徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ハリギリ

2021-07-05 06:49:51 | Weblog
 先日、ハリギリの幼木を観察していてふと気になりました。
 何が気になったかというとハリギリの幼木にある鋭いトゲのこと。
 大きくなると樹皮からは鋭いトゲは無くなります。
 写真に撮った幼木はある程度太くなりトゲは重厚なものとなっています。
 このまま、トゲが落ちるのか巻き込まれるのか。
 どちらだろう?気になります。
 珍しい樹種では無いですが数がそれほど多いわけではないのでトゲが無くなっていく過程を観察するのは意外と難しく私にはよく分かりません。
 今後、トゲがどのように変化していくのか継続観察できたらな~と思います。
 さてこのハリギリですが木材は岐阜県周辺ではセンという名で蕎麦の「こね鉢」として売られているのを見かける等、木工品に加工されます。
 よくケヤキの代用となんて言われますが、センの加工品をみると美しく、あまり適切な表現では無いように私は感じています。
 ハリギリは山菜で有名なタラノキやコシアブラ(コンテツ)と同じウコギ科で新芽を天ぷらにすると美味しいです。
 ただ巨木になる樹種ですので私は採る時に成長を阻害しないようてっ辺の芽は採りません。ですから下に乗せたハリギリの新芽は成長に影響がでると思い採りませんでした。
 あと斐太後風土記に海桐皮 ホホダラと記載があります。ネットで調べると海桐皮はインド原産のマメ科植物の樹皮生薬であると出てくるのですが江戸末期から明治初頭の飛騨地方にあったとは考えにくく、タラみたいにトゲがあるホオノキといった表現したのでは?と勝手に推察して、恐らくこの記載はハリギリのことを示しているのでは無いだろう?と考えています。
 これについては飛騨の樹木の方言を調べていくと分かるのでは?と思っているのですが今のところ明確な答えを得ることはできていません。
 調べると色々と出てくるハリギリは私の好きな樹木の一つです。(管理人)

  先日、見かけたハリギリのトゲ
  
 
  もっと若いころのハリギリのトゲ、上の写真と比べると細いトゲです。徐々に重厚なトゲになっていくようです
  

  これだけ大きくなるとトゲは無くなります。新芽は美味しい山菜です。山菜で有名なコシアブラ(コンテツ)やタラと同じウコギ科です
  

  伐採されたハリギリ、木工に使われます。木工品を販売するところへ行くとセンという名で売られています
  

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