徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

覚悟

2020-04-09 11:28:54 | Weblog

 「王国復活へ新星」 上毛スポーツに嬬恋高校スケート部「嬬恋浅間寮」に4人入寮と載っている。開所以来初めて2人の女子生徒が寮に入るようだ。浅間寮建設当時、村議会の議長という立場で寮建設に携わった者として、感慨深いものがある。

 嬬恋高校は少子化による生徒減少対策として、平成15年度から県の支援を受け、スケート部員の全国募集を始めたが、練習設備には恵まれているのに一人も生徒が集まらず、大きな課題となっていた。その原因を探ると、一番の問題は宿泊施設にあった。スケートの振興は嬬恋高校の存続に関わる問題であり、議会としても危機感を持たざるを得なかった。

 寮の建設も浮上していたが、運営上からの慎重論もあり、方向が定まらない中で、議会として「若い先生方の嬬恋高校に対する覚悟」を聞いてみよう、ということになった。そして、議員と嬬恋高校の運動部監督、コーチと懇談の席をもった。初めての試みであったが、率直な話ができ、スケート部だけでなく野球部などの課題も知ることができた。

 村が、県立高校の部活動のための寮を建設する以上、議会としても村民に対し責任を持たなければならない。そのような観点から先生方の思いを聞かせて貰った。時間を忘れるくらい熱く語る若い先生方のやる気を肌で感じ、議会として早急な寮建設を首長に要望することにした。

 場所等の制約のある中で、当局の努力により無事建設に至ったが、今朝のような記事を見ると、一市井の徒として気持ちが明るくなる。

 


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