徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

倒壊

2010-07-26 18:31:59 | Weblog
 一瞬の風で「栗平」のトウモロコシが倒壊し、ほぼ全滅である。巻き上げるような突風が吹いたので、雨があがるのを待って畑に出たのだが、無残な状況である。春先からの営農が水泡に帰す、という図だが、これが農業と思わざるを得ない。今年は自分で作ったトウモロコシを、東京の友人、知人に送るつもりで例年の倍近く種を落とした。防除も完ぺきで、8月に入れば収穫できると思っていたのだが、残念至極である。

午後、前橋からきた姉夫婦が野菜を採り終え、家に戻ったら降り出した。浅間山の懐が真っ黒な雲に覆われたが、いつものように東に流れると思っていたのだが、みるみる頭上が暗くなり、踊るような雨が家の壁を叩き出す。時間にすれば数分だが、その凄まじさに一瞬、沖縄の台風を思い出した。沖縄の風は吹き上がってくる。窓ガラスさえ押し上げる。若い時分そんな経験をした。

キャベツ畑は大丈夫だっただろうか。