徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

元気

2010-03-21 17:26:53 | Weblog
 上田の商店街を車で走りながら考えた。街道の商店が頑張っている。子供が小さい頃通った「ユニ」の跡は駐車場で、「ほていや」の跡地はマンションに変わっている。大型店は撤退したようだが、昔からの馴染みの店が頑張っている。「S工芸店」では事業竣工の記念品を求めた。しっかり店を開けている。

予備校や情報処理の専門学校が事業を拡大しているせいだろうか。周辺地域に企業が進出し、集まってくる人がいるということか。駅前というのも魅力だろう。新幹線が停車し一皮むけた感じもする。馴染みの街だが大きく変身している。

ただ一つ、駅前の駐車場が狭く、毎回右往左往することには閉口する。ここだけは何とかならないかと思う。軽井沢のようにパーキングメーターでも付けたらどうか。迎えとは思えない車が多すぎる。

帰りに「K陶器店」による。ここも元気だ。28日は市長、市議会の選挙のようだ。


犠牲

2010-03-20 11:38:07 | Weblog
 在職中から公私にわたりお世話になってきた人の初彼岸である。先ほど線香をたてに行ってきた。私が出会った頃は40歳を出たばかりだったが、農家の先頭にたって事業を進めていた。野菜が出来る時期になると、農政局の事業所の庭にキャベツや白菜を届けてくれた。

私たちはそれを肴に一杯やったものである。当時は30代の役員も何人かいて、とにかく、活力に溢れており、予算が足りないとなると、大臣の私邸まで陳情にいく元気であった。過疎地域を意識するのは、有利な補助金の申請をする時くらいだった。

奥さんが「父ちゃんが外ばかり出ていたので、私は家から出れなかった」と話していたが、確かに家庭を犠牲にするだけで、役得は全くなかった。後年、なんであんなに頑張れたのか聞いたのだが、一言、「誰もが畑が欲しかった」

午後、長女が帰郷するので迎えに行く。


彼岸

2010-03-19 17:13:26 | Weblog
 午前中、2時間ほど「会報」の原稿を打った。スタートはやはり「過疎団体」とした。私が帰郷したのは昭和47年3月である。9年間の東京生活を切り上げた訳だが、当時ふる里は輝いて見えた。前年に過疎の指定を受けたことなど全く感じさせなかった。

キャベツの生産が本格化し、先行していた岩手かんらんを追い越す勢いであり、農家の生産意欲の高さにひどく驚いたことを記憶している。それから三十数年間、農家と共に生きてきたわけだが、キャベツの価格が低迷すれば生産過剰、約束違反と議会からも批判されたのだが、今、誰もそれを言わないのが不思議である。

嬬恋の財政悪化の原因の一つが事業の負担金だが、事業そのもの評価については自分は遠慮する。何といっても当事者の一人なのだ。あの時代に戻ることはないだろうが、子供たちが戻れるふる里にしたい、といつも考えている。

チョッと感傷的な彼岸である。


山道

2010-03-18 14:25:15 | Weblog
 昨夜はいつもより早めの打ち上げとなった。3月定例会は私たちも疲れるが、職員も大変だっただろう。議会対応しながら日常の業務をこなす訳だから、気力も体力も消耗するというものだ。それなら余り細かいことまで聞かないでと言われそうだが、閉会した途端に反省。

今朝は9時前に役場に出かけ、議会事務局に顔を出した。担当は既に一般質問の原稿をおこしていた。議会だよりの編集もしなければならないが、その前に「会報」の原稿を書かなければならない。そうしないと私の定例会が閉会とならない。

確かに、まだ緊張が半分溶けた状態で、完全には日常には戻れない。昼食後、パソコンに向かっているのだが、書き出しをどうするかで思案している。いろいろあった定例会で、どこに重きを置いて全体をまとめるか、決断ができない。

考えがまとまるまで、久しぶりに山道を歩いてくる。

坂道を上って、お堂の横を通ると、友人の奥さん方が落ち葉を掃いている。そうだ、今日は彼岸の入りなのだ。彼岸の間、お堂を訪れる人達のとり持ち役だ。昔は、長男が結婚すると番が回ってきたが、今は年の順になったようだ。私の母親も私が結婚して2年目位に役が回ってきたような記憶がある。

そんなことを考えながら歩いた。何日もサボっていたので、1時間ほど歩くと足が重くなる。昨年の春先を忘れかけている。年をとってもこの性格は直らない。

閉会

2010-03-17 16:39:31 | Weblog
 3月定例会最終日が午後4時に閉会した。補正予算とブロードバンドの工事請負契約を議決して、一般質問に入った。ブロードバンドでは提案された事業計画の内、光テレビの関係について質問した。詳しい内容まで解からなかったが、受信がテレビ2台まで1,500ということらししい。

インタネットについては調べておいたとおり、機器などの利用料等で月額5,460円(税込)。7千円ちょっとで放送も通信もOKいうことになるのか。これについては、もう少し役場の担当に聞いてみる。出きれば「会報」で詳しい報告をしたい。

