イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

秋の岩泉を釣友と釣ってきた

2010年09月25日 | 釣り師の独り言
岩手の渓流釣りシーズンもあとわずかとなり、
今年も東京に暮らす友人と恒例のシーズン最終釣行のため岩泉に行って来た。

釣友である万渓巌こと大石哲也氏も今年はかなり多忙で、
釣行直前まで仕事に追われていたらしく、23日朝の新幹線の
到着時間さえ前日まで連絡が無かった。
前日の午後にようやく23日朝9時44分盛岡着とのメールがあり、
それから様々な段取りを整えた。

盛岡駅に迎えに行くと、なんと東京の旦那は「半袖ポロシャツ」姿!
東京は前日まで猛暑日だったとはいえ・・・盛岡の朝の気温は12℃。
更にこれから向かう岩泉は、もっと気温が低いはず。
旦那の着替え用のバッグにフリースのシャツを入れていたので、
まぁ釣りには支障は無いが、前夜の深酒で感覚が鈍っていたようだ。

盛岡でキャンプ食材と酒をたらふく買い込んで、一路岩泉を目指す。
道中は、旦那のこれまでの仕事の話やらこれからの仕事の話・・・。
そしてもしかすると、岩手に居ても旦那の手伝いが出来るかもしれない・・・
そんな可能性の話などなど。本当に勉強になる。刺激になる。感謝!

23日は奥州市を出る時から小雨がパラついていたが、岩泉に到着しても
小雨は降り続いていた。
たいした雨じゃないだろうとタカをくくっていたが、小本川本流は笹濁りの増水!
それならば大川はどうだろう?と、祈るようなきもちで峠を越えた。
大川・釜津田界隈は、増水していたが水は透明だった。
そこで、普段は通り過ぎる浅瀬はどうかと覗いてみると・・・・
そこが絶好のポイントに変わっていた。

そぼ降る雨の中、久々に二人揃って川に立った。
さぁ~て魚は出るだろうか???と半信半疑ながらフライを流すと・・・
早速、旦那にチビながらも山女魚が出た。
その後もそこそこサイズの山女魚やら岩魚がそれぞれの竿を絞った。
カッパを着込んではいたが、実に快適な釣りだ。

ここが、これほどならいつもの大場所は相当だろうと意気込んで、
いつものポイントに向かうと・・・・先客が入っていたので諦めた。
その後も何箇所か大川のポイントを見て回ったが、増水でことごとくNG。
時計を見ると午後3時過ぎ。

ならばいっそのこと今晩泊る安家の山小屋に向い、
イブニングまで安家川を釣ろうという事になった。
大川から峠を越えて小本川本流の小川地区へ抜け、そこで食材を買い足し
そこからまた峠を越えて安家川へ出た。

新築なった岩泉役場安家支所で山小屋の鍵を受け取り、
旦那を元村の大場所に残し、僕だけ山小屋へ向かった。
山小屋に荷物を下ろし、イブニング上りの晩餐のために炭を起こしておいた。
それから元村の大場所で旦那と合流したのが午後5時。
それから約1時間、イブニングライズの釣りにはまった。
しかし、旦那も僕も小型ばかりで、イブニングライズの釣りにしては、
イマイチの釣りだった。
釣り意地の汚い僕は、それでも納竿直前にやっと中型を1尾だけ上げた。
川から上り、山小屋へ向かう途中に温度計があるが、その時の気温は8℃。
寒いはずだ。

山小屋に着くと早速ビールで乾杯し、旦那は炭火で豚トロ&タンの塩胡椒焼き。
いつもの様にホルモン鍋が出来上がるとバーボン・ロックで再び乾杯!
闇語りを深めながら杯を重ねようと思っていたが・・・
前夜の寝不足のせいか・・・東京の旦那は午後9時には寝袋にもぐりこんだ。
仕方がないので、僕一人で安家川のせせらぎの音と旦那の高いびきを聞きながら
またしても酩酊した。

しかし・・・旦那が寝袋に沈む前に二人で見上げた満月は格別だったね。
安家の森から見上げた満月は、希望を孕んでいるかのように
大きく暖かな光を放っていた。

翌日につづく・・・・・



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