(2023年5月12日)今を去ること320万年前、場所はアフリカ・タンザニアはその地、今の名でオルドヴァイ。今の世にうごめく人々のご先祖様、後にオーストラロピテクスボイセイと呼ばれることになった、猿に似た御仁(彼をジンジャンとする、かつてはジンジャントロプス・ボイセイと呼ばれていた)が木陰に座って石ころを両手に握って「カチカチ」ぶつけ合わせていた。なにやらを作成するつもりらしい。

(当投稿で参考にした書、 “Le Geste et Parole”)
一心不乱の二刻がおよそ3時間、作業の末に出来上がったのがこれ:
石器

どうやって石器を作成するか?民族歴史学の大家André Leroi-Gourhan(1911~1986パリ)はなんと説明しているか “Le Geste et Parole” 動作と言葉(1965年、パリ・アルバンミッシェル出版)を紐解こう―
« Les galets éclatés de la pebble culture répondent précisément à un stéréotype attesté par des millions d'objets. Leur confection suppose deux galets. L'un jouant le rôle de percuteur. L’autre recevant des chocs. Le choc est appliqué sur l'un des bords, perpendiculairement à la surface, et détache un éclat qui laisse sur le galet en tranchant vif, ; deux ou trois éclats successifs font un tranchant plus long et sinueux » (Le geste et la parole, page 133)
礫石文化の手法で加工された石器にはある共通した特徴が挙げられる、それは幾百万の資料から例証されている。打ち下ろす石と打撃を受ける石の2の石を使用すると推察される。両側面の片側に、表面に対して垂直に衝撃が加わり、鋭角の刃筋を残す。2から3回の打撃を続けて刃をより長くかつ曲線を描くように形成できる。(同書133頁)
« Il y a lieu de constater que l'opération implique un seul type de geste, le plus simple : frapper le bord du galet à 90°. Un geste faisant naître un bord tranchant et vraiment le point » (dito)
この点は解明しなければならないが、この作業は一つの、最も単純な動作を課す。それは石の脇に90度で振り下ろす事。この一つの作業が側面に鋭利な角度を作る(同)

LeRoi-Gourhan先生
なるほど振り下ろすとは垂直で腕を振る。この動作が力学的に有利(疲れない)で、かつ衝撃を与える場所、落下点に狙いが定まる。今のジンジャンでもサピエンスでもこれは同じでしょう。
ここからが部族民(蕃神)の論点 ;
石器の中でも最も原始的とされる握斧、製作はいくつかの過程に分解できる。各過程はかならず良+(プラス)か不良-(マイナス)の結果が生まれる。種石(石器となる石)の先端部を打石(ジンジャンが探しだした材料と治具)で振り叩いて辺に鋭角を作る。石器の形状を決めるのが種石への最初の振り下ろし、これに成功+を決めなければ、次に進めない。打石をおとす箇所と力加減を適切にしなければ破断面の鋭角が取れない、わずかにも入れ過ぎた力がNGで-。せっかくの種石は使い物にならない。振り下ろしと叩き削ぎ、幾度かの繰り返しの全てを+に成功すれば切り口も鋭い握斧をジンジャンはモノにできる。
不良-は油断一瞬でたちどころに台無しで、良+に上げる作業は厳しい。種石に打ち込む箇所はミクロン単位の制約を受ける。2択ながら、成功確率は不良NGの100分の1ほどであろう(数値は全くの推測です)。
ジンジャンがミクロンの精度を制せない不器用だったら、彼と家族の腹は肉にありつけず腹が減ったままだ。早死する、不器用は子孫を残せない。器用ジンジャンは肉をたっぷり食える。嫁さんなんか選り取り見取り。一番ヤバイい、猿顔からはほど遠い笑顔の娘を選べる。子供にも肉を食わせるから成長する。子孫も繁栄する。
石器がヒト属未来をカッコたるものとした。
石器の作り方教室 1 の了(5月12日)

(当投稿で参考にした書、 “Le Geste et Parole”)
一心不乱の二刻がおよそ3時間、作業の末に出来上がったのがこれ:
石器

どうやって石器を作成するか?民族歴史学の大家André Leroi-Gourhan(1911~1986パリ)はなんと説明しているか “Le Geste et Parole” 動作と言葉(1965年、パリ・アルバンミッシェル出版)を紐解こう―
« Les galets éclatés de la pebble culture répondent précisément à un stéréotype attesté par des millions d'objets. Leur confection suppose deux galets. L'un jouant le rôle de percuteur. L’autre recevant des chocs. Le choc est appliqué sur l'un des bords, perpendiculairement à la surface, et détache un éclat qui laisse sur le galet en tranchant vif, ; deux ou trois éclats successifs font un tranchant plus long et sinueux » (Le geste et la parole, page 133)
礫石文化の手法で加工された石器にはある共通した特徴が挙げられる、それは幾百万の資料から例証されている。打ち下ろす石と打撃を受ける石の2の石を使用すると推察される。両側面の片側に、表面に対して垂直に衝撃が加わり、鋭角の刃筋を残す。2から3回の打撃を続けて刃をより長くかつ曲線を描くように形成できる。(同書133頁)
« Il y a lieu de constater que l'opération implique un seul type de geste, le plus simple : frapper le bord du galet à 90°. Un geste faisant naître un bord tranchant et vraiment le point » (dito)
この点は解明しなければならないが、この作業は一つの、最も単純な動作を課す。それは石の脇に90度で振り下ろす事。この一つの作業が側面に鋭利な角度を作る(同)

LeRoi-Gourhan先生
なるほど振り下ろすとは垂直で腕を振る。この動作が力学的に有利(疲れない)で、かつ衝撃を与える場所、落下点に狙いが定まる。今のジンジャンでもサピエンスでもこれは同じでしょう。
ここからが部族民(蕃神)の論点 ;
石器の中でも最も原始的とされる握斧、製作はいくつかの過程に分解できる。各過程はかならず良+(プラス)か不良-(マイナス)の結果が生まれる。種石(石器となる石)の先端部を打石(ジンジャンが探しだした材料と治具)で振り叩いて辺に鋭角を作る。石器の形状を決めるのが種石への最初の振り下ろし、これに成功+を決めなければ、次に進めない。打石をおとす箇所と力加減を適切にしなければ破断面の鋭角が取れない、わずかにも入れ過ぎた力がNGで-。せっかくの種石は使い物にならない。振り下ろしと叩き削ぎ、幾度かの繰り返しの全てを+に成功すれば切り口も鋭い握斧をジンジャンはモノにできる。
不良-は油断一瞬でたちどころに台無しで、良+に上げる作業は厳しい。種石に打ち込む箇所はミクロン単位の制約を受ける。2択ながら、成功確率は不良NGの100分の1ほどであろう(数値は全くの推測です)。
ジンジャンがミクロンの精度を制せない不器用だったら、彼と家族の腹は肉にありつけず腹が減ったままだ。早死する、不器用は子孫を残せない。器用ジンジャンは肉をたっぷり食える。嫁さんなんか選り取り見取り。一番ヤバイい、猿顔からはほど遠い笑顔の娘を選べる。子供にも肉を食わせるから成長する。子孫も繁栄する。
石器がヒト属未来をカッコたるものとした。
石器の作り方教室 1 の了(5月12日)
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