10時50分過ぎの登壇で、やはり時間の配分に気を使うことになった。傍聴者は誰もおらず、全く緊張もなくどこで終了するかに気を使っていた。2番手の同僚の時間も考えながら、コンパクトに終わらせた。当局の答弁もこちらが端的なので、結構しまっていた気がする。

提案に対しやる気は感じられたので、気を抜かずに後追いをすることだろう。

これから慣例の打ち上げにでかける。変えようとしているのだが、なかなか変えられない。

選挙

2010-03-16 16:23:27 | Weblog
 昨夜は22年度の区長と2年間の役員が決まった。選挙というのはやなもので、当選する人がいれば落ちる人がいる。特に、本人の意思に関係ないので、この選挙は大変である。区長の折、いろいろ改革をしようとしたのだが、なかなか名案はなく、全区一つだったのを5つの小選挙区にしただけで終わった。

午前中、一般質問の最終番を仕上げた。今回はコンパクトにまとめた。最初の質問というか朗読が6分45秒。今までより3分ほど短い。6人の通告者がいるので、時間はいつもより短めにする予定だ。体調が今一つなので、出来るだけ大人しくする。

朝、議会事務局に寄って明日の議案を確認してきた。こういうときは家が近いので便利である。怒られそうだが、散歩の途中でというような感じである。

今日も7時から地デジの会議がある。ブロードバンド光フレッツで放送が受信できるということで、最後は料金の問題なのかと思う。早めに情報化計画を作っておくべきであった。今更いっても仕方がないが。

明日は3月定例会最終日。


芸人

2010-03-15 16:16:21 | Weblog
 昨日は敬老会に出席。挨拶をということで、「皆さんが造った嬬恋ですから大丈夫です」と話した。「財政健全化計画」「過疎指定」と3月に入り紙面を賑やかしているので、心配をしているようだ。首長も見えて3年で約40億の借金を返済したと演説をしていた。

区の伝統である生涯学習発表会を兼ねている。芸人が多い。全く芸のない私など感嘆ものだ。特に女性が元気なことは驚くばかりだ。参加者も多くが女性である。男性の方が隅で小さくなっている。

敬老会の後、2次会、3次会と流れ、家内は完全にあきれ顔である。私も予定が狂い、反省しきりなのだが、ついつい勢いが出てしまった。今夜は区長と区の役員選挙の開票が行われる。これには顔を出さなければ。

尺度

2010-03-13 17:24:51 | Weblog
 友人の母親の四十九日の法要に出席。実は私が中国にでかけるその日に亡くなった。友人の父親と私の母親とはいとこにあたり、葬儀には出なければならない義理があったのだが、何ともしがたく、旅じたくでお悔やみだけ申し述べて失礼した。

後は家内に任せたのだが、充分義理が果たせたかどうかは解からない。どちらといえば、私よりは家内の方が合理的だ。私はどうしても義理人情の尺度が捨てられない。

来客。一時中断。

卒業

2010-03-12 17:06:17 | Weblog
 西中学校の卒業証書授与式に出席。以前、議会の開催日と重なり、途中で議員がこぞって退席し、ひんしゅくを買った。以降、この日は休会になっている。小さなことだが一つ改革。

今年の卒業生65名。累計で6937名。私は何番だったろうか。団塊の世代と呼ばれる私たちの時代は、すし詰めの教室で4クラス。確か180名近かった筈だ。世の中も落ち着き、食糧事情も大分良くなったが、クラブ活動の後に給食の残りを貰うのが楽しみであった。

子供たちを見ていて一つ気が付いたことがある。変な話だが、ニキビの出ている子供が全くいない。これは驚きである。私たちの頃はニキビが青春のシンボルで、気にしながらも大人に近づいた気分を味わっていた。

やはり時代が代わっているのだ。卒業記念合唱に感動。

夕方、議会事務局に顔を出した。17日の一般質問の通告者6名。私はトップだという。何番でもよかったのだが、午前中になるので、議事終了時間によっては時間の配分が難しくなるかも知れない。
通告は「行政評価システム」「大前橋改修」「教育環境整備」の3項目である。質問時間は通常より短縮する予定。

成立

2010-03-11 21:14:42 | Weblog
 本会議が午後まで延び、終了後全員協議会で21年度補正予算案の説明を受け、先ほど帰宅した。22年度予算が議決されたが、一般会計では数人の議員から反対討論があった。その主張には理解できる部分もあり、考えを異にする部分もある。

いずれにしても、2年間で実質公債費比率を25%以下にするという「財政健全化計画」と総額51億2千万円の一般会計予算が成立した。実質公債費比率は21年度決算では25%を切れる筈なので、順調にいけば今年の9月には「財政健全化団体」からは抜け出せると考えている。

なお、起債の制限をうけない18%以下に縮減出きるのは、平成25年の予定だ。今年の予算の争点は、財政再建と停滞する地域経済の活力向上という、2つの大義のどちらに重きを置くかの論争である。

いわば、財政派と経済派とでもいうのだろうか。国も村も同じだ。予算が成立した以上は、2つの大義を目指して施策を執行することだろう。3割自治の地方だけで、どこまで活力を生み出せるか、難しいことは確かだが、その気にならなければ始まらない。

ブロードバンド計画がいよいよスタートする。21年度補正予算に組み込まれている。