goo blog サービス終了のお知らせ 

蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

悲しき熱帯 夕日考 Youtube 投稿

2025年07月15日 | 小説

(2025年7月15日)船上では: 8000キロの船路、デッキには誂向きの椅子、毎夕、日の落ちる様を座りながめた。太陽と空、水平線。それらが午後の遅くから日没まで、日の弱まりとともに影と色、移り行く西空のしたため様は全文8頁、本書悲しき熱帯、旅の紙片(feuille de route) 章に、イタリック体で掲載される(本書67~74頁)。7文節に分け、あらましと訴えかけの鍵となる原文を引用し拙訳を添えた。

夕日考 本文 :
第一節:ギリシャ人は朝日と夕日を区別していなかった。地上の一点は感じられない動きで、太陽の光を受けながらそれから遠ざかる境界に運ばれる。夜の闇は朝日を迎える地点に移動する。正しく地動説を捉えていた故に、時刻とはこれだけの動きと信じていた。しかしこの理解は一の重要点を見逃している。朝日と夕日には大きく異なり、その差異は他のいかなる気象現象の差より大きいのだ。


夕日に立ち上る雲を伽藍に例えた


動画リンク https://youtu.be/H1kUIoV5DTQ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悲しき熱帯2 構造主義 マル... | トップ | Youtube人類学講座、2024~25... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

小説」カテゴリの最新記事