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徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ハリギリ

2012-07-10 22:56:32 | Weblog
 先日、白山スーパー林道沿いのブナの小径を歩いていた時にハリギリの幼木を見かけました。
 葉に一度見たら忘れられないほど特徴的で天狗の団扇に形容されます。
 でも私のようなへそ曲がりは「天狗の団扇??」そんな馬鹿な天狗なんて世の中にいないじゃない・・・空想の中に登場した天狗はきっとハリギリの葉のような団扇を持っていたんじゃない?なんて作り話が天狗の団扇のような葉になったんじゃないだろうかと考えてしまいます。
 ハリギリのは幼木の頃には樹幹に棘があることが特徴で大きくなると無くなります。
 木材は木工に使われ木材業界の人達の間ではセンノキという名で言われています。
 木曽方面の道の駅に行くと木工品が売られていてセンノキと書かれたものを目にすることがありますがハリギリのことです。
 木目の色は白ぽいですが着色するとケヤキと見分けがつかないため代用されることもしばしば・・・これをケヤキとして販売してしまったらサギとなってしまいます。
 こんな偉そうなことを言っていますが着色されたセンノキをケヤキだよなんて言われたら私はそうですか!と答えてしまうことは間違いなく言ってしまうことでしょう?
 またセンノキ以外の呼び名としてホオダラという名で呼ばれることもあります。
 私の愛読書である斐太後風土記の飛彈國産薬品には海桐皮と書いてホホダラとフリガナがうってあります。
 これはハリギリのことを示しているんだな!と思っているのです。
 ただ薬効については書かれておらず何の薬となったのだろうといつも首を捻っています。
 私の持っている薬草資料ではハリギリの生薬利用について書かれているものを見たことがないので推測もできない・・・
 もし知って居る人がご覧になるようでしたらコメントをしていただけると幸いです。
 またウコギ科の落葉高木のハリギリの新芽は山菜となり結構美味しいです。
 でも巨木になるハリギリの頂点にある新芽は私は採りません!何故ならば先端部の葉を採ると頂芽優勢が失われ樹高生長を阻害してしまうと考えているからです。(管理人)


                     天狗の団扇です?
                     



                     


                     何故か伐採されたハリギリの写真を持っていました。直径50センチぐらいの丸太ですので何らかの木工品として加工されたのでしょうと思っています。
                     



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