常が顕著にみられます。

鼻水は症状が進むにつれて、サラサラした「水様」から粘り気のある「粘液性」へと移行していきます。

発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感など全身症状があっても軽いのが特徴です。

インフルエンザ(流行性)感冒の症状

インフルエンザは毎冬、11月から3月に急激に流行しやすい病気で、気管支の急性炎症によって起こります。

普通感冒に比べて症状が激烈で、通常、12日の潜伏期の後、まず3839度の高熱が出て、悪寒や頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が強く現れます。

鼻づまり、鼻汁、のどの痛みなど上気道の炎症をともなうこともあります。

高熱は34日目に下がり始め、それとともに全身症状も軽快して10日以内に回復します。

ただし、小さな子どもやお年寄りは、細菌の二次感染によって肺炎などを併発して重症化するケースもありますから、早めに医師の診断を受けましょう。

大正製薬

Photo_2 「感冒」とは、医学の専門用語だそうです

感冒」は「傷風(風邪)」ともいい、現代人がよく知っている伝染性呼吸器系疾病のことで、冬や春に多く発生するものを「流行性感冒」といいます。 

「感冒」という言葉は、現代ではあまりつかわれなくなりましたが、この「感冒」の語源が面白いのです。

最初は役所用語だったようです。役所といっても日本ではありません。遠い昔の中国の話です。

これを説明するには、宋代に遡らねばなりません。「宋(そう)」(960 - 1279年)とは、中国の王朝の一つです。

宋代の最高学府は、「太学(たいがく)」で国子監(こくしかん)に属し、官民の優秀な者を入学させ経典を学ばせていました。太学には、厳しい試験、進級などの制度と管理規定があり、太学生が特別な事情で外泊する時には、「休暇願帖」に記入しなければならなかったそうです。

この「休暇願帖」の表紙には、慣例的に「感風」という二字が書かれ、「感風簿」と呼ばれていたそうです。

「感風」という言葉と当時の医学理論とは関係がありました。

宋代の医学理論家の「陳無擇(ちんむたく)」は、万病のもととなる原因は、「内因」、「外因」と「不内外因(外因でも内因でもない原因)」の三種類に分類しました。

そのうちの「外因」を「六淫」に分けました。「六淫」は「六邪」ともいい、「風、寒、湿、火、暑、燥」の六つの気候の変化が、身体に悪い影響を与えるということだと考えました。六淫(六邪)はいずれも口、鼻、あるいは体表から体内に入ると考えられていました。

特徴

風邪

    病状の進展が早く、変化しやすい

    邪の性質が軽いため、上半身、皮膚に症状が現れやすい

    他の六邪を伴い侵入することが多い

寒邪

    全身および局所の冷寒症状を現す

    収斂性があり、縮まる、ひきつるなどの特徴をもつ

    寒邪が体内に侵入すると気血の流れが停滞する

湿邪

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「インフルエンザって何のこと?」について考える

2013-02-01 10:25:34 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

今日から2月になりましたが、まだまだ寒い日が続きます。「インフルエンザ」にはかかっていませんか。うがい、手洗い、マスク。気をつけましょう。

インフルエンザ」と人とのかかわりは古く、古代エジプトや古代ギリシアの時代にそのような流行性疾患の記録があるそうです。

日本でも、平安時代の「増鏡(ますかがみ)」(1329年)には「今年はいかなるにか、しはぶきやみはやりて人多く失せたまうなかに・・・・。」と、インフルエンザの流行をうかがわせる記述があります。

また、江戸時代には、「お駒風」や「谷風」などと名前がつけられた悪性のかぜが流行したそうです。

Photo 「インフルエンザ」の語源は、16世紀のイタリアの占星術師たちが、冬季に流行し春に終息する周期性から流行を占星術などにより惑星の運行が「影響」していると考えられました。

このため、「星の影響」という意味から「influenza(インフルエンザ)」となりました。

これは「影響」を意味するイタリア語「influence」に由来すると言われています。この言葉が18世紀の英国で流行した際に英語に持ち込まれ、その後世界に広まりました。

インフルエンザの流行が科学的に立証されているのは1900年頃からで、20世紀には4回のインフルエンザの大流行(パンデミック)がありましたそうです。

インフルエンザ【influenza

インフルエンザウイルスを病原とする急性の呼吸器感染症。発熱・頭痛・全身倦怠感(けんたいかん)、筋肉痛などの症状がみられる。かぜ症候群に比べて全身症状が強く、症状が重い。以前は流行性感冒(流感)ともよばれた。

大辞泉

大辞泉』にあるように、私の子どもの頃は『流感(りゅうかん)』(流行性感冒)といっていました。

「感冒」の話は、明日にします。

したっけ。





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「男性が美容院でカットだけは違法」について考える

2013-01-28 09:56:43 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ





実は、男性は美容院で「カットだけ」をお願いすることは法律上できないことになっています。

これは「美容師法」という法律によるもので、厚生労働省で定められています。

理容師法及び美容師法の運用について

(昭和五三年一二月五日)

(二)      美容師の行うカッティングについて

美容師が、コールドパーマネントウェーブ等の行為に伴う美容行為の一環として、カッティングを行うことは、その対象の性別の如何を問わず差し支えないこと。また、こと。女性に対するカッティングは、コールドパーマネントウェーブ等の行為との関連の有無にかかわらず行って差し支えない

しかし、これ以外のカッティングは行ってはならないこと。

Photo_2 美容師が、コールドパーマネントウェーブを行うこと、およびそれに付随して髪のカッティングを行うことは男女を問わず認められています

さらに、女性にはコールドパーマネントウェーブを行なわずにカッティングはできますが、男性に対しカッティングのみを行うことはできないと書かれているのです。

美容院でカットしてもらっている男性諸氏はコールドパーマネントウェーブをしてもらわないと法律違反です。

美容と理容の意味は似ているが、法律では次の通りに区別されている。

        理容:頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること(理容師法第1条の21項)

        美容:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること(美容師法第2条第1項)

しかし、今ではそれを遵守している美容院はないようです。ほとんど機能していない法律だと言えます。

私は理容院でカットしてもらっています。

ちなみに、剃刀(かみそり)を使えるのは、理容師だけです。

Photo

したっけ。






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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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