徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

土壁

2007-11-24 16:52:08 | Weblog
 妻の叔母の法事を終えて、古民家再生事業の現場を訪問する。二十人近くの若者が懐かしい屑屋の再生に取り組んでいた。

小学生が数人土壁を塗っている。竹を編み、壁土に藁を切り込み練り上げる。幼い頃の記憶が蘇る。

土間があってカマドがあって馬屋があって。囲炉裏端では祖父がデンと構えて、キセルを叩いていた。ふる里の風景。

多分、若者達はそんな情景を知らないだろう。再生に何を求めているのか、一度話をしてみたいと思う。

嬬恋の未来が少し見えるかも知れない。

初冬の午後